じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

内野さんメモ

1/9~ Netflix配信「阿修羅のごとく」
2/23 22:00~ WOWOW「ゴールドサンセット」放送開始
3/11 毎日新聞夕刊
3/14 13:50~15:00頃 Tver「第48回日本アカデミー賞授賞式 ウェルカムレセプション・レッドカーペット」(1週間見逃し配信)
    21:00~22:54 日本テレビ「第48回日本アカデミー賞授賞式」
3/24 AERA STYLE MAGAZINE vol.58 2025 SPRING/SUMMER(朝日新聞出版)
3/29 19:00~22:30 CS・日テレプラス「第48回日本アカデミー賞授賞式 完全版」
    Tver「第48回日本アカデミー賞授賞式 完全版」(期間限定配信)
4/20 13:00~14:45 衛星劇場「芭蕉通夜舟」
4/24 21:00~ テレビ朝日「PJ~航空救難団」放送開始

ベルサイユのばら~フェルゼンとマリー・アントワネット編

2006-03-07 23:32:29 | 観劇記
今夜は東京宝塚にてベルばら観劇。先週の大劇場遠征の記憶が鮮明なので、やっぱり東京は小さいなぁ~って ロビーの階段は半分だし、座席の間隔は狭いし しかも、今日のお席、周りが元祖ベルばら世代らしきオバチャンたちで開演後も煩いのなんのって

おっと!前置きはこれくらいにして……早速観劇記を。注 先週のオスカル編とついつい比較してるところ多々あり、じいの妄想劇場ありなので御了承くださいね

今回のフェルゼン&アントワネット編、先週観たオスカル編よりも順を追ったストーリーだったので分かりやすかったです まぁ、展開が早いのは相変わらずですけど マリア・テレジアが出てきたと思ったら、次はもう三部会がどうのこうのって……そうそう、最初のアントワネットの輿入れシーンで「ハプスブルグ家」って言葉が出てきて思わずドキドキしちゃいました。あぁ~~トート閣下~~

スミマセン、本筋に戻ります 今回は主だった登場人物はほとんど出てきたので、先週のようなオスカル様 のためだけの舞台みたいな、ある意味不自然な(でもヅカでは普通にみせてしまう?)感じはしなかったんですけど、ハイライト編みたいになっちゃってバラバラした印象を受けました。さすがにフェルゼンが主役だからっていってオスカルとアンドレを無視ってことはできないですよね~~ただ、アントワネット、フェルゼン、オスカル、アンドレの恋愛を全て盛り込んだために、な~~んか全部中途半端な感じになってしまって……オスカル→フェルゼンの は唐突に出てくるように思ったし。

気になったところといえば喋り方。某劇団を彷彿させる甲高い声で歌い喋ってたり、歌舞伎みたいに見得を切るような喋り方みたいに聞こえたんですよね。まぁ、現代から見れば「あんたたち、アホ?」みたいなことをやってた宮廷人たちですから、ちょっと愚鈍な雰囲気も出てて、それもありかな~?なんて思いますけど

そうそう、あと、ストーリーが結構違ってたのがビックリ もちろん大筋は変わりないんですけど、ジェローデルがフェルゼンを訪ねてスウェーデンに行ったり、ベルナールが国王一家の逃亡を助けたり……原作を一応知ってるじいは「え~~~」って しかも最後のコンシェルジェリ監獄のシーン、原作だと訪ねてくるのはジャルジェ将軍なんですけど、舞台の方はメルシー伯。ま、キーな小道具になってた人形をアントワネットに返すシーンを作るには仕方ないですけど。

で、で、で、観劇前の最大の心配事……笑いのツボですけど……やっぱりありましたわ。オープニングのアントワネット、まるで紅白の小林幸子or美川憲一状態 しかもウェディングケーキみたいな台に立ってて、その台が回り始めて……ちょっとだけ笑いのスイッチON お約束の(?)馬車も出てきましたけど、こっちは結構普通だったし先週みたいにペガサスは出てこなかったので一安心。ただ、アントワネット&フェルゼンの密会シーンでボートが出てきた時にはプチ爆笑

ただ……あのぉ………最後のフェルゼンとアントワネットのシーンでウルウル泣いちゃったんですけど まさかベルばらで泣く日がくるとは アントワネットの潔さ、愛する女性の覚悟を尊重するフェルゼンの大きな愛。切なすぎますよぉぉ~~涙腺をいかにも刺激しそうな「愛あればこそ」の旋律も悔しいんですけど、我慢できなかった フェルゼン、かっこええ~~~ 命を与えるために逃がすのも愛ですけど、ハッピーエンドにならないと分かっていても相手の生き方を尊重し自分が耐えるのはもっと大きな愛 で、すみません。ここで思い出しちゃいました。ウン・グランデ・アモーレ……普通に幸せに結ばれないことを覚悟したあのお方の愛に似てる???愛した女性も世間的には“悪女”だし でも、じいはカワイイだけの女性じゃない、どうしようもないアホな女性に共感してしまうんですよ~~

で、ここからは気になったキャストの面々。。。

湖月フェルゼン:
じいの中では宙エリザのルキーニでした。フェルゼンってキャラ、じいが思い描いていたのは物静かで大人な男性だったけど、今回はお熱いオトコ 原作だとオスカルに「どうしてフランス王妃を愛してしまったと言える?」って苦しい胸の内を密かに明かしてますけど、今回は1幕最後で朗々と愛を歌い上げていらっしゃって……一人だけあつぅぅ~~くなってる感じがしてちょいと引いちゃいましたけど、最後のシーンは熱く激しいフェルゼンだからこそ泣けちゃうんでしょうね……懺悔!ちょっと魂を抜かれた

白羽アントワネット:
ファルセットっぽい喋り方や甲高い歌い方は気になりましたけど、じいのイメージ通りの王妃様でした。可憐で素直で幼くて美しくて……原作に「自分が平凡な女性の生き方ができたなら」みたいなセリフがあったと思うんですけど、2幕での母親の優しさや監獄内での弱々しい姿を見てると、時代を背負うにはあまりに「カワイイ」人だったのではないかなぁ~って。でも、最後、断頭台の階段を昇っていく姿には感動。最初はフェルゼンの方を向いてるんですけど、覚悟を決めたかのように見得を切って颯爽と後ろを向いていく姿、素敵でした

安蘭オスカル:
ごめんなさい~~~ じいの頭には先週見た朝海さんのオスカルのイメージがあるので、ちょっと地味な印象が 主役じゃないか否かってところが大きいと思うんですけどね~~~ただ、歌い方、女性っぽさが前面に出ていたのはちょっと……まぁ、オスカルは女性だから問題ないといえばそうなんですけど 今回オスカルのセリフの中で「女性だから……」みたいな感じで、ちょいとフェミニズムを感じさせるようなセリフがたくさん出てきて……オスカル編のパンフでベルばら初演当時の女性の社会的地位の話が書かれてましたけど、現代にはちょいと古いかなぁ~~って。金八先生シリーズで性同一性障害を扱ったシリーズに出てきたセリフで「性は人間の数だけ存在している」というのがありましたけど、男と女という括りよりも一人の人間っていう部分を強調して欲しかったかな

柚希アンドレ:
う~~ん、おいしい役であることに間違いはないんだけど……オーラが足りない(ファンの方、すみません~~)まぁ、今回は主役の相手役ではないので仕方ないかな

今回のフェルゼンとマリー・アントワネット編、贅沢な話ですけど、湖月フェルゼンと朝海オスカルで観たかった?!(大劇場公演はあったんでしたっけ?)で、アンドレは観たことはないけど気になってる春野アンドレで……

おっと、長々と語ってしまいました。そういえばベルばら係長、フェルゼン~編を大劇場遠征してみてるから、これをネタに出したら1日中語り合えるかも。絶対に嫌ですけど
コメント
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