岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

霧が丘短歌会:2013年:梅雨の晴れ間

2013年06月23日 07時28分09秒 | 霧が丘短歌会
霧が丘短歌会 2013年 6月21日 於)団地集会所

1、短歌の素材、

 「スイカズラに感じる梅雨の気配」「傘寿を祝う卯月」「老いの目の輝き」

 「葉隠に見る木漏れ日」「雨の中の紫陽花」「色の擦れ行く仏像」

 「若葉だつ常盤木の輝く山」「晴れの日の直線的な虹」「低山の夕暮」

 「定まらぬ心のもどかしさ」「藍色の紫陽花」「花束の色の美しさ」

 「クロールの飛沫を上げぬ老女」「酪農業の困難」「弓を引く人形の姿」

 「山椒の葉に来るキアゲハ」「葉脈に並ぶ毛虫」「ゆく人を送って車窓に手を振る」


2、主な論点、

 「日常の報告では詩にならない」「会話体は一首を軽くする」「言葉は適切か」

 「情景が言い表せているか」「オノマトペは使いよう」「俗語も使いよう」

 「終止形は一か所が良いが、時に寄る」「動詞が多いと一首が落ち着かない」

 「だがこういった『ルール』は単独に存在するものではなく、
             一首のなかでどういう働きをしているかに寄る」


 3、その他、

 ・日本語の音韻が、5音、7音にあることをグループサウンズの曲を例にとって確かめた。

 ・参考図書の紹介:鵜飼康東「断片」(現代短歌社:第一歌集文庫)
          川島喜代詩「消息」、尾崎左永子歌集1,2、


4、会の運営について

 ・一人一人がそれぞれ上達してきた。短歌の批評が短時間ですむようになったので、
   次回より短歌の糧になる学習をする。

 ・引き続き、遠隔会員、添削会員の募集をする。
    (連絡先:090-8017-9217 岩田携帯)



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