おかえりなさい・・・。・３

おかえりなさい・・・・３


え～っと・・・今のは空耳じゃないよねぇ


新保「あ、明穂」


明穂ちゃんを叱ろうとする新保さんを

私はジェスチャーで止め、言葉を続ける


透明「若造とは酷いなぁ～

　　　ちなみに明穂さんは何歳なんですか」

明穂「・・・ワシは、７５歳になる」


おいおいマジか


透明「明穂さん今の現状わかっていますか」

明穂「わからん・・・何がなんだか」

透明「そうですか・・・わかりました

　　　ちょっと待ってくださいね

　　　お母さん明穂ちゃんがこういう喋り方を

　　　し始めた前に、何かありましたか」

新保「・・・・」


新保さん、呆然としている・・・。


透明「新保さんしっかりしてください」

新保「あっは、はい」

透明「明穂ちゃんが、こうなる前に

　　　何か無かったですか

　　　階段から落ちたとか頭を強く打ったとか」

新保「えっは、はいありました

　　　買い物に行っている時、自転車で横転して

　　　頭を打ったのですが、特に怪我なども

　　　していなかったので、その時は病院へは

　　　連れていかなかったのですが・・・。」


こりゃ～確定かもなぁ～

しかし、ここまで鮮明なのは初めて見た・・・。


透明「え～っと・・・これからお話することは

　　　ちょっと信じられないかもしれませんが

　　　落ち着いて聞いてください」

新保「は、はい」

透明「まだ、ハッキリとは言えませんが、

　　　明穂ちゃんのこの状況は、前世返りの

　　　可能性があります」

新保「ぜ、前世返り」

透明「はい」


次回、前世返りです



　　　　　　　　　続く・・・。

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