

歌穂「お、お墓ですか

で、でも、家にはお墓は・・・
」

透明「やっぱり、そうですか

ちなみに、三ヶ月前にお亡くなりになった
お祖父様は
」
お祖父様は

歌穂「祖父の遺言だったらしく、海へ散骨
することになったみたいで・・・
」

透明「うっ
海洋散骨ですか・・・。

(うわ~
ちっと、厄介だぞ
)」


歌穂「や、やっぱり、駄目でしたか



実は、私の父も反対していたのですが、
父の弟が、遺言通りにすべきだ

と、押し切られてしまって
」

透明「お父さんには、弟さんがいらっしゃるんですね

もしかして、お父様が疎遠になってからは
」

歌穂「ええ
叔父さん、父の弟が祖父の面倒を

見てくださっていたようです
」

透明「そうなると、そこは弟さんの意見を聞かなければ
ならなくなりますね
」

歌穂「それも、そうなのですが・・・。」
透明「
」

歌穂「実は、父と叔父は、今でも仲が良くて、
二人共、祖父と同じお墓に入るのは
嫌だと・・・。」
嫌だと・・・。」
透明「うわ~っ



(お祖父様の生き方が、こんな風に出て
しまうとは・・・・。)」
しまうとは・・・・。)」
歌穂「そんなワケで、父も叔父も自分で墓を
建てるような話をしていましたし、
遺言でもあるので・・・
」

透明「それが優先されたということだね
」

歌穂「はい
」

透明「ちなみに、それ以外で、本家のお墓とかは
無いのかな
」
無いのかな

歌穂「あると思います
ですが・・・。」

透明「
」

歌穂「私の祖父は、子どもたちからも敬遠される
ような人だったので、本家となる家とも
疎遠になっていたようで・・・
」
疎遠になっていたようで・・・

透明「そ、そうなんだ
」


歌穂「もちろん、そちらのお墓はあると思いますが、
私も父も行ったことがなくて・・・。」
透明「う~ん
・・・なるほど・・・・。

(何だか、厄介さが増してきたぞ
でも、本家のお墓があるのなら、
流石に、ここまで歌穂さんにかかって
くるのも、解せないのだが・・・。)

でも、本家のお墓があるのなら、
流石に、ここまで歌穂さんにかかって
くるのも、解せないのだが・・・。)
歌穂さん
ちょっと、教えて欲しいのだけど
」


歌穂「はい
」

透明「歌穂さんの曾お祖父さんて、いつ頃
お亡くなりになったか、わかるかな
」

歌穂「た、多分、父に聞けば・・・
」

透明「もしよかったら、今、聞いてもらえるかな
」

歌穂「い、今ですか
わ、わかりました
」



後日だと、間に合わない可能性がある

私は、ゴリ押しでも、今日ある程度の道を
示さなければならないと感じていた・・・。
歌穂さんは一旦部屋から出て、携帯で
お父様と連絡をとってくれたようだ
お父様と連絡をとってくれたようだ

続く ・・・。







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