新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

30年

2017-03-31 18:58:40 | 鉄道

今から30年前の1987年3月31日、日本の鉄道で大きく歴史が動きました。
それまで全国的に運営をしていた日本国有鉄道が、国鉄改革により終焉を迎え、JRグループ7社に分割民営化されました。
30年前にはJR旅客鉄道会社3社のうち本州3社(JR東日本、JR東海、JR西日本)は株式上場を果たすと思われており、3社とも上場を果たしました。一方三島会社(JR北海道、JR四国、JR九州)は上場は難しいと言われていました。
しかし、案に反してJR九州は2016年に株式上場を果たしました。一方でJR北海道は様々な要因により鉄道事業の存続の危機に陥っており、今後どうなるかが不透明な状況です。
北と南で対照的ですが、JR九州は発足当時から西鉄系の高速バスネットワークとの熾烈な争いがあり、それに対応するために発足翌年に783系特急電車を投入、さらに外部デザイナーの採用によるデザイン列車戦略、さらには事業の多角化により鉄道事業だけではない、いわゆる私鉄型経営を行なった結果上場にこぎつけました。

30年前。中学生の私は国電フリーきっぷ(現在の都区内パス)を使い国鉄最後の乗車をして、夜にさよなら国鉄の特番を見ていました。日本テレビが力を入れていた印象があり、東京駅12番ホームを貸し切って中継をしたり、のちに本社がやってくる汐留貨物駅にも中継を出していたりしていました。当時の日テレアナツートップの徳光氏、福留氏が司会進行をしていました。
ちなみに国鉄最後の日に有効だった謝恩フリーきっぷは、当時国鉄駅のなかった市川市行徳地区に住んでいたので、発売前日に船橋の親戚宅に泊まり、船橋駅に早朝から並びましたが、買えませんでした。
中学生だったのによく親が許してくれたと思います。それだけあの日はすごい日だったのでしょう。

小田急ロマンスカーEXE α

2017-03-28 18:41:17 | 鉄道
3連休の中日の3/19になんとなく小田急ロマンスカーに乗りたくなり、11時ごろに出かけました。東京駅から中央線快速電車に乗って、iPhoneで時刻表と空席状況を確認。1230のはこね25号VSEは満席。1310のはこね27号EXE10に空席があったのでそれに決めて新宿へ。

そういえばEXE αが運転開始しているなあ…と思い、何気なく調べると、はこね27号が該当列車でした。新宿駅に着いてからはこね27号特急券を買って、いつものロマンスカーカフェでコーヒーを飲みながら列車の到着を待ちます。

1253に折り返しとなるさがみ76号で到着。新しいロマンスカーの登場に連休のホームがざわめきます。

EXE αは30000形EXEをリニューアルしたもので、VSEやMSEを手がけたデザイナー岡部憲昭氏のデザインによるものです。車体はハーモニックパールブロンズからムーンライトシルバーとディープグレイメタリックのツートンに、ロマンスカーのイメージカラーのバーミリオンがラインとして入っています。
車内もリニューアルされており、VSEにも似た内装になっています。座席はEXEでも人気の重厚な座席がそのままリニューアルされており、どっしりとした座り心地は健在でした。

リニューアルは日本車輌で行われましたが、車内の製造銘板は2016年のリニューアルの時のみ。リニューアルというよりも新車という感じになっています。

小田原までの乗車なので、小田原回転の10号車が指定されていました。小田原までは70分。新宿駅で買ったお昼を食べて、車窓を眺めて過ごしました。


週末パスで乗り鉄2017〜12

2017-03-22 20:00:29 | 旅行


上越妙高駅から長野駅までは新幹線で。上越妙高1259発東京行きはくたか562号に乗ります。長野までなので自由席にしましたが意外なことに空席が多く座れました。JR東日本とJR西日本の会社境界は上越妙高駅ですが、乗務員は長野駅で交代なのでJR西日本の車掌さんが乗務していました。トンネル区間を抜けて長野に1318に到着。このまま乗っていれば東京には15時前に到着するのですが、下車して次の列車に乗り換えです。下車すると反対側のホームには後続のあさま号が停車していました。

長野駅ビルをしばらくふらついてから、長野1404発名古屋行き特急しなの16号に松本まで乗車。日曜日ともあり8両編成で運転しています。しなの号はJR東海から乗り入れ特急ですが、長野県内の需要も多く、長野ー松本間でも比較的乗客が多いです。

反対側のホームにはしなの鉄道の観光列車「ろくもん」が停車していました。水戸岡鋭治氏デザインのこの列車では食事が提供されており、軽井沢までの車中で信濃の景色を楽しみながら食事を楽しむことができます。
1404に長野を発車。篠ノ井からは篠ノ井線に入り冠着トンネルへ向けて勾配を登ってゆきます。やがて車窓には姨捨駅付近から眺める善光寺平の風景が広がります。

四季島でもこの景色を楽しむことができる姨捨の景色は何度見てもいいものです。特急列車だとあっという間に過ぎてしまいますが。姨捨を過ぎ冠着トンネルを抜けたあたりで寝てしまったようで、気がつけば列車は松本駅到着間近でした。松本には1452に到着。一旦下車して駅の売店でアルクマそばを買っておきます。

松本からの帰りは1519発新宿行き特急あずさ24号。事前に指定席を取った時は空席が多かったのですが、あずさ号は直前予約が多いので、先ほど下車した時に切符売り場で見た空席表示では、ほぼ満席の表示が出ていました。

発車まで時間があったので松本車両センターに止まるE353系を撮影に。E351系、E257系で運転されているあずさ号置き換え用の車両ですが、量産先行車が試運転をしているまま未だに量産車の話が出て来ません。
あずさ24号は長野行きしなの号遅延の影響で5分遅れの1524頃発車。塩尻、岡谷、上諏訪と停車するたびに乗客が増え、茅野でほぼ満席となりました。隣にも春先の八ヶ岳登山をして来たと思われる中高年が座りました。持って来た本も小淵沢までに読み終えてしまったので、音楽を聴きながらしばしウトウトします。ウトウトしているうちに甲府も過ぎ、笹子トンネルも抜けていました。大月も5分遅れで発車したようで、このまま遅れていれば高尾からのE電区間でさらに遅れるのかと思えばさにあらず。なんと快速電車に挟まれて走るE電区間で遅れを取り戻したらしく、終点新宿には定刻1807に到着。
新宿からは中央線快速電車で東京駅へ。埼京線とりんかい線の直通電車に乗れば少し時間はかかりますが、楽に帰れるのですが、週末パスでりんかい線に乗れないので東京駅経由での帰路になります。春休みで混雑している東京駅を歩き京葉線に乗って、これまた春休みで混雑する舞浜へ帰宅しました。 


週末パスで乗り鉄2017〜11

2017-03-22 19:10:03 | 旅行

新潟駅では1時間ほどあるのでホームでしばし撮り鉄。

新潟地区では新型電車E129系が急速に増え、新潟駅での光景もすっかり変わってしまいました。かつての主力であった115系の姿はほとんどなく、ステンレス製の電車が幅を利かせていました。

そんな中1本だけ越後線吉田発新潟経由の長岡行き普通電車が115系で姿を現しました。115系の姿を見るとなんとなく安心しますね。115系を撮ってから次の電車の発車ホームへ向かいます。

次に乗る電車は1021発上越妙高行き特急しらゆき4号です。特急しらゆきは北陸新幹線開業で廃止になった特急北越号に代わり、新潟県内を走る特急として運転されています。車両は常磐線から移動して来たE653系。塗装変更のほか耐寒耐雪対策を施しています。

反対側のホームには1013発酒田行き「きらきらひな街道」号が停車していました。「きらきらうえつ」として運転されている列車ですが、3月中は「きらきらひな街道」として運転されているようです。
特急しらゆきは1021定刻に新潟駅を発車。信越本線を走ってゆきます。先ほどの新幹線でも感じたのですが、新潟周辺は雪は残っていなく、長岡が近づくにつれて次第に積雪が増えて来ます。新潟と長岡では雪の降りが違うのでしょうか。1117発の長岡を出たところで早めの昼食。雪景色を眺めながらお昼ご飯です。

柏崎を出ると列車は日本海沿いを走ります。とくに鯨波ー柿崎間はほぼ海岸沿いを走る信越本線随一の車窓区間です。穏やかな日本海を眺めながら走り、直江津からはえちごトキめき鉄道線に入って1225に終点上越妙高駅に到着。

写真を撮ってから改札口を出て北陸新幹線に乗り換えます。 


週末パスで乗り鉄2017〜10

2017-03-20 20:52:23 | 旅行

席に戻る前にカフェカウンターでコーヒーとスイーツを買って戻ると浦佐駅に到着する頃でした。

さて座席へ戻ったところで11号車のご紹介です。11号車は普通車指定席ですが、元こまち号のグリーン車を改造したものでグリーン席が並んでいます。車内のコンセプトは”五穀豊穣””祝祭”そして”光”です。そのコンセプトをイメージさせるために越後湯沢入線時からこの車両の全てのシェードが降りていました。

駅構内やトンネル内ではシェードの模様も見えていますが、新幹線はトンネルを出ると

黄色い色のシェードを通して外の光が入って来て、車内が淡い黄色に包まれます。
新幹線という特別な空間、光と早さから生まれるアートです。トンネルの多い上越新幹線ならではの作品だと思います。ただしトンネルの多い区間は越後湯沢ー長岡間で、長岡から越後平野を走るのでこの作品を楽しむのなら越後湯沢ー長岡間ですね。

座席に戻り、スイーツとコーヒーを楽しみます。魚沼産米粉のパウンドケーキと佐渡クリームチーズのレモンケーキです。コーヒーは燕市のツバメコーヒーのブレンド。程よい甘さがコーヒーと相まって美味しゅうございました。
現美新幹線は最高速度210km/hで新潟へ向かいます。長岡駅に着くと東京ゆきのMaxときの車窓から一斉にこちらに目が向けられています。この列車の指定席に修学旅行か学生団体が乗車していましたが、その学生たちも一斉にこちらに目を向けていました。それだけインパクトがあるのでしょう。

美味しいコーヒーとスイーツ、そして現代美術を楽しんでいると新潟に0914に到着。楽しい時間はあっという間です。

新潟駅でも現美新幹線を撮影。新幹線の窓から見る作品もまた違った魅力があります。ひとしきり撮影をしてから改札口へと向かいました。