トラウマとフルインクル(その72)
めずらしく「介助」の原稿を頼まれた。
なんで今ごろ「介助」なのか聞いてみた。
そしたら、資料が送られてきた。
【「学校生活のなかの『介助』」を読んで、「こどものための支援」を考える】というもの。
これが本当によくできていて、分かりやすい(^^)v
次の就学相談会で使わせてほしいと思うのだが、誰が作ったのか分からない。
ただ、その「学校生活のなかの『介助』」という文章は、私が書いたものらしい。
はじめは思いだせなかったが、2004年「千葉県の統合教育6」に書いたものだった。
それで、私に依頼がきた、ということらしい。
「介助」について書きながら、「セルフ」という言葉が気になり始めた。
「介助」とか「支援」は、その「セルフ」と向き合うものなんじゃないかと思っている。
《セルフ》
【「セルフ」は、育成したり発展させたりする必要はない。
トラウマサバイバーの表面に現れた防衛的な部分の下には、無傷の本質、
すなわち、自信と好奇心に満ちた穏やかな「セルフ」、
生存を確保しようとする中で現れ出たさまざまなプロテクターたちのおかげで破壊を免れてきた「セルフ」が存在する。
こうしたプロテクターが分離しても大丈夫だと確信できさえすれば、「セルフ」は自ずから姿を現し、各部分は回復の過程に加わることができる。】
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