Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

3億8000万年前のへその緒(クチナガイシヨウジ)

2008-05-30 18:34:14 | ヨウジウオ科

本日の沖縄島は、梅雨っぽくジット~リとした一日でした。

ここ何日かは予報が良い方に外れることが多かったんですが…。

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臍帯(つまりはへその緒)で母子がつながった古代魚の化石が、オーストラリアで見つかったんだそうです。

この化石、板皮類と呼ばれる絶滅した魚類の一種で、オーストラリア西部の約3億8000万年前の地層から発見されたんだとか。

全長約25cmの化石は、母体内に臍帯とつながった胎仔や栄養をためる卵黄嚢が石化した痕跡などが残っていたそうで、この古代魚が『胎生』の生殖機能を備えていることが分かったんだそう。

板皮類はサメの先祖にあたるのではないかって言われてますが、この古代魚は現代のサメ(正確にはその一部)と同様の生殖機能を備えていたようですねえ。

この化石、『胎生』が確認された最古の脊椎動物となるそうです。

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風は湿った南西風。雨が降ったり止んだり。

080530

〈ヨウジウオ科ヨウジウオ亜科イシヨウジ属クチナガイシヨウジ(Corythoichthys schultzi) 08年4月24日 沖縄島レッドビーチ〉

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