じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

平和で何よりだな~

2020-08-06 23:55:23 | その他いろいろ
6月末から7月末にかけて配信のあったオーディオ版最貧前線 新しい話が追加される度に楽しみに、少しずつ、聴いていたのですが、配信終了前に“一気”聴き!たっぷりどっぷり最貧前線の世界に浸かりました 舞台版と登場人物の人数や設定が違うので、このセリフはあの人が言うの~とか、この人ってこんなキャラだったっけ?とか戸惑うことも多々。舞台版の方がやっぱり華やかというか緩急が利いていて見せる/魅せるのはココ!というのがはっきりしていたと思うのですが、オーディオ版の方は淡々と進んでいく感じで……B29に向かっていくシーンも劇的な感じではなく冷静に、力強く……。でもその素朴な感じが吉祥丸と乗り込んでいる人たち、そしてその後ろにはそこに連なる更に多くの人たちを際立たせていて、最貧前線の世界観が存分に表現されているように感じました。第7回のラストは嬉しいサービス!本編の終わり、吉祥丸が故郷の港に帰郷するまでが描かれていてBGMにあの金比羅船々がたっぷりと聞けた~~しかもエンディングの後に劇中で使われた曲が2曲た~~~っぷり収録。めっちゃ嬉しかった~~ いろんなことを思い出して泣いてしまいました 8月7日~23日にアンコール配信があるそうなので是非 あぁ~~かしらに会いたくなっちゃった

1年前が蘇った先月末からの今月、、、去年の今頃は充実していたなぁ~先の楽しみがあったなぁ~それなのに今は・・・こんなはずじゃなかったのにってね ないものねだりをしても仕方ないことなんだけど(苦笑)こんなご時世だからこそ改めていろんなことを考えさせられた今日という日ですが、今年ほど広島市長の平和宣言が白々しく聞こえたことはなかったかなぁ 世界的な感染症からの戦争からの連帯が大事って、いや、おたくに言われたくないわって。不信や不安を煽って分断を加速させるだけの役に立たない情報発表に自己責任&自己防衛任せの無策っぷり・・・とか見ていると尚更。

NHK広島放送局が「もし75年前にSNSがあったら?」という設定で3人の市民がツイッターで呟く企画をやっています。戦時中の社会が今のコロナ禍の社会に通じるところがあって正直読んでいてキツイなぁと思うことが多々。未来の冷静な視点で過去に学び論じていくことは大切なことではあると同時に、それがいかに無責任な行為であったのかということを自分がその渦中に身を置いてみてつくづく思い知り愕然としました そしてもう1つ……メディアが取りこぼしている被爆者とそれに連なる人たちの言えなかった言葉。何の支障もなく被爆者認定され、手帳を交付され、普通に生活してきた被爆者。言葉が適切かどうかは分からないけど、そうでない人や今もなお認定を巡って戦っている人から見れば「恵まれて」いるのかもしれない。でもそこには表立ってはいえない、当事者しか分からない本音が隠されている……と、そんな話に触れたことがあってね……何とか自力で踏ん張っている人たちの複雑な思いがあること、一番弱いところに寄り添うだけでは足りないのでは?とメディアetc.には言いたいんですがね。。。

しかし戦時中の社会でもコロナ禍の社会でもこれだけは言えるわね。市井の人たちに責任や判断を委ねるのではなく治世者が全てを背負って滅私奉公すること。つまらん治世者を誰が選んだんだ?というツッコミはあるけど(苦笑)それぞれがそれぞれの立場で必死に生きていて、それを守るために対立する。どっちのせいでもない、悪いとするならそれは治世者共。ふと井上ひさし氏の舞台を思い出しました。市井の人たちへの温かい眼差しはもちろんのこと、軍部や官憲にさえも優しい眼差しが注がれている。そして本当に責任を取るべき人に向けられた厳しいセリフ。何だか無性に身に沁みるコロナ禍での今日という日。
コメント
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