最近は着る回数がめっきり減りましたが、米軍のフライトジャケットが大好きで数着持っています
俗にマニアと呼ばれる方のように、高価で歴史的価値があるものは所有していませんが、実際に軍で使用されていたモノを購入して着用していました
軍に納入されるにはミルスペックという米国政府が決めた一定の規格(軍指定の生地・縫合など)をクリアーしていなければなりません。 当然、軍に納入するメーカーは1社という訳にはいかないので数社に発注されますが、やはりミルスペックをクリアーしていても、メーカーによっては縫合が得意なメーカーとそうでないメーカーなどがあります さらに製造時期や納入メーカーによって使用しているZipperのメーカーなども違ってきます
今回はそのZipperだけを取り上げてみました
興味のない人には全く訳の分からないネタですね~
モデル:A-2 (J.A.DUBOW MFG.CO. LOST WORLD )
ジッパーメーカー:TALON
このA-2はレプリカですので、当時から使われていたモノではないですが、ミリタリー物のZipperはTALONから始まったといっても過言ではないですね
モデル:MA-1 (ALPHA INDUSTRIES,INC.)
スペックナンバー:MIL-J-8279E
ジッパーメーカー:SERVAL
発注年度が1976年のMA-1 E-TYPEですが、この時期のものはSCOVILL製Zipperがよく見受けられます、SERVAL製Zipperが付いたモノは比較的少ないのではないでしょうか
欠損しがちな革タブもちゃーんと残っております
モデル:CWU-45/P(LANCER CLOTHING CORP.)
スペックナンバー:MIL-J-83388B
ジッパーメーカー:SERVAL
発注年度が1980年のCWU-45/P B-TYPEもMA-1同様、SCOVILL製Zipperがよく見受けられますが、SERVAL製Zipperが付いています
こちらも希少性が高いのではないでしょうか
モデル:CWU-45/P(ISRATEX,INC.)
スペックナンバー:MIL-J-83388D
ジッパーメーカー:SCOVILL,GRIPPER (GRIPPERはSCOVILLの1ブランド)
最近はYKK製が多いですが、米国製フライトジャケットのZipperの王道といったらSCOVILLですね、もともとは、ドットボタンなどを製造していたメーカーです
なぜかわかりませんが私は、古着屋さんに置いてあるフライトジャケットを見た時にSCOVILLのZipperが付いていると安心するんです
モデル:CWU-36/P(ISRATEX,INC.)
スペックナンバー:MIL-J-83382C
ジッパーメーカー:YKK
我らが誇るJapanブランドでございます Zipperとしての性能も他の外国メーカーに比べて抜群にイイです
ただ・・・雰囲気を楽しむフライトジャケットはYKKのzipperだと興ざめしちゃうんですよね