占い師の日記

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夏の想い出・鑑定75ー12

2013年07月31日 08時00分51秒 | 鑑定75-鑑定78
夏の日の想い出・12




さてと

私は寝ている淳和くんの側にゆき、

頭を撫でながら呪を当て込んで行く

淳和くんにとっては悲しいことだとは

分かりつつもこのまま幻想にとらわれた

淳和くんを放ってはおけない



透明「ふ~っ・・・これで良し

竹林「

透明「多分これで淳和くんは想い出の中の

   お父さん
を視ることはできなく

   なると想います

   それが彼にとって苦しいことでも、

   このまま危険をおかしてしまうよりは

   よいと思いますから
・・・



複雑な気持ちだった・・・。

しばらくして、淳和くんが目を覚ます



淳和「あううう~っああ

竹林「淳和

淳和「ああ~っああ~っ


淳和くんは父親をさがしているようだ


淳和「あああ~~~っ・・・ううっ

   パッ・・・・パッ・・・ああ~

竹林「淳和・・・。」

淳和「ああ~~~うう~~~あっ

   シクッシクッ・・・ああ~~~っ

   パッ・・・パッ・・・ええ~~~ん




見ていられない・・・。

竹林さんもその場に座り込み、息子の切ない行動

見守っていた



淳和「うう~~~わ~~~~んパッ・パッ

   ええ~~~~んパッ・・・・パッ

透明「くっ

竹林「ぐすっ・・・



もう限界だ・・・。

私は、意を決して行動に出る



透明「淳和くん・・・お父さんと会いたい

淳和「ああうコクンコクン

透明「それじゃ~、目をつむって、お父さんを

   思い出してごらん



淳和くんは、真っ赤に腫らした目を静かに閉じる

私は、淳和くんの頭に手をのせ詠唱をはじめる・・・。



透明「(淳和くんのお父さん・・・どうか・・・。)」



降霊術は本来、器である肉体や遺品からつながりを

手繰り霊をおろす方法なのだが、器もないこの状態では

正直、私でも自信がなかった


しかし、淳和くんの強い想いと純粋な念があれば

あるいは・・・。


詠唱から20分



透明「(頼む来てくれ)」

揚羽「まったく無茶ばかり

透明「

揚羽「ふ~っ仕方ないから手伝ってあげる



突然、黒揚羽からものすごい霊気が立ち上がる

確かに、黒揚羽の霊気なら個を確定できていない

霊を呼び込むのもわけはない


しかし、式神が自発的に協力するなんて

淳和くんを守るという使命を与えていたからなのか

何を想い行動したのかは分からないが、これで



辺りに霊気が立ちこめる・・・。


透明「・・・・来た


私は淳和くんの後ろへ回り、自分の目と淳和くんの目を

リンクさせる


透明「淳和くんもう目をあけていいよ

   私の目をかしてあげるから、しっかりと

   視るんだよ


淳和「パッパッ

竹林「


私は、竹林さんの側まで下がる・・・。


竹林「淳和は

透明「竹林さん、ごめんなさい

   視せてあげられるのは一人しか無理なのですが

   今、淳和くんの目の前に本当のお父さん

   来ています

竹林「

透明「竹林さんには、私が今起こっていることを

   説明します・・・。」

竹林「は、はい



やさしく、悲しい時間が流れる・・・。






   
                続く・・・。






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