Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

100年の謎(ミカドウミウシ)

2008-05-28 19:54:56 | ウミウシ

本日も天気上々な沖縄島です。気温も水温も上昇中です。

が、台風5号が発生してますねえ。まだ遠いですが、今後の進路に注意ってところです。

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発見から100年以上謎に包まれていた動物プランクトンの幼生を、人工的に変態させることに成功したと、昨日滋賀県立琵琶湖博物館の研究チームが明らかにしたんだそうです。

『Y幼生』と呼ばれるこの幼生は、体長0.5ミリ程度で、カブトエビのような甲殻を持ち、世界各地の海洋に分布しているんだとか。

研究チームは、この幼生に甲殻類脱皮ホルモンを人工的に投与。結果、幼生はナメクジのような形の幼体に変態。この幼体は『イプシゴン(ypsigon)』と名付けられたそう。

しかしいまだ成体は不明で、それを解明するための研究が継続されるようです。

で、今回の研究に使われたY幼生は沖縄の瀬底島周辺で採集されたんだそう。

なんでも瀬底島周辺のサンゴ礁域は、世界的にもY幼生の種多様性が高い海域なんだそうです。

すぐご近所の海がそんな海域だったとは、今日まで知りませんでした。

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風は南。晴れ空。

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〈ミカドウミウシ科ミカドウミウシ属ミカドウミウシ(Hexabranchus sanguineus) 08年4月24日 沖縄島レッドビーチ〉

大きすぎたんで、分割撮影してみました。

コメント
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