占い師の日記

お客さんの鑑定の話や業界の裏話などを紹介♪
風水/パワースポット/富学占などお役立ち情報も(^O^)/

人が生きると言うこと

2009年02月06日 01時00分20秒 | 人生き(透明)
人が生きると言うこと

チュンチュン

透明「ふぁ~っ

お早うございます~透明で~す

今日は午後から鑑定なので、午前中はお休み

さて、用意して出かけますか

身支度を整えパンを頬張りながら

急いで車に乗り込む

目的地は、少し都内から離れた墓地

車を50分ほど走らせ目的地に到着 

沢山ある墓石を横目に

途中墓石の上に乗っている人などに挨拶し

大きな墓石の前で足を止める

透明「なかなか来られずにすみません・・・。

   もう、旧正月過ぎちゃいましたね

墓石を掃除し、線香とお酒、お花を添えそっと手を合わせる・・・。

透明「それじゃ、先生また来ますね

   これでも、結構忙しい身なんで

   次は、先生の好きな桜の季節にでも来ますね

お墓は、15年前亡くなった私の師匠のもので、

この所ご無沙汰してしまい今更、新年挨拶に来た訳です

透明「は~っもう15年経つんだ~早いな~

私と師匠の出会いは、私が小学校4年生の時でした

この能力に振り回されながら生きてきて、

小学生ながらに限界を感じていた矢先

フラフラと駅前を歩いていた私に声をかけて来た人がいました

師匠「大丈夫かい顔色悪いけど

透明「えっあっ、い、いいえ・・・

師匠「何かあったのかなよかったら、お兄さんに話してごらん

お、お兄さんどう見ても、お兄さんて言う歳じゃ~

透明「ぶっくすくす

自分で突っ込んでおきながら、この時何故か気持ちがホッとして

思わず笑いがこみ上げてきてしまった。

師匠「うん、少し顔色もどってきたね

透明「 あっ、ごめんなさい

我に返った私は、失礼なことをしてしまった気がしていた

師匠「名前は

透明「・・・透明です。」

師匠「じゃあ、透明ちゃんあれ見える

師匠の指が指した方向には、いつも私を追いかけてくる

怖いオジサン幽霊がいた

でもこの人に見えてるわけが・・・。

透明「・・・あの看板

師匠「違う違う よ~く見ててごらん

師匠は何やら口の中でゴモゴモ言い出すすると・・・。

透明「・・・あっ

いつもの怖いオジサン幽霊が途端に優しい顔になり

空中から、突然、綺麗な服を着た人が現れ

オジサン幽霊の手を取りまた、忽然と姿を消した

この時、オジサン幽霊が言った言葉は今も忘れていない

オジサン幽霊「助けてくれて、ありがとう

シンプルだが、この時の私には世界を変えるほどの言葉だった

師匠「なっこんな方法もあるんだよ

透明「えっえーっ何したのいま~

師匠「本当のお家にお迎えを呼んで帰しただけだよ

   でどう 話す気になった

カタクナになっていた私の心は

常にニコニコしている師匠の言葉にいつの間にか、和らげられていた。

透明「実は・・・。」

私は、今まであったこと、辛かったこと悲しかったこと

全てを、初めて会ったばかりの自称・お兄さんに話をした。

師匠「そうか~辛かったけど、よかったな

突然の切り返しに唖然としている私に師匠は・・・。

師匠「透明ちゃんは、大人でも経験出来ないことを、

   いっぱい経験してきたんだよ

   だから、透明ちゃんは、普通の大人よりももっと大人なんだね

   それは、きつかっただろうけど

   透明ちゃんにしか耐えられなかったことで、

   お兄さんでもきっと無理だったな~凄い事だよ

まだ、言ってる

しかし、丁度背伸びをしたい時期だった私には、自分を大人のように

扱ってくれている自称・お兄さんの言葉が嬉しかった

透明「ニコニコ

師匠「どうだいもっと上手にその力、使えるようになりたいか

透明「 うん

師匠「じゃあ、私の家にいつでも良いからおいで

そう言うと、徐ろに家の地図電車賃を私に渡し、

自称・お兄さんは帰って行った

これが、私と師匠の出会いでした

後日、私は勇気を振り絞り師匠の家の門を叩きに出かけた


         続く・・・。




2箇所クリックいただけると嬉しいです
 ↓        ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ 占い・鑑定へ  人気ブログランキングへ
にほんブログ村ランキング

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする