霧が丘短歌会2018年10月22日 於)霧が丘グリーンタウン集会所
短歌の初心者が含まれているにもかかわらず、表現しようとする抒情が定まっている。日常報告的な作品がない。余計な言葉があり、必要な言葉がはいっていない。こういう問題はあるが、石川啄木のいう「命の1秒」、尾崎左永子のいう「ちょっとした感動」を何とか表現しようという意欲が感じられる。
ただまだ短歌作品の読みが足りない。近代短歌の素養も必要だが現代短歌を読む必要がある。そこで試みたことが一つ。砂子屋書房の『尾崎左永子歌集』を毎回1ページずつ輪読することにした。
前回にも岩波文庫の『斉藤茂吉歌集』などをすすめておいたのだが、古くてなじめなかったそうだ。一人が作品を2回音読し、僕が解説。これを全員が一人一首ずつ順番に繰り返す。これで短歌をたくさん読む、作品を音読する機会が増えそうだ。
新聞歌壇だけを読んでいた会員も多かったので、これはかなりのプラスになるだろう。
最後に4原則を確認した。
1、短歌をたくさん読む。2、短歌をたくさん詠む。
3、作品を声に出して読む。4、現代詩を読む。
引き続き会員を募集する。講座は毎月第四月曜10:00から12:00まで。一回2000円。詠草は一人3首。開催日の4日前までに岩田宅へポスティングまたは郵送。
申し込み問い合わせ、045-922-5542(岩田宅まで)