Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

端午の幟旗(ハタタテギンポ)

2021-12-21 20:26:20 | イソギンポ科

一日を通してド~ンヨリ曇り空でしたが、風はほとんどなく比較的過ごしやすかった本日のやんばるです。

土曜日辺りまでは、こんな感じが続きそう。

そしてクリスマスの夜辺りから、強い寒波が来るそうですよ。

まあ、当地ではホワイトクリスマスにはならないでしょうけど…。

風は北東~東。曇、ときどき微かな雨。

■■

現在では『子供の日』でもある『端午の節句』ですが、これは奈良時代に中国から伝わった風習なのだとか。

そして日本で独自に発展してきた行事なのだそう。

『端午』は牛の月の端、すなわち5月の最初を祝う風習のことで、季節の変わり目に邪気を払う(病気にならない)ために、菖蒲を飾ったり菖蒲酒を飲んだり菖蒲を入れたお風呂に入ったりして無病息災を願ったのだとか。

これが時代と共に武家の重要な行事ごとに変わっていったのだそう。というのも、『菖蒲(しょうぶ)』が『勝負』や『尚武(武を重んじること)』を連想させるとして、武家の男子の元気な成長や立身出世を願うための行事になったよう。

さらに時代が江戸へと進み、武家中心の社会になると、端午の節句はどんどん豪華で華やかな様相になっていったのだとか。

例えば将軍家に子供が生まれた際などは、幟旗を掲げるようになったのだそう。これには跡取り息子が誕生したことを神様や周囲に告げる意味があったのだとか。

幟旗とはよく戦国時代のドラマに出てくる縦長の軍旗ですね。

この幟旗が武家では『吹き流し』に変化し、さらに庶民の間では『鯉のぼり』になって定着したのだとか。現在のような端午の節句は、江戸時代に出来上がったということですね。

というわけで、鯉のぼりはもともとは子供のための幟旗だったのだそうですよ。

■■

幟旗、子供ってことで…

〈イソギンポ科ハタタテギンポ属ハタタテギンポ Petroscirtes mitratus 21年10月18日 沖縄島崎本部〉

画像はどこから見てもガッツリ幼魚。

まだ色も纏っていません。

学名種小名は『巻き頭巾(ターバン)をつけた』の意。

幼魚なのでターバンも巻き付けていません。

というか成魚になっても、僕的にはターバンを巻き付けているようには見えないのですが…。

そういえば『銀宝』って江戸時代の貨幣でしたね…。

 

 

コメント
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