新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

週末パスで乗り鉄2022春〜2

2022-03-30 19:43:22 | 旅行

松本で1時間ほど余裕を持ち、1106発長野ゆき特急しなの5号に乗ります。松本駅周辺をブラブラしたり、書店に入って本を買ったりします。鉄道雑誌の最新号が発売されていたのでそれを買っておきます。それでも発車時刻まで時間があったのでアルピコ交通上高地線の乗り場へ。
アルピコ交通上高地線は昨年の豪雨で田川橋梁の橋脚が傾くなどの被災により、松本ー渚間が不通となっています。そのため上高地線ホームである7番のりばには3000形電車が取り残されています。


かつて松本電鉄上高地線で使用されていたモハ10形の塗装をラッピングされた編成が留置されており、階段から降りてくる側の運転台には不通のお知らせと、代行バスののりばの案内などが掲示されていました。不通区間の松本ー渚間はバスによる代行輸送となっており、渚ー上高地間で電車の運転が行われています。

線路は錆びており、もの悲しげに走れない線路を眺める電車の心中はいかほどでしょうか。

乗車する特急しなの5号は驚きの10両編成。名古屋からやってくる列車なのですが、JR東海の383系は増結も容易にできるため基本編成の6両編成に4両・2両の増結編成を組み合わせて最長10両編成で運転されています。

長野行きはパノラマグリーン車を先頭に到着します。写真を撮ってから3号車の指定席に座るとすぐに発車。しなの号は名古屋から松本・長野方面への列車ですが、商都松本と県都長野を結ぶ特急の役割も果たしています。もっとも松本まででお客さんは降りてしまい、長野へ向かう人は少なくなってしまいますが。

松本を発車してからも車窓は雪景色が続きます。先ほど松本で買ってきた雑誌をめくりながら過ごします。雪景色は冠着あたりまで続き、列車は冠着トンネルへ入ります。

冠着トンネルを抜けると雪はすっかり消え、姨捨駅付近から見える善光寺平は全く雪が残っていませんでした。あまりの車窓の変化にちょっと驚きます。姨捨から坂道を駆け下りて善光寺平に降りると北陸新幹線と並走して、長野には1158に到着。

長野では一旦改札口を出ますが、新幹線まで10分しか乗り継ぎ時間がないので、改札口前の1998長野冬季五輪のシンボルマークを撮るのが精一杯でした。
乗り換えの新幹線は1208発金沢ゆきはくたか559号。新幹線と一緒に先ほどのしなの号の特急券を買っておけば乗り継ぎ割引で半額になったのですが、急遽決めたので無割引の特急券となってしまいました。ホームに降りるとすでに列車は到着しており慌てて乗り込みます。
 

この日のはくたか559号はJR西日本所属のW7系で運転されていました。席に着くとすぐに発車して北陸ロマンのチャイムが流れます。長野で降りる人もいたので空席もありますが、そこそこ混んでいるといったところでしょうか。もっとも、富山・金沢へは後続のかがやき525号の方が早く着くので、かがやき号が通過する駅までの人たちでしょうか。


上越妙高までのわずかな時間ですが新幹線の車窓を楽しみます。飯山駅手前では千曲川を渡河。今日はこれからのこの川の河口まで行きます。長野からはトンネルを抜けただけですが、もう雪景色になっています。さらに進むと上越市付近は雪深くなっていました。今年は雪が多かったのでこのあたりの人たちは大変だったのではないでしょうか。

上越妙高に1230に到着。ここではくたか559号は5分停車して、かがやき525号に先を譲りますが、こちらはえちごトキめき鉄道に乗り換えるので下車します。