新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

大井川でトーマスを〜1

2021-06-28 19:35:38 | 旅行
未だまん延防止等措置が展開されている時期ですが、大井川鐵道で走るきかんしゃトーマスの緑色バージョンを撮影すべく、感染防止対策をして静岡へ向かいました。いつもならレンタカーを借りて深夜の東名高速と新東名高速を走り、大井川鐵道沿線で撮影をするのですが、ほぼ前日に行くことを決めたようなものなので、新幹線で行くことにしました。大井川鐵道の電車は本数が少なく、上下列車を組み合わせても待ち時間がありそうですが致し方ありません。一応暇つぶしのものを持って行くことにします。

東京から静岡へ向かう最初の新幹線である、東京0633発の名古屋ゆきこだま701号で出発。時節柄東京駅も新幹線も閑散としていました。このこだま701号は自由席車両が2両少なく、1~6号車と15,16号車の7両。最後尾の16号車に乗りますが、乗客も数える程度しかいませんでした。東京駅を発車してから、お弁当で朝食を食べてから本を読んで過ごします。

富士山は雲に隠れながらも頂上を見せていました。各駅停車のこだま号とはいえそこは新幹線。最高285km/hで走り、静岡までは1時間ちょっとで着いてしまいます。

静岡には0748着。ここで在来線に乗り換え。在来線ホームで待っていると、隣の新幹線ホームにN700Sが入ってくるのが見えました。0806発浜松ゆき普通電車に乗り換えて金谷を目指します。車内には明らかに同じ目的の人間もちらほら乗っているのがわかります。金谷には0839着。

金谷から大井川鐵道の旅。トーマスに乗るような家族づれや、カメラを持った人たちがいる中、窓口で大井川本線フリーきっぷを購入。旧国鉄の常備式券を模したきっぷを持って電車に乗ります。

元近鉄16000系に乗車。今や本家でも見られなくなった近鉄特急カラーです。先ほどまで乗っていた新幹線と違い、折り返し千頭からトーマスに乗るような子供づれや、ご立派なカメラを持った人などで窓側がほぼ埋まるぐらいの活況です。トーマスさまさまといったところでしょうか。0859に金谷駅を発車。車から見た風景を見ながらのんびりと過ごします。

いつも下り千頭行きのSLを撮影する抜里の踏切や、
地名ー塩郷間で見られる大井川と塩郷ダム、塩郷の吊橋など、いつも車から見る景色を電車から見ています。なんだか不思議な感覚になっているのは気のせいでしょうか。車を運転しながらだとあまりゆっくり見れませんが、電車に乗っているとゆっくり見れます。当たり前ですが。

見たことある景色を見ながら、千頭までのんびりと過ごし、終点千頭に1015着。トーマスフェアへ向かう子供づれがいそいそと下車してゆきます。

トーマスフェアの会場に入るには入場料金が必要なのですが、ホームからでも展示されている車両を見ることができます。パーシー、ヒロ、ジェームスの3両が並んでいますが、いずれも大井川鐵道が所有していた国鉄型蒸気機関車を改装したものです。パーシーはC12型蒸気機関車、ヒロは9600型蒸気機関車、ジェームスはC56型蒸気機関車を改装しています。ジェームスだけは本線走行可能な車両ですが、ここ数年火が入っておらず、保存機のようになっています。
大井川鐵道では4両の稼働SLのうち、C11 227号機はトーマスに変身、C10 8号機が解体修繕中で、C11 190号機も検査に入っており、ジェームスになっているC56 44号機まで手が回らないのが実情でしょうか。そのためトーマス号のみがSLで運転となっており、定期列車のかわね路号は電気機関車牽引となっています。
一度改札を出て駅そばの道の駅奥大井音戯の里でトイレを借りてから、千頭1048発の金谷行き普通電車に乗り込みます。さすがに乗っている人はいなく、次の目的駅である駿河徳山まで嘘のように空いていました。1100着の駿河徳山駅で下車します。