海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

事業とは

2008年09月07日 23時46分38秒 | ビジネス
東国原知事の影響は、すごい。それでみんなあやかろうとしている。

内田洋行との事業が、上手くいこうとしている。数年前から少しずつ、温めていた事業だ(前の知事時代から・・・)。ここ数ヶ月で劇的に進展した。

これも東国原効果かもしれない。

はじめは、県の職員を、そして、県の幹部を、ついに副知事まで訪問していただいた時に「これは、知事にも見せなければならない」と言って頂いた。

そして、東国原知事の内田洋行訪問だ。これは、当然、公務。

公務と政務の違いは、県の仕事としていくのか政治家(私人)としていくのかの違いだ。公務で一部上場会社の内田洋行に行くことは、今までと全く違った意味がある。

県職員全員が内田洋行という会社の存在を知ることになるからだ。


海杉の事業は、よく事業計画書をあげろ!計画が見えない。とご指摘を受ける。

そうだろう。自分でもわからないのだから・・・。 あはは。

当然、組織が違うのだから、理解してもらうためには文章が必要なのだが、企業の本当の目的は、理解してもらうための文章作り屋ではない。

「動け」といわれて、動かない、動けない組織は、もう、組織ではないのだ。スピードだけでは、ダメだが、機転が利かない組織は、滅びるしか方法はない。

合理的と考えられたシステムが組織を滅ぼす。事業目的の組織ではなく、組織の人間を守るためのシステムに置き換わっている。

日本は、このままでは滅ぶだろう。

ダイナミックに事業を完遂できる組織にしなければならない。

松澤氏の講演 屋外でも木材の使用

2008年09月07日 21時43分54秒 | 建築関連
松澤氏の講演の中で床は、ひのきの24mm、濡れ縁は90mmとありました。

早速、講演終了後、質問をしてみました。

「屋内と床と濡れ縁の床がずいぶん違いますが、屋外で木材を使用する工夫は?」

「腐れば、取り替えればいいんですよ」

「そうですよね。永遠にメンテナンスフリーはないですよね」

そのために、取替えが簡単に行える工夫をしているのです。

軒の垂木なども腐ったら切って後ろから押し出す方法をとっています。

どうも、日本人は、基本を忘れてしまうみたいです。

熊本城築城400年の宮大工 松永氏の講演会

2008年09月07日 08時01分15秒 | 木材
熊本城は、復元を目指している。
1.戌亥櫓(いぬいやぐら)<平成15年8月完成>
2.元太鼓櫓(もとたいこやぐら)<平成15年12月完成>
3.未申櫓(ひつじさるやぐら)<平成15年8月完成>
4.南大手門(みなみおおてもん)<平成14年10月完成>
5.飯田丸五階櫓(いいだまるごかいやぐら)<平成17年2月完成>
8.本丸御殿大広間(ほんまるごてんおおひろま)<平成19年度完成>
これらの工事に携わった棟梁 松永孝一氏の話だった。

今回の講演会は、とても興味のある話だったので楽しみにしていた。

松永氏は、温和でとても丁寧に話をしてくれ、わかりやすかった。

印象は、自分の境域をしっかり築いている方だなあ。でした。

子供達に自分の仕事を紹介しているという話はとても興味があったので、講演会終了後、松永氏に直接聞いてみた。

「子供達にどんなことをしているのですか」

「鉛筆削りです」

「それは面白い」

「何も条件を出さずに鉛筆を削る道具を持ってきなさいと言うんです」

「今の子供達は、鉛筆を削ったことのがない子もいますね」

「どんな道具でも良いんです」

「危なっかしいんでは・・・」

「そう、カッターナイフの刃を親指に当てて削る子もいます」

「指が切れますよ」

「いろんな道具を持ってきます。鉛筆削り機、肥後の守、カッターナイフ、回す鉛筆削り、などです。何でも良いんです。でも、どんな道具でもはじめは、カッターナイフのようなもので、それが、回す鉛筆削り、手動式の鉛筆削り、電動鉛筆削りとなっていても、それが、大工の道具に当てはめられるんです」

「子供達に道具の歴史を理解してもらうことですね」

「どんなに変なことをやっていてもあまり怒らないんです」

「どんなことをしますか」

「芯だけを残して削ったり、鉛筆を削ることを知らないんです。でも、削れるようになりますよ。横でうまく削る人の真似するだけで・・・」

「子供達に熊本城は熊本の地元の人間だけで作ったと誇りに思ってほしいんです」

ものづくりの人が、教育の現場に入るとこんなことが見えてくるんですね。

教育って別に先生だけが汗をかくのではなく、子供達に何かを伝えたいと思う大人がしっかり伝える必要があると感じました。