「霧が丘短歌会」2014年11月18日 於)団地集会所
1、短歌の素材:
「手の中で崩れる蝉の抜け殻」「廃校の常盤樹」「少年の眼差し」「海原に雪崩落ちる銀河」
「疎水の水の音の変化」「時を経て実った無花果」「水無月の茅の道を歩む」「花を買う」
「手の中に崩れる枯葉」「少年との再会の期待」「鳥海山の紅葉」「面差しの似ている人」
「田沢湖のほとりの茂吉の歌碑」「医師の言葉でほぐれる心」「我が家の時代の変わり目」
「晩秋の芙蓉の花」「雨の中急ぐ人と鳩」「ハンドクリームに揺れる心」「秋の畑の草取り」
「返書の期待なく書く手紙」。
2、主な論点:
「定型の中に言葉が活かされているか」「語順に工夫の余地はないか」「言葉は適切か」
「読者に伝わるか」「余分な言葉はないか」「言いすぎて説明になっていないか」
「作者の意図が鮮明な印象になっているか」「固有名詞は情感を固定する」「俗語の是非」
「言葉が詰まっていないか」「言葉が古風に過ぎないか」。
3、会の運営:
・一人が発言したのち、僕が講評する。
・1、にあるように「短歌の素材」を絞り込んで、主題の明確な作品を作れるようになった。
・これは大変大きな進歩で、表現方法に工夫の余地があるもの、進歩が顕著だ。
・遠方からの会員は、添削通信という形になった。
・尾崎左永子著『佐藤佐太郎秀歌私見』を参考文献に加え、書評を配布した。
・「詩人の聲・岩田亨公演」(15回目)のチラシを配布した。
・引き続き会員を募集する。連絡先(090-8017-9217)岩田携帯。
・12月は12月22日に行う。