Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

明かりをつけましょ…(ボンボリイソハゼ)

2022-03-01 19:23:42 | ハゼ科

先週末は、もう春だなぁ…って感じの陽気でした。

そして週が明けると、もう初夏ですか? って感じの暖かい日が続いてるやんばるです。

今日も陽光たっぷりで、そのうえ南風。気持ちのいい一日でした。

このまま暖かい日が続きそうです。

風は南。晴天。

■■

明後日はひな祭りですね。ひな祭りは中国の五節句の一つである『上巳(じょうし)の節句』が日本に伝わってきたのがその由来なのだとか。

中国では桃の花に長寿や魔除けの力があると考えられ、上巳の節句のときには桃の花のお酒を飲んだり、桃の葉のお風呂に入ったりして厄払いをしたのだそう。

ひな祭りが『桃の節句』ともいわれるのは、この辺りに由来しているのだそうです。

季節の節目である『節』の時期は、昔から邪気が入りやすいといわれていたのだとか。

上巳の節句では、邪気を払うために川で身を清める習慣があったのだそう。

それが日本に伝わったときに人形に穢れを移し、川に流して邪気払いをする行事へと変化していったのだとか。

この風習が『流し雛』となり、人形制作の技術の発展と共に、川に流すのではなく飾る習慣へと変化していったよう。

これが平安貴族の間で流行っていたおままごと遊びの『ひひな遊び』合わさって、『ひひな』が転じて『ひな』となり、ひな祭りの形が出来上がったのだそうです。

当地には旧暦3月3日に『浜下り』という女の子の行事を行います。

ビーチに行って潮だまりで身を清めるという風習ですが、これも元を辿れば上巳の節句に繋がるのかもしれませんね。

■■

さてひな祭りといえば、定番の歌がありますね…

〈ハゼ科ハゼ亜科イソハゼ属ボンボリイソハゼ Eviota ancora 22年1月13日 沖縄島崎本部〉

学名種小名は『フック状に曲がった、錨』の意。

和名は胸鰭前後に並ぶオレンジ斑と白色斑を雛飾りのぼんぼりに見立てたのだそうです。

明かりをつけましょ ぼんぼりに~♪

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする