大分県の郷土料理の中に、 ジリ焼き と呼ばれる物が有ります。
地方によって呼び名が違い、ひやき、焼きもち、へこやき、じりやき
などと言われますが、基本同じものです。
へこやき(日田市周辺地区の呼び方)を始めて食べたのが10年前位で
しょうか、薄く焼いたクレープの様な物に黒砂糖が入った物でした。
友人曰く、おやつで食べていた、昔は小麦粉だけだった、黒砂糖は定番、
素朴なおやつで、決してクレープなんぞと言う様なお洒落な物では無い
と言うのが素直な感想でした。
今回大分県として、 JIRI ジリ焼き と統一して、
広く皆さんに知ってもらおうと言うプロジェクトを
立ち上げたと言う事で、
由布おいしく食べ隊「YUFU.JIRI研究会」 http://oita-shokuiku.net/
のセミナーに参加してきました。
宇佐市在住の、伝承料理研究家
金丸佐佑子先生。
来てくださるとは知らなかったから、久し振りに会えて嬉しかったです。
小麦粉「地粉や中力粉が良い」
100g+米粉50g+卵+水で200ml、(要加減) 塩少々加え攪拌し、
上からたらして、ぽたぽた落ちるくらいが丁度良い。
熱したフライパンに油を引き、生地を両面焼き、
好みの具材をのせ、巻いていきます。
焼き方初心者の作品 先生持参のラー油 美味しい
宇佐で捕れる珍しい赤海老を使って
造るかち海老使用。
一人一枚ずつ焼きました出来上がりです。
緑色の物は、 大分味一葱の粉末 を入れてみました。
ねぎ臭さは全くありません、鮮やかな色で食欲が出ます。
JIRIのこれからの取り組み方等話し合い、由布市の特産品を使った
具材を巻いての試食です。
由布市特産のパブリカ。 マスタードリーフ。
焼き芋、柚子ジャム、ピーナツ入り餡子、梨ジャム、
紫芋餡、うこっけい卵のカスタードクリーム、うこっけいミンチ味噌、合挽き味噌。
具材にも様々な工夫がされていましたが、これからもっと色んな
物を開発していきたいとの事。<その土地の物を上手く利用する>
ベテランが焼きました、綺麗に焼けています。
私の様に他県から移り住んでいる者として、このような食べ物を
地域の人から直接教えてもらう事は少なく、
大変有意義な会でした。
中に入れる具材を換えるだけで、
おやつからおかずにまで変身させられる ジリ焼き
これから色々挑戦したいと思います。
先生曰く、千枚やいて、自分のジリ焼きを作ってください。
色々準備して下さった皆さん有難う御座いました。
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