岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

「霧が丘短歌会」:2014年晩秋

2014年11月19日 23時59分59秒 | 霧が丘短歌会
「霧が丘短歌会」2014年11月18日 於)団地集会所


1、短歌の素材:


「手の中で崩れる蝉の抜け殻」「廃校の常盤樹」「少年の眼差し」「海原に雪崩落ちる銀河」

「疎水の水の音の変化」「時を経て実った無花果」「水無月の茅の道を歩む」「花を買う」

「手の中に崩れる枯葉」「少年との再会の期待」「鳥海山の紅葉」「面差しの似ている人」

「田沢湖のほとりの茂吉の歌碑」「医師の言葉でほぐれる心」「我が家の時代の変わり目」

「晩秋の芙蓉の花」「雨の中急ぐ人と鳩」「ハンドクリームに揺れる心」「秋の畑の草取り」

「返書の期待なく書く手紙」。


2、主な論点:

「定型の中に言葉が活かされているか」「語順に工夫の余地はないか」「言葉は適切か」

「読者に伝わるか」「余分な言葉はないか」「言いすぎて説明になっていないか」

「作者の意図が鮮明な印象になっているか」「固有名詞は情感を固定する」「俗語の是非」

「言葉が詰まっていないか」「言葉が古風に過ぎないか」。


3、会の運営:

・一人が発言したのち、僕が講評する。

・1、にあるように「短歌の素材」を絞り込んで、主題の明確な作品を作れるようになった。

・これは大変大きな進歩で、表現方法に工夫の余地があるもの、進歩が顕著だ。

・遠方からの会員は、添削通信という形になった。

・尾崎左永子著『佐藤佐太郎秀歌私見』を参考文献に加え、書評を配布した。

・「詩人の聲・岩田亨公演」(15回目)のチラシを配布した。

・引き続き会員を募集する。連絡先(090-8017-9217)岩田携帯。

・12月は12月22日に行う。



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