陣と盾・７

陣と盾・７


透明「警察の方には連絡は入れてないんですか」

先生「あっ、いえ、まだ・・・」


・・・・少し小さい声で話しかける・・・。


透明「記者の方が来るほどですから、

　　　お子さんの怪我って、相当酷かったのですか」

先生「い、いえ・・・私が見た感じだと、

　　　少し砂利で膝をえぐってはいますが、

　　　大怪我とまでは・・・。

　　　記者の方は、団体の方が呼んでいたので、

　　　ちょっと、私には分からなくて・・・」

透明「なるほどありがとうございました

　　　なんとなく理解できました」



やれやれ、色々と面倒な状況というのはわかった

問題は、子供達の証言とやらだが・・・。

子ども達ということは、何人か子どもが

その場に居たということか

それにその子達は本当に現場を目撃していたのか


今度は、巫女さんの側へ・・・。


透明「大丈夫」

巫女「は、はい・・・すみません・・・」

透明「君は、お手伝い(アルバイト)かな」

巫女「はい・・・」

透明「私は、この神社の関係者だから、

　　　構えなくていいよ」

巫女「グスッ・・・はい・・・。」

透明「少し聞きたいのだけど、

　　　何があって今の状況になったのか

　　　教えてもらえるかな」

巫女「グスッ・・・はい・・・私

　　　今日、１３時から社務所に入って

　　　お勤めしていたのですが・・・。

　　　１４時くらいに、学校新聞の取材で

　　　小学生達が人来ました・・・。」

透明「その子達を君が案内してくれてたんだ」

巫女「はい・・・ですが・・・。」

透明「」



　　　　　　　　続く・・・。

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