新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

竜飛海底駅

2013-08-11 20:20:44 | 鉄道


津軽海峡の下を貫く青函トンネルの青森県側のトンネル内にある竜飛海底駅。元々は青函トンネル建設時に斜坑が掘られた場所で、完成後は緊急時の乗客避難場所として作られたところを、見学用に本坑内に狭いホームを作り駅としていました。駅とはいえ地上との出入りはできず、見学整理券を購入した乗客のみ見学できる駅でした。北海道側に吉岡海底駅、青森県側に竜飛海底駅が作られ、吉岡海底駅はJRで一番低い標高にある駅となっていました。
しかし北海道新幹線の工事のため2006年に吉岡海底駅が休止され、竜飛海底駅も2013年11月で休止、2014年には両駅は廃止されることになりました。

今を遡ること20年前。大学1年生の夏休みにバイトで貯めたお金で初めて北海道旅行をした際に、竜飛海底駅と吉岡海底駅を訪れました。この当時はまだ複数の海底駅見学列車が設定されており、早朝に札幌からの夜行快速ミッドナイト号で函館に着いてから、函館発函館ゆきの吉岡海底駅見学列車と、午後の函館発青森行きの竜飛海底駅見学列車を組み合わせて両駅に降り立ちました。青森からは折り返し函館に戻り函館で宿泊しているので、都合3回も青函トンネルに入っていることになります。
この当時はまだ海峡線の列車が快速海峡号だったころで、見学整理券にはZ539海峡○号と表記されていました。見学者は12号車が指定されており、行きと帰りの列車で同じ座席に着席していました。見学整理券はマルス口座が少なかったのか、快速列車なのに急行券・指定券の口座を利用していました。ちなみに列車名のZ539とは青函トンネルの全長が約53.9kmであることからゾーン539と呼ばれており、その略称です。

こちらは吉岡海底駅の駅名標。竜飛海底駅では見学者用のスペースにあった駅名標をとりましたが、吉岡海底駅では列車到着まで時間があったようなので青函トンネル本坑にあった駅名標を撮っています。