「短歌には旧カナを」との意見を持つかたから、資料を頂きました。旧カナにこだわる方の根拠が列挙されていました。旧カナにこだわる理由がよく分かったのですが、戦後生まれの僕としては首をかしげたくなることも多く・・・ . . . 本文を読む
僕は「運河の会」に属しています。だからという訳ではないのですが、しばしば運河を素材にした歌を詠みます。毎月の歌会が運河を渡った所にあるからでしょうか。「運河」誌の「作品批評」で注目された作品です。・・・ . . . 本文を読む
「京都には< ぶぶ漬け >という料理があるそうな。どんな味がするのだろう。」などと言ったら、場合によっては、京都に住まわれるかたに笑われるかも知れません。ところが先日風変わりでかつ大真面目なエッセイを読みました。・・・ . . . 本文を読む
伊藤左千夫の弟子。その中で、島木赤彦・斎藤茂吉・土屋文明の三人が特に著名です。この3人がさまざま絡み合って大正から昭和前期のアララギは活動して行きます。この3人はともに「写生」を標榜しますが、若干の違いがあります。その作風も含めて、僕の印象を述べてみたいと思います。 . . . 本文を読む
佐藤佐太郎は40代に国内をたびたび旅行しています。結社の地方支部の招きなどのさまざまな要請があったからです。上空から地上を俯瞰する「機上詠」もそのひとつですが、「都市詠」を詠んでいた時期から一まわり短歌の素材・対象を広げていったということでしょう。 . . . 本文を読む
暗闇で明滅する蛍。夏の風物詩ですが、斎藤茂吉は「朝の蛍」として「命あるものの寂しさ」を表現しています。「命あるものの祈り」と言ってもよいでしょう。今日はこれをとりあげます。・・・ . . . 本文を読む