灰色雲の狭間に青空がチラホラ覗ける…、そんな空模様だった本日のやんばるです。
気温は一応夏日になりましたけど…。
早くも車載シャワーの湯温をマックスまで上げてるこの頃です。
風は北東~東。曇一時雨。
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人は日焼けをすると皮膚が黒くなり、焼き過ぎると皮膚がむけますよね。
もちろんこれは黒くなり過ぎたからむけているわけではなく、太陽の熱が皮膚の細胞を乾かしてしまうからなのだとか。
つまりカラカラに乾いた皮膚細胞が死んで、皮膚が剥がれるということなのだそう。
これは火傷と同じ状態なのだそうで、過度の日焼けはやっぱり身体に良くないということのようです。
人には良くなくても、外皮がまとまって剥がれることが必要な生物もいます。
節足動物(昆虫やエビ・カニ等)や爬虫類などの、いわゆる脱皮する生物。
節足動物は、その成長・再生・形態変化に際して脱皮が欠かせません。
一方爬虫類は、そのようなことと強い関連性はなく、新陳代謝が理由で脱皮するのだそうです。
ところで…
人の抜け出たあとの寝床や住居を『もぬけの殻』なんていいますよね。
「犯人の自宅に捜査員が踏み込んだが、そこはすでに『もぬけの殻』だった」みたいな感じで…。
この『もぬけの殻』は、もともとは脱皮した生物の抜け殻のこと。
『もぬけ』とは、動詞の『もぬける』が名詞化したもの。
つまり、脱皮することを『もぬける』というのだそうです。
…知りませんでした……。
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さて…
〈フサカサゴ科フサカサゴ亜科ハダカハオコゼ属ハダカハオコゼ Taenianotus triacanthus 17年10月4日 沖縄島安和〉
すごく解りにくいでしょうけど、まだ幼魚。
学名種小名は『三つの棘の』の意。
さて、どこの棘でしょう。
尻鰭は3棘ですけど……。
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本種は〈脱皮する魚〉として知られています。
その脱皮にはいろいろな話があり、一瞬で脱ぎ去るように脱皮するとか、ダラダラとゆっくり脱皮するとか、あるいは表皮が1枚剥がれ落ちていくような感じだとか、ボロボロと細かく剥がれる感じだとか…。
いずれにしてもこの脱皮は、成長・再生・形態変化に関わっているようには思えません。
爬虫類のような新陳代謝なのでしょうか。