まずまずの青空。そして風はゆるく海は気持ちのいい凪だった本日のやんばるです。
気温の数字はそんなに高くなかったですが、陽光のおかげで体感は心地よい一日でした。
明日以降は数字的にも暖かくなりそうです。
風は北東~東。晴れ。
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太陽に近づいたとき、一時的な大気である物質が流出したテイルを生じる太陽系小天体のことを、『彗星』といいます。
そのテイル(尾)が伸びた姿から、日本語では『箒星』とも呼ばれています。
『ほうき』は『ははき』が変化したものなのだとか。『ははき』は『羽掃き』かららしく、古くは鳥の羽を用いたことからなのだそう。
つまり羽で掃くということですが、字面を見てると、だから箒で飛べるのか、とか思えたりも。
もちろん、魔女の話です。
魔女は箒で空を飛びますが、何故その飛ぶための道具が箒なのかということには諸説あるのだとか。
もっとも有力だとされる説は、幻覚症状説なのだそう。
LSDのような作用のある薬物を箒の柄に塗り、それにまたがることでトリップするという一種の新興宗教の儀式のようなことを、魔女と呼ばれた女性たちが集会でしていて、それが箒に乗って空を飛ぶ魔女のイメージになったというもの。
儀式の詳細は、”大人~”な感じなので書けませんが、つまり飛んでいたのは意識や精神ということでしょうか。
日本でも『古事記』に祭祀用の道具として箒が登場するそうですから、洋の東西を問わず、箒には儀式の道具としての役割も古くからあったのでしょうね。
あるいは掃除すなわち掃き清めるという行為も、今よりももっと儀式的だったのかも、とか思えたりもします。
また神聖なものであった箒は、跨いだり踏みつけたりすると罰が当たると考える風習が日本各地にあるのだとか。
西洋の魔女の起源は、旧約聖書に登場する悪女リリトとされているのだそう。そうすると箒に跨がる魔女は、悪い行いをする女ということで、この辺にも洋の東西の共通点があるように思えたり。
何にしても、箒ってかなり不思議なアイテムですよね。
今も小学校では、箒で教室の掃除をしてるのでしょうか。
それで箒に跨がって、ジャンプしてたりしてるのでしょうか…。
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さて…
〈ハゼ科ハゼ亜科イソハゼ属ニセクロスジイソハゼ Eviota cometa 18年2月2日 沖縄島安和〉
学名種小名は『彗星、箒星』の意。
因みに、彗星の『彗』という漢字にも、『箒を持つ、掃く』という意味があるのだそうです。
ところで、本種のどの辺りが彗星なのでしょう。
体内の赤色縦帯を、尾を伸ばす彗星に見立てているのでしょうか。
つまり…赤い彗星……。