Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

mating season(Kyonemichthys rumengani)

2022-11-08 20:41:38 | ヨウジウオ科

一日中ドンヨリ曇りな感じの予報でしたけど、案外青空あり、日差しありだった本日のやんばるです。

日が暮れてからも一部に雲が残ってましたけど、なんとか皆既の時刻には雲が晴れ、赤銅色の月も見られました。

明日明後日は雨交じりの空模様みたい。週末は晴れ空になりそうです。

風は北東。曇一時日差し。

■■

『mate』

メイトという英語には、友達、仲間といった意味があります。クラスメイトとか、チームメイトとか……。

でもこの言葉には別の意味もあります。それは『交尾の相手』という意味なのだとか。

あるいは動詞では『交尾する・繁殖する』という意味もあるのだそう。

というわけでこの言葉に『season』がくっついた『mating season』だと、繁殖するシーズンすなわち発情期、交尾期、繁殖期という意味になります。

2020年のブログで、キオネミクティス・ルメンガニィの交尾期について書きました。

〈ヨウジウオ科ヨウジウオ亜科Kyonemichthys属Kyonemichthys rumengani  22年9月24日 沖縄島安和〉

キオネミクティス・ルメンガニィは、この撮影ポイントでは年間を通して出会うことが出来ますし、ペア個体に出会うこともあり、卵保護個体に出会うこともあります。

でも2020年は9月後半から10月の前半にかけて劇的に出会う個体数が増えたので、この時期に交尾期があったのではないかと推測したわけです。

〈同種別個体 同日 同ポイント〉

しかし2021年には同じ時期(9月後半から10月前半)に、劇的に個体数が増加したという状況にはなりませんでした。

〈同種別個体 同日 同ポイント〉

だから、2020年が何か特別な状況だったのではないかと考え直したりもしました。

ところが……

〈同種別個体 同日 同ポイント〉

今年2022年再び9月後半から10月前半にかけて出会う個体数が劇的に増えたのです。

その増え方も2020年とほぼ同じ感じに。

〈同種別個体 同日 同ポイント〉

やっぱり、キオネミクティス・ルメンガニィには交尾期があるのでしょうか。

〈同種別個体 同日 同ポイント〉

では何故去年は明確な個体数の増加を観察出来なかったのでしょう。

隔年で起こる現象なのでしょうか?

〈同種別個体 同日 同ポイント〉

というわけで、来年の9月が待ち遠しかったりしています……。

 

コメント
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