観測にまつわる問題

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中国よ、おまえもか

2017-12-09 14:49:30 | 日記
Newsweek12月12日号「中国人の命は空気よりも軽い」(李小牧)を読みました。

何でも中国人女子留学生が東京都内で中国人の男に刺殺された事件が中国で話題をさらっているのだそうです(事件自体は1年と少し前に起こっています)。事件については検索したら出てきたので貼り付けて起きます。

友人を守ろうとして殺害された中国人女子留学生の悲劇…「生きる希望失った」母親の慟哭(産経ニュース 2016.12.10 16:00)

李氏によると、殺害された江歌さんは小さい頃に父親を亡くし、母親が女手一つで育て上げた一人っ子で、中国は長年一人っ子政策で来て自分の子供が亡くなったらという不安を抱えているので、(共感して)この事件でヒートアップしてしまうということのようです。江歌さんの母親が犯人に試験を求め、日本で署名運動まで始めているようで、それが中国での炎上の原因になっているようです。日本の司法では初犯で1人を殺しても死刑になるのは極めてまれだが、社会感情や政治状況次第で判決基準が変わるのが当たり前の中国人にそのことは納得し難いとの指摘です。

中国よ、おまえもかって思いますね。何処かお隣に情治国家を嘯き、法律より国民感情を優先してしまう国がありますが、さすが宗主国様といった趣があります。

人口が中国の4分の1のアメリカは死刑執行は年間20人ですが、国際人権団体によると(中国は死刑執行数を公開していません)、中国の死刑執行は1000人を超すとの指摘もあります。李氏が指摘するように、中国人民の命と人権を中国指導者が軽く見ているのは間違いないと思いますが、中国人民自身は一人っ子政策の影響もあって、やや異なる見解があるような気がしないでもありません。例えば中国軍は戦える組織なんでしょうか?(中国軍 一人っ子の若手将兵で惰弱なポテチ族蔓延に危機感も NEWSポストセブン 2015.04.11 07:00)北の某国の人質になるぐらいしか使い道が無かったりして(笑)。アメリカも別に中国人民軍など恐れてはいないと思いますが、まぁ中国と開戦する訳にはいかないというのは分かります(北の某国みたいになりたくなければ、世界の独裁者さん達止めてくださいね?)。幾らメンツを潰されても中々中国ってキツイお仕置きを決断しませんよね。韓国も形の上では一応手打ちしましたし。メンツ重視とは何だったのか?

李氏によれば、中国最高検の機関紙、検察日報は「犯人が中国に帰ったら中国の法律で処罰できる!」と煽っているのだそうです。日本も元検察政治家が他人になりすまして投稿した記事を紹介して流行語大賞をとったり(一応疑惑ですからセーフなようです)、病気の妻から夫を略奪したり、ガソリンプリカで地球5周したり、やりたい放題で背筋が寒くなったものですが(てか、おまえこそ氏ね)、1人の問題行動と組織の問題行動は比べるまでもないような気はしますが、政治家ですからね・・・。理論上は首相になる可能性があるのが恐ろしいところです。

事件そのものに関しては、痴情のもつれで巻き込み殺人ですがら、それほど再犯の可能性無いですし、やはりそこまで重い量刑にはならないような気はします。金のためとか快楽のために殺人を繰り返すとかしたら日本でもアウトかと思いますが。これは殺人未遂であって殺人罪ではありませんが、殺人に関する量刑の基準に関して殺人未遂における量刑の相場|量刑の加重減軽を決める基準(刑事事件弁護士ナビ)を参考にしました。犯人は黙秘していますし、あまり反省の色もなさそうですから、それほど情状酌量はないかもしれませんが、死刑相当とは思いませんね。筆者も日本の殺人に対する刑罰は若干軽いような気がしますが(素人の感想です)、殺意が無ければ(証明も難しいと思いますが)、死刑は重すぎる印象です。当人と話し合おうとして邪魔され激高して暴力をふるったということなんでしょうか?良く分かりませんが、日本の司法は精査して妥当な判決を出すのではないかと思います。犯人は協力的ではないようですけどね。こういう人物について報復が怖いですから、被害者が本当のことを何処まで言えるかの疑問は無くもありません。そう考えると中国の判断が妥当に思えるかもしれませんが、この程度(?)で死刑判決を出していたら、中国人自身から見ても、死刑が年間1000人では足りなくなるんじゃないだろうかと思わなくもないですね。やっぱり炎上したからパフォーマンスで殺そう(しかも検察当局が自ら関与)という危険なにおいを感じます。


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