魚喃キリコ

魚喃キリコ（なななん　きりこ）と言う漫画家の方がおります。
先日、ふともう一度読みたくなって読み返してみましたが、この人の話は切なくて痛くてグッとくるものがあります。
基本は漫画なんですけど、詩というか、小説というか、映画というか、紙芝居というか、なんかいわゆる漫画的な漫画ではないんですよね。
人の表情の書き方とか、線引きのタッチの使い分けとか、かなりすごいです。

6年前くらいに自分でつくったHPの漫画コラムのとこを改めて読むと、当時とほぼ同じ事を感じて、当時の俺もいいこと言うなぁとふと思いました。（自画自賛）

最近色んな事情もあり好きな漫画の世界から遠ざかっていたこともあり、新刊とか全然チェックせずに漫画の本格的な世界から足掛け4年間はブランクがありますが、早速読んだことなかった【キャンディーの色は赤】っていうのを注文してみました。

その流れで、昔大好きだった山本直樹の新刊を探してたたら【レッド】っていう、連合赤軍とかをテーマにしていそうな社会派の漫画を出していることを今知りました。
この人が書くエロはかなりどぎついですが、【ビリーバーズ】などで垣間見れる社会派な漫画もかなり好きです。これは当時のオウム真理教をモチーフにしてて、当時の社会状況でよくもこんなの発表できたなぁと感動すら覚えます。あ、脱線しました。
一応、魚喃キリコの漫画はいいよ。っていうのが結論です。（なら最初からそう言えという話です。結論を最後にする日本人の悪い癖です。）