新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

富岡製糸場

2014-04-26 20:58:00 | 日記


歴史の教科書で一度は目にしたことがあると思います。近代日本の黎明期に誕生し、その後の近代産業の礎となった官営富岡製糸場。4月26日未明、国際記念物遺跡会議(ICOMOS)はユネスコおよび世界遺産委員会に対して、富岡製糸場と絹産業遺産群を世界遺産に登録するように勧告しました。6月には正式に世界遺産に登録される見通しです。登録されれば日本の近代遺産としては初となります。

富岡製糸場は明治政府の殖産興業政策と日本の工業近代化を目指し、1872年に群馬県富岡に官営工場として設立されました。フランスの技術を導入した当時としては世界最大の製糸工場となり、ここで生産された生糸が海外に輸出されて近代日本黎明期の産業の発展を支えました。

後に民間に払い下げられ最終的には片倉工業が保有し、1987年まで操業していました。工場内はそのときに使われていた繰糸器が保存されています。また建物も明治時代の建物がそのまま残されています。

富岡製糸場へは高崎から上信電鉄線に乗り上州富岡駅下車です。 


蓄電池駆動電車EV-E301系

2014-04-19 21:18:08 | 鉄道


3月のダイヤ改正からJR烏山線で運転が開始された本邦初の蓄電池駆動電車EV-E301系に乗ってきました。
EV-E301系電車はJR東日本が研究・開発を進めてきた蓄電池駆動電車システムを使った営業用電車で、量産先行車1編成2両が総合車両製作所で製造され、小山車両センターに配置されています。そのシステムは、大容量のリチウムイオン電池を1両あたり5個、2両編成で10個を床下に搭載し、電化区間(宇都宮ー宝積寺間)ではパンタグラフから集電した電力で通常の電車と同様に走行、同時に蓄電池への充電を行います。非電化区間(宝積寺ー烏山間)ではパンタグラフを下ろし蓄電池の電力を使用して走行、減速時には回生ブレーキを使用し、発生した電気で走行により消費した電力を充電します。折り返し駅(烏山・宝積寺駅)ではパンタグラフを上昇させて構内に設置された架線から蓄電池へ急速充電を行います。
文字だけではよくわからないと思いますので、車内モニターに表示された図を撮ってきましたので、そちらをごらんいただきながら解説をいたしましょう。ちょっとぶれて見づらいかもしれませんが。

烏山の一つ手前の滝駅に到着するEV-E301系電車です。屋根にはパンタグラフが乗っているのですが、折り畳まれています。到着時はVVVFインバーター車両のモーター音がして、ちょっと違和感があります。

非電化区間の駅で停車中は蓄電池の電力を電源にして空調や照明を動かします。とはいえ蓄電池の電力を直接供給するのではなく、SIV(静止インバータ)を介して電圧を下げて空調や照明に利用しています。

発車時に運転士がノッチを入れると蓄電池の電力を制御装置を介してモーターへ供給。するとVVVFインバータ車独特の起動音がして列車は動き出します。もちろん加速を終えて惰行運転に入るとモーターへの電力供給は絶たれ、停車時と同じように蓄電池の電力は空調等に使われます。


駅が近づきブレーキをかけると今度はモーターが発電機となって電気を起こします。これが回生ブレーキと呼ばれるブレーキで、回生ブレーキによって発生した電気によって蓄電池へと充電されます。

終点に到着すると、パンタグラフが上昇し、消費した電力を今度は架線からの電力で蓄電池へと急速充電します。その時間わずか5分。驚くほどのスピードで充電が完了します。そして発車までの空調や照明への電気の供給は架線からの電力を使用します。このような仕組みで蓄電池駆動電車は運転されています。
烏山線にこの蓄電池駆動電車が導入されたのは、現在の蓄電池の容量で問題なく運行できる距離であったこと、また電化区間に乗り入れの運用があり、電化区間での充電が可能なことから烏山駅に充電設備を設置して、今回の運転開始となりました。今後烏山線で運転されている気動車はこのEV-E301系で置換えられる予定です。
烏山線は直流電車ですが、JR九州では交流電車を使った蓄電池駆動電車システムの試験が行われているようで、実用化されれば九州の非電化区間でもこのシステムを使った電車がお目見えすることになるかと思われます。将来的には交換駅などに充電設備を設置して充電できる体勢が整えば、非電化区間を走る電車が増えることでしょう。
架線がなくても「電車」が走ることが当たり前のことになる時が近くに来ているのでしょうか。 


東北いぐべさ新幹線

2014-04-19 09:56:49 | 鉄道

東北新幹線やまびこ・つばさ号に乗ってぶらり乗り鉄です。
今日は烏山線に登場した新型電車に乗りに行く予定です。最新の技術を使った電車を見てきます。
東北・上越新幹線乗り場には、警察官の姿が多く見られます。誰か来るのかな?

春のSLもおか号~3

2014-04-06 20:23:54 | 鉄道

SLもおか号の撮影を終えて、お花見をします。

踏切から見るとこんな感じ。桜並木のある方に住宅地があり、線路を挟んだ反対側は農地になっています。線路沿いの畑は一面の菜の花です。

住宅地の中を流れる桜川と言う小さな川の両岸にはしだれ桜が花を咲かせていました。

振り返ると線路沿いのソメイヨシノとしだれ桜が。濃淡のピンク色の競演です。
踏切を渡った辺りで下館行きの列車が通過しているので、真岡駅まで花見をしながら歩いてみることにします。

住宅地の中の遊歩道に見事に花を咲かせた桜がずらりと並んでいました。こうして並んで咲いていると迫力あります。このみちを桜を眺めながらぶらーり。

一級河川利根川水系五行川のさらに支流に当たる行屋川にも桜並木が続いていました。川沿いの遊歩道を花見をしながら歩きます。満開の桜を眺めながら歩くのもまたいいものです。

真岡小学校近くの城山橋の上から。橋の欄干には桜のレリーフがあったので、桜並木とともに撮ってみました。
桜を眺めながら真岡駅まで歩き、駅近くのモスバーガーでちょっと遅めの昼食。そのあと真岡駅に併設されているSLキューロク館を見てから、上りSLもおかまで時間があったので益子まで列車に乗りますが、なんだか急に眠たくなってきたのと歩き回って疲れてきたので、上りSLもおか号の撮影はやめにして益子から下館行きに乗り、下館から関東鉄道常総線、つくばエクスプレス、JR武蔵野線、東京メトロ東西線を乗り継いで帰宅しました。 


春のSLもおか号~2

2014-04-05 20:40:05 | 鉄道

風の強い中SLの時間まで待っていると、真岡駅を発車する汽笛の音が聞こえてきます。ほどなく汽笛とドラフト音が近づいてきて、SLもおか号が姿を現しました。

平坦線で加速も終わっている頃なのであまり煙は期待してませんでしたが、煙突からは煙が豪快に出ていました。が、風に流されて何とも締まりのない煙となっていました。

夢中でシャッターを切っていると、丁度鉄橋に差し掛かる頃にシリンダーからドレインが吐き出され、白い煙が吐き出されました。

列車が近づいてくると今度は機関車にあわせます。煙も程よく煙突から流れ、いい具合に撮れました。牽引している蒸気機関車はC12形タンク式蒸気機関車で小型機の部類に入りますが、小さいとはいえ蒸気機関車はやはり迫力があります。

さらに追いかけていきます。この角度から見る蒸気機関車もなかなかの迫力です。
わずかな時間ですが、連写モードで撮影したのでいい写真が撮れました。