種苗法改正は育種家を守るということで期待していましたが、今国会での成立が見送られたようです。⾃家増殖とは、農業者が収穫物の⼀部を次期作付⽤の種苗として使⽤することをいう(農水省)ようです。農業者が登録品種を含め広く自家増殖していることが見送りに繋がったようですが、権利が無い一般品種の自家増殖は自由に行っていいとして(それが購入とどちらが効率がいいかは知りません)、登録品種を自家増殖されると一度買えばコピーのし放題となって、育種家が儲けようがないことは明らかです。本なんかだとコピーに労力がいるので、実際に丸々する人はそうはいないでしょうが、自炊の問題なんかはありますね。専門書なんかは馬鹿高かったりもしますが。確かに登録品種を栽培している農家にとっては負担増になるかもしれません。しかし今まで育種にとてつもない労力がかかっている新品種を安く栽培できたことに感謝してもいいような気がします。登録品種だって、栽培してくれなかったら儲けにならないのですから、そうそう馬鹿みたいな値段をつけるとも思えません。誤解があるかもしれませんが、育種家は公共団体に限らず、個人も多いようです。育種家が適切な対価を得られるようになれば、今後素晴らしい品種が生まれてくる可能性もあります。
付け加えて言えば、国会で的外れの批判や擁護が目立つような気もします。何でそうなるのかは良く分かりませんが、互いにあさっての方向を撃っているとすれば、国会が言論の府として機能するはずもありません。議論が分かれる問題はあるでしょうが、議論にならずに流れるなんてことは勘弁してほしいものです。与党側にせよ野党側にせよ理解が深まらないという言い分も言い訳めいており、理解を深めるのが国会の議論だと思うのですが、パフォーマンスに終始する国会に期待するのが馬鹿げているということでしょうか。勿論国会議員の方で少なくとも担当者は理解していると思いますよ。さすがに。きっと。多分。そうだとしても、関係者・一般に理解を広げるのが国会だということでしょう。一知半解という言葉もありますし、筆者も勿論よく理解している訳ではありません。それにしたって、一々個別に指摘しませんが、議論になってない部分は見て分かりますし、酷いんじゃないかと思った次第です。
付け加えて言えば、国会で的外れの批判や擁護が目立つような気もします。何でそうなるのかは良く分かりませんが、互いにあさっての方向を撃っているとすれば、国会が言論の府として機能するはずもありません。議論が分かれる問題はあるでしょうが、議論にならずに流れるなんてことは勘弁してほしいものです。与党側にせよ野党側にせよ理解が深まらないという言い分も言い訳めいており、理解を深めるのが国会の議論だと思うのですが、パフォーマンスに終始する国会に期待するのが馬鹿げているということでしょうか。勿論国会議員の方で少なくとも担当者は理解していると思いますよ。さすがに。きっと。多分。そうだとしても、関係者・一般に理解を広げるのが国会だということでしょう。一知半解という言葉もありますし、筆者も勿論よく理解している訳ではありません。それにしたって、一々個別に指摘しませんが、議論になってない部分は見て分かりますし、酷いんじゃないかと思った次第です。
例えば岡山の小野田議員の発言の趣旨に賛成ですが(法案の成立自体賛成ですが)、シャインマスカットは合法というところに引っ掛かっています。新品種流出抑止 種苗法を改正へ(https://jacom.or.jp/nousei/news/2019/12/191209-39857.php http://JA.com 2019年12月9日)>
出願期限が切れたシャインマスカットが中国や韓国に流出したのは、外国人や非農業者と思われるものに種苗が販売されたり、ホームセンターで不特定多数に販売されたと考えられているが、いずれも違法ではない。・・・JAの記事が正しいかも分かりませんが、種苗法改正でシャインマスカットの流出が防げないとすれば、例として不適切なのでは?外国人や非農業者や不特定多数に販売を禁止する改正でもないんでしょう?韓国は植物の新品種の保護に関する国際条約を締結しているとも言い、その「合法的な」剽窃戦略(例えば「韓国イチゴ騒動はフェイクニュースだ」2018.04.14 https://yoshihiro-asakawa.net/%e9%9f%93%e5%9b%bd%e3%82%a4%e3%83%81%e3%82%b4%e9%a8%92%e5%8b%95%e3%81%af%e3%83%95%e3%82%a7%e3%82%a4%e3%82%af%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%81%a0/ 浅川芳裕)は目のくらむ思いです。日本の隣にいる悪意の権化に有効な対策を期待しています。