時事
【図解・社会】刑法犯認知件数の推移(時事)
ここ15.6年で犯罪が激減しているようです。
>警察庁の担当者は「官民一体となった犯罪抑止への取り組みのほか、住宅や自動車のセキュリティー向上、ドライブレコーダーを含む防犯カメラの増加などが功を奏したためではないか」と分析している。
住宅で言えば、オートロック式の非木造の共同住宅が普及し(2-5 住宅の設備 総務省統計局)、それが空き巣を諦めさせているのではないかと考えられます(7割の空き巣が5分で犯行を諦める!?賃貸物件でもできる6つの泥棒対策 シングルハック)。
記事にも書いていますが、自動車のセキュリティ向上とはドライブレコーダーの増加のようです(車上荒らしの手口・対策・ドライブレコーダー4つ | 羊たちの沈黙)。
引ったくりに防犯カメラが効果あるというのもあるでしょう。防犯カメラはこれからAIでまだまだ強化されてくると考えられます。
>罪種別では、全体の7割以上を占める窃盗が前年比6万7607件減の65万5541件、強盗も同480件減の1852件だった。13年以降の過去5年間でそれぞれ窃盗が約33%、強盗も約44%の大幅減となった。
ドロボウ(物理)終了のお知らせですね。捕まるリスクが高いから止めようみたいな。何とも見もふたもない話ですが、これからは防犯カメラでは対応できない犯罪や、防犯カメラがあってもやってしまうような人に焦点が当たってくるのかもしれません。
>略取誘拐は239件で前年比11件増。子どもが交流サイトで知り合った容疑者に連れ回されるケースなどが含まれているとみられ、昨年は小学生50人、中学生40人、高校生42人が被害に遭った。
交流サイトで子供の事件被害、最多の796人 15年上半期(日経新聞 2015/10/15)を見ると、フィルタリング機能の利用で犯罪被害は防げそうです。また、規制の効果で出会い系サイトにおける犯罪は減少したようです。
>詐欺も3.9%増の4万2575件で、うち有料サイトを利用したなどとだます架空請求詐欺が5756件と、5年間で約3.8倍に増加した。
架空請求詐欺メールって誰がひっかかるのか不思議に思うところはありますが、全く知識がない初見ならそういうことも有り得るのかも知れません。迷惑メールを大量に撒く奴(引っかかる確率は低くく、大量に撒かないと商売にならないと考えられます)は何のためにそれをするかと言えば、詐欺でご飯を食べるためにやるんでしょうし、少なくとも誰のプラスにもなっていませんから、メールの大量送信を許可制にするとか、迷惑メールの大量送信を抑止できないかと考えてしまいます。
まぁ、あれだな。監視カメラ製造の会社とかAIや個人認証の技術を持っている会社が買いなんじゃないですか。