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岡山・広島の旅と言いながらJR四国の駅名標が出てくるのはなんとも不思議です。この時自分でも、なんで四国にいるんだろうと思っていました。そんなことを考えながらも岡山ゆきの特急南風18号を待ちます。
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丸亀1603発岡山ゆき特急南風18号はアンパンマントレインで到着しました。1号車の指定席に乗ります。
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デッキに入るとアンパンマンの仲間達がお出迎え。
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そして車内はアンパンマンワールド全開です。この1号車の指定席部分は「アンパンマンシート」として販売されており、指定券も「南風18アンパンマン」となっています。壁面・天井はもとよりロールカーテンもアンパンマン。
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座席にもアンパンマンとその仲間達の顔が描かれており、お子様には非常に楽しい車内となっています。乗車した列車にも祖父母と孫家族が乗っていました。子供よりおじいちゃん、おばあちゃんが興奮しているのは微笑ましい限りです。
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ここまでアンパンマン仕様の列車を走らせているのは、JR四国の運行地域の高知県高知市が原作者のやなせたかし氏の出身地であり、また同氏のふるさとである高知県香美町に香美町やなせたかし記念館アンパンマンミュージアムがあることから、土讃線の利用促進のため2000年より土讃線特急南風号で運行を開始しています。運行開始より人気があり、やなせたかし氏の「鉄道で四国をアンパンマンワールドに」との意向により予讃線、高徳線、徳島線、瀬戸大橋線へと展開してゆき、現在は土讃線特急南風号、予讃線特急しおかぜ・いしづち号、宇和海号、徳島線特急剣山号、瀬戸大橋アンパンマントロッコ号が運転されています。また高知市の路面電車とさでん交通や、アンパンマンミュージアムへの路線バスにもアンパンマン電車やバスが運転されています。
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車内以外は特に変わりはないので、瀬戸内海を渡る風景を見ながら走ります。ディーゼル特急なので騒音を低減するために瀬戸大橋区間はゆっくりと走ります。本州に入り本四備讃線を走って岡山へ。終点岡山到着前にアンパンマンの案内放送が入って1641に岡山に到着。
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岡山到着後にホームを変えて2分前に到着していた出雲市からの特急やくもを撮りに行きます。スーパーやくもリバイバルカラーの電車なので撮り鉄に混じって、お邪魔にならないように撮ります。やくも号を撮影して駅を出て、ホテルへ戻る前にもうひと頑張り。駅前の路面電車乗り場から電車に乗って城下電停へ。
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17時を回った頃ですが、まだまだ日が落ちるまでに時間がありそうなので、岡山城へ。
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岡山城は戦国大名の宇喜多氏によって築城され、宇喜多秀家により整備されています。関ヶ原の合戦の後、西軍についていた宇喜多氏から小早川秀秋に与えられています。小早川氏断絶後は池田輝政の次男が入府し、以後、岡山は池田氏の系譜によって統治されています。岡山大空襲により天守は焼失してしまったため、現在の天守は外観を復元したものですが、不等辺五角形の形状をした天守は焼失前の天守の外観を再現しています。
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正面から見ると形はよくわかりませんが、旭川の川畔から見るとややいびつな形状がわかり、天守が不等辺五角形であることが理解できます。
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こちらは寛永年間に建てられ、現存している月見櫓。重要文化財になっています。
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岡山城天守は現在は資料館になっているので、中には入らず外観だけ見て城を後にします。岡山城から県庁前電停まで歩いて行き、電停のちょっと先にある岡山の百貨店天満屋に寄って夕食でも買おうかと思いましたが、あまり食指の動くものがなかったので、県庁前電停へ戻り路面電車に乗って岡山駅前へ戻ります。
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電停近くの商業施設内のスーパーで夕食を買ってホテルへ戻ります。路面電車の走っている町はやはりいいですね。
理由として、安心と安全なキャラクターの使用が好ましいことと、アンパンマンのアニメで「顔がぬれて力が」というシーンがかつての京急1500形電車や新1000形ステンレス車、相鉄8000系電車の事故を連想させて不吉・不適切なことと、京急沿線にはアンパンマンがきらいでセラムンやプリキュア、相鉄沿線にはアンパンマンがきらいでセラムンやアイカツ、からかい上手の高木さん、ポッピンQ、怪盗ジャンヌが好きな人が多いためです。