アゲアゲ～・１１

アゲアゲ～・１１


　円「みんなのアイドル円ちゃんが

　　　この世からいなくなるなんて

　　　考えられないわよ～～～

　　　日本の損失世界の損失よ～～」


おいおい、いくらテンパってるからといって

どんだけだよ～


透明「・・・・・・・・・。

　　　助けるのやめよっかなぁ～」

　円「わああああ～～～ん

　　　透明がいじめる～～～っ

　　　ブログを見てる円ちゃんファンに

　　　タコ殴りにされろ～～～」

透明「な、何言い出すんだよ～」

　円「どうせ、今回のこともブログのネタに

　　　するつもりでしょ～～～う

　　　情報提供してやってるんだから

　　　助けなさいよ～～～～」



うっこいつ見抜いていやがる

しかし、情報提供って・・・


透明「身を挺しての情報提供あざ～す」

　円「ほらやっぱり～～～～」

透明「わかったわかったから、もう騒ぐな」

　円「・・・・本当」

透明「ほんとほんと

　　　まあ、努力してみるから」

　円「努力だけじゃ足りな～～～い

　　　自分を犠牲にしてでも助けなさいよ～」


ええ～っ言うに事欠いて、

とんでもないこと言いだしたぞ


透明「まあ、落ち着け

　　　とにかく、今のお前の魂と霊体の状況を

　　　視るから大人しくしてろ」

　円「ううっ」


はぁ～やっと大人しくなった・・・。


私は早速、円の状況を調べてみることに・・・。


透明「・・・・・・・・。」

　円「・・・・・・・・」

透明「・・・・・・・・。」

　円「まだ～っ」

透明「早いわまだ一分も経ってないだろう」

　円「ねぇちなみに、私が聞いてた音って、

　　　自分から発せられる音が重複して

　　　聞こえてたってことだよね」

透明「んっああ」

　円「ううっ」

透明「んっどうしたんだ」

　円「いや、だって・・・・

　　　自分の音・・・おっさんみたいな

　　　音とか声だったから・・・。」

透明「ああ～っまあ、声が重複して身体の中で

　　　響くと野太い声に聞こえるからなぁ

　　　って、自分の命がかかってるのに、

　　　そんなこと気にする必要ないだろ」

　円「はぁ～イヤダイヤダ

　　　モテナイ男はこれだから

　　　乙女心のこれっぽっちもわからないなんて」


うっこいつ

ムカつくから、やめちゃおうかなぁ～


透明「はぁ～・・・今、集中してるんだから

　　　少し黙ってろ」

　円「はぁ～い・・・。」


まったく

しかし、見事に乖離してるなぁ～

んっあれ

・・・・・・・・・・お、おいおい


透明「」

　円「どうしたの」

透明「・・・・無い・・・。」

　円「えっ」

透明「れ、霊糸が無い」

　円「」


こ、これはマズイぞ



　　　　　　　　続く・・・。

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