Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

歌謡、ふんどし、苗字…(コヤナギウミウシ)

2022-03-15 20:10:58 | ウミウシ

意外に曇りがちな空模様でしたが、それでも夏日近くまで気温が上がった本日のやんばるです。

風はゆるやか~で、数字以上に暖かく、いや暑く感じた一日でした。

この先一週間は、期間の半ばと終わり頃に雨交じりになりそうですが、気温は高いまま推移しそうです。

風は弱い北東。晴れときどき曇。

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『小柳』その一

平安末期に行われた雑芸(ぞうげい)の一つ。雑芸とは平安後期から鎌倉時代にかけて流行した歌謡の総称なのだとか。

古典的、貴族的なものに対して、民間から出たものなのだそう。

『小柳』その二

小柳繻子(しゅす)、またはそれでつくった帯のこと。本絹繻子の一つで黒地を主とし、力士の褌(ふんどし)などに用いられるのだそう。

一説によると力士の小柳が用いたことがこの呼び名の由来なのだとか。

第六代横綱阿武松緑之助が『阿武松』を名乗る前の四股名が小柳だったそうで、前述の力士とは阿武松緑之助のことのよう。

もの凄い大食漢で、婦人に人気のあった力士だったそうです。

『小柳』その三

地名や苗字。

苗字としては九州北部に多く、特に佐賀県に集中するのだとか。

有名人で小柳姓といえば、小柳トム(ブラザー・トム)、小柳ゆき、そして小柳ルミ子が僕的にはぱっと浮かぶ感じ…。

全員歌手ですね。ご先祖を辿ると歌謡の小柳に繋がったりして…。

■■

さて、この子は小柳ルミ子と直接的な繋がりが…

〈Janolidae科コヤナギウミウシ属コヤナギウミウシ Janolus toyamensis 22年1月13日 沖縄島崎本部〉

学名種小名は『富山産の』の意。

たぶんこの富山は富山湾のことなんでしょうね。

そして和名のコヤナギは小柳ルミ子から。

本種の記載年である1970年が小柳ルミ子のデビューした年であることに因んでいます。

 

 

コメント
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