占い師の日記

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三郎の歌~・18

2024年02月20日 08時00分00秒 | 鑑定141(後輩くん)-鑑定142(未来へ進むカウンセラー)
三郎の歌~18


薄っすらと月明かりに照らされた

霊達は、山路さんと三郎に微笑みかける


山路「よ、よしこ・・・けいた・・・なのか


二人は少し頷いたように視える・・・。


山路「よしこ~けいた~ごめんな~

   ・・・ごめんな~・・・。

   一緒に・・・いて・・・やれなくて・・・


今まで影だった霊たちは、少しずつ

自由を取り戻し、山路さんに近づく



よしこ「・・・あなた

けいた「・・・・とうさん・・・。」

山路「けいた~・・・よしこ~・・・


二人はその場で泣き崩れている山路さんを

愛おしく抱えるように重なっている


よしこ「・・・よかった・・・。」

山路「

けいた「おとうさん・・・会いたかったよ・・・。」

山路「お前たち・・・と・・うさ・・ん・・・

   一人だけ・・・生き残って・・・ごめんな


よしこ「あなたが・・・無事で・・よかった

けいた「・・・心配・・・したよ


自然結界に囚われ、成仏もできなかった二人は

さぞ苦しかったはずなのに・・・。

そんな苦しみよりも山路さんのことを心配していたなんて



透明「なんて・・・深い愛情なんだろう・・・


そんな三人の元に、三郎がヨタヨタと近づく


三郎「く~~~ん


けいたくんの側で、顔を見上げる三郎・・・。


けいた「三郎・・・おとうさんを・・守ってくれて

    ありがとう



そう言うと、けいたくんの手が三郎の頭を撫でる

実際には触れることができないはずの霊体だが、

後ろで出口くんが印を組んだままなところをみると

少しだけ感触が残るようにと配慮してくれているのだろう・・・。


三郎「わふっ・・・く~~んく~ん


三郎の嬉しそうな顔を見ていると、自然と涙が溢れる


出口「・・・ごめんね・・・そろそろ


出口くんが呼んでくれたのだろう・・・。

玄関に眩い光に包まれた二人の守護霊様が迎えにきている


よしこ「・・・あなた・・・元気でいてね

山路「よしこい、逝かないでくれ~

けいた「おとうさん・・・ありがとう・・・。

    三郎・・・おとうさんのこと頼むね

山路「けいたけいた

    おいていかないでくれ~

三郎「わふっきゅ~ん・・・きゅ~ん

透明「山じいさん・・・二人をちゃんと

   おくってあげて・・・・


私は、山路さんの肩に手を置く・・・。


山路「あんちゃん・・俺は・・そうだな・・・

   ありがとう


二人は山路さんと三郎に微笑みかけながら

玄関に進む・・・。


山路「・・・よしこけいた今までありがとう

   お前たちの分まで、ここを守っていくからな

   だから・・・また、帰ってきてくれ

   お前たちがいてくれて・・・家族になってくれて


   本当に・・俺は・・幸せ者だったよ

   よしこ~けいた~

     達者でなぁ~~~

三郎「わおおぉぉぉぉぉぉぉぉん



三郎の最後の歌が月夜に響き二人の霊たちは

あるべき場所へと導かれてゆく・・・。



残された私達には、少しだけ月明かりが眩しく感じていた




            続く・・・。





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コメント (7)
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