岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

「霧が丘短歌会」盛夏:2013年7月

2013年07月31日 23時59分59秒 | 霧が丘短歌会
「霧が丘短歌会」2013年7月27日 於)団地集会所


1、短歌の素材:

 「葉隠の空を見たいという願望」「霧雨の中の紫陽花」「木々が茂る文学館への道」「爽やかに咲いた白百合」

 「潮騒の様な扇風機の風」「風に漂うクチナシの香」「アボカドの一つ転がるキッチン」「驟雨が過ぎた紫陽花」

 「門を構えた家の並ぶ鎌倉の道」「風が荒れて感じる予感」「迫りくる改憲の日」「トンネルの出口の濃緑の森」

 「領海の辺りに沈む夕日」「大群の蟻に囲まれる蝉」「演武するときに感じる剣の手ごたえ」「歴史認識」

 「大漁旗を靡かせて出漁する漁船」

2、主な論点:

 「焦点が絞れているか」「事実の羅列ではないか」「比喩が平凡ではないか」

 「本人にしか分からない歌ではないか」「短歌がナショナリズムと結び着く時、短歌は危険な凶器となる」

 「読者に意味が伝わらないのではないか」「選ばれた言葉が適切か」

3、会員の到達点:

 ・それぞれ個性が出て来た。特に川島喜代詩「消息」を筆写した会員が目覚ましく上達している。

 ・ナショナリズムと短歌を結びつける危険性を確認した。

 ・歌会とは別に懇親会の計画も上がり、次回の歌会に提案される。

 ・写実の個性を考える為に
   「尾崎左永子歌集」(砂子屋書房)、「佐藤佐太郎歌集」(岩波文庫)、鵜飼康東歌集「断片」(現代短歌社)を推薦した。                    



4、添削・遠隔会員募集:

 連絡先:090-8017-9217(岩田携帯)





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