新・空と鷹と鉄の間に

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乗車券につく四角と・

2015-03-10 17:57:48 | 鉄道

東海道・山陽新幹線を経由する乗車券を買うと、乗車券の文字の下に黒四角や・が印字されています。これにはちゃんと意味があるんです。
四角と・は合計で12個あり新幹線経由だと黒四角、在来線経由だと白四角が印字されます。

この四角、四つづつに分けることができます。そしてその意味とは…。
最初の四つは東京ー熱海間、真ん中の四つは米原ー新大阪間、最後の四つは新下関ー博多間を表しています。
そう、表記した区間は新幹線と在来線で管轄する旅客鉄道会社が違う区間なのです。東京ー熱海間は新幹線がJR東海、在来線はJR東日本。米原ー新大阪間は在来線がJR西日本、新幹線はJR東海。新下関ー博多間は新幹線がJR西日本、在来線下関ー博多間がJR九州です。
つまりこの記号は該当区間で新幹線と在来線どっちを経由するのか、区別するためにつけられています。この記号がついたのは1987年。国鉄分割民営化以降です。該当区間での会社間精算の関係でついている記号です。
もちろん、新幹線経由の乗車券でも、在来線に乗ることができるので、いわばJRさんの都合なんですが。

東京ー博多間を途中で新幹線経由にするとこんな感じになります。この場合は岡山まで在来線、岡山から新幹線を経由しています。

また、乗車券・特急券一葉発券の場合は、四角が3つになります。表示スペースが少ないためなんでしょうね。

一方、東北・上越新幹線は、新幹線と在来線どちらもJR東日本なのでその記号はつきません。

また、長野新幹線以降、並行在来線が第三セクター鉄道に転換され、別会社となっていますので、新幹線経由の乗車券で並行在来線に乗ることはできません。したがって、券面表記も通常と同じです。
在来線に乗りたければ、この場合は「篠ノ井、しなの鉄道、軽井沢、新幹線」が経由線として加わり、値段も高くなるはずです 。

この印字は、東海道・山陽新幹線が関わる区間のみの印字なので、例えば、東京ー蒲田間でマルス発券しても、ちゃんと印字されます。


ま、普通の人にとってはどーでもいいことなんですけどね。新幹線に乗った時にはきっぷを見てなるほどなあと思っていただければいいです。

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