Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

嘆きの涙(シズクイソハゼ)

2017-04-13 20:06:37 | ハゼ科

早朝は曇りがちでしたが、時間と共にギラギラの陽光になった本日のやんばるです。

乾いた風は北寄りでヒンヤリしていたのですが、それが心地よく思えるほどのパワフルな日差しでした。

明日以降は南風に変わるようで、週末にかけてムシムシした日が続きそうです。

風は北東。曇のち晴天。

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今年の1月14日、水循環変動観測衛星の観測データから、地球上に存在する海氷の面積が、1978年の衛星観測開始以降最小値になったことがわかったのだとか。

温暖化の影響でしょうか……

水循環変動観測衛星とは、JAXAの〈地球環境変動観測ミッション〉で打ち上げられた人工衛星の一つです。

このミッションでは水循環変動観測衛星(GCOM-W)と気候変動観測衛星(GCOM-C)の2つのシリーズが全球規模での観測を続けているそうです。

GCOM-Wは、降水量・水蒸気量・海洋上の風速や気温・陸域の水分量・積雪深度などを観測しているのだとか。

そして現在稼働しているGCOM-Wの一号機(GCOM-W1)には、〈しずく〉という名が付いています。

きっと膨大な量の水の滴を観測し続けているのでしょうね。

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さて…

〈ハゼ科ハゼ亜科イソハゼ属シズクイソハゼ Eviota flebilis 17年3月13日 沖縄島安和〉

2014年に新種記載された種。

〈シズク〉は、眼下の垂線に因んだ〈滴〉の意味なのだそうで、目から伸びる赤いライン模様を、したたり落ちる滴に見立てたということでしょうか。

学名種小名は『嘆かわしい』の意。

嘆かわしいとは、悲しく情けなく感じられること。

するとこの滴は、悲しみの涙の滴なのでしょうか…。

 

コメント
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