山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

廻り目平から 金峰山、再び ( 紅葉満喫登頂 )編 2

2014年11月07日 18時21分25秒 | 奥秩父
さて、テント泊で迎えた朝、
気分は、と言うと…
けっこう なもんでげすねぇ…⁉︎

とは言え、さすがに そこは2人用テント、
閉め切ってしまうと、閉塞感は否めないけど
周りに気を遣う必要はほとんどないし、
何しろ時間に対して 自由だぁ~‼️



寝心地!? 自分的には大枚はたいた「シェラフ」「マット」
悪いなんて口が裂けても言えまっしぇん
まぁ、寝ちまえば
そんなの関係ねぇ~っ!!
古っ


いつもより、途中で目を覚ますこともなく
マジで 熟睡できた warazaemon 隊長でしたが、
おサル隊員は ちょっと寒くて
熟睡できなかったみたい…
やっぱりあの時、ちょっとの金額をケチったばかりに…
( 実は、おサル君の寝袋は 隊長のより少し薄くて、夏用なんだよね )

それもそのはず、
ゲゲッ、油断して外に出しっぱなしだったザックが
起きだしてみたら見事に夜露ごと 凍りついていました…

しょうがないので、
管理棟に持って行って レンジでチンしてきました…
嘘です


おサル君より早く テントから抜け出し、空を見上げます…

Wao ‼️
廻りを山に囲まれた ここ「廻り目平
ご来光は望めませんが、朝焼けの茜色が
雲を綺麗に染めています…



寝ぼけまなこで 「トイレ行ってくる…」と
フラフラ歩いて行った おサル君は、
当然 この美しい空を見逃しました、 あはは


僅か 5分足らずのショーが終わり
代わりに 顔をのぞかせた朝日が
向かいの山の頂を照らします





手早くお湯を沸かし、
スープに シチュー、アンパンで 朝食を取り
さぁ、行きますかっ‼︎


朝の凛とした空気が気持ちイイっす‼︎


紅葉も まさに真っ盛り。
唐松の( 落葉松? ) 紅葉が こんなに綺麗なもんだとは
山に入るようになるまでは 知らなかった…



沢の水も、あくまでも清く澄みわたり
朝陽の中で キラキラ キラキラと
僕たちの歩く脇で 輝いてます…





 テッ‼︎
  小石が入っちまっただ‼︎


























朝陽の射し込む 美しい紅葉の森を進むこと 小一時間
今やここのランドマークと成っている 廃車が現れれば
いよいよここから 本格的な山登りになります。

🌟ところでこの車、何かの本で読んだところでは
元々 金峰山小屋の主人の車だったのだとか…
小屋への荷を 車でここまで運んだ夜、豪雨に見舞われ
川端への帰路が寸断されてしまい、
それ以来 こうしてここに鎮座ましましているのだとか…
確かに ここ迄の道のりでも 大雨に荒らされた痕跡は
新しいものを含め、今でも あちこちに…

自然の力って、凄いね




余分な荷物をテントに残し、
アタックザック一つで身軽に来たのは良いんだけど
熊鈴まで置いて来ちゃいました…
そこで、代わりに 隊長がドラエモンポケットから取り出したのが… 
小型携帯AMラジオ

NHK 第二だけは受信できたので、ロシア語講座やら、
英語講座をかけながら登ります。

可笑しかったのが英会話講座のその日の内容。
美人受付嬢をデートに誘い出すには』、だって⁉️
肝心の所で電波の状況が悪くなってしまい
残念、一番聞きたかったコツを聞き逃したぁ…⁉︎

ラジオ体操が流れてきた時には難儀しました…
歩きながら、どうしてもリズムが体操のピアノ伴奏に重なってしまって
歩きにくいったらありゃしない
ハイ、腕を大きく振って前から~♪ って…




去年来た時、ここら辺、きのこの山は食べ盛り、でしたが⁉︎
今日は 苔が綺麗‼︎
こんな事、山に入ったことがない人に言っても
ちっとも理解されないだろうね~



ふーっ…
2時間半のコースタイムを、30分ほど短縮して
金峰山小屋に到着!!   へへっ
人気者『ゆず彦』君は、今朝はまだ 小屋の中で寝ているようです…

結局、廻り目平方面から登るルートで、
途中 誰とも行き違うことはありませんでした。


あらら、あれだけ晴れていたのに、ガスってきちゃいました…


頂上には着きましたが、下界は真っ白に…

ほんの数十メートル先の「五丈岩」も、
霧に包まれたかと思いきや、直ぐ現れたりと、
めまぐるしく 忙しい天気です…






僕らが登ったルートでは 誰一人 人に会わなかったのに、
結構 山頂には人が…
富士見平からのルートの人か、
大弛峠からの人か…
年配の人が多いところをみると、その人達は 大弛峠からかなぁ…
車でほぼ同じくらいの高さまでやって来れる、そこからなら
それほど苦労せず ここまで来れるらしいから…

我が隊も、歳とったら、そっちからだねぇ…、
バァさんや…



改めて見上げてみるけど、大っきい岩だね~

しかし東側から吹き付ける風が、まぁ冷たくて冷たくて…
結局、10分も居ないうちに 退散、退散…

小屋に戻る途中、廻り目平のテントの隣人 二人組み とすれ違いました…
キャンプだけでなくて、登って来たんだねぇ…
感心、感心。

でも その内の一人のお兄さんは、見るからに バテバテ…
山に登る体力だけは、自分で鍛えるしかないからねぇ、
頑張れ、ガンバレ~






小屋のところで振り返ると、
「千代の吹き上げ」が一瞬、霧の中から顔を出していました…


眺望が楽しめなかったもんで、
後の楽しみといえば、お風呂にビール、ビールにお風呂!!

早い、早い、
結局 下り3時間のコースタイムのところを、
1時間も短縮して戻ってきました、 へへっ


昨日よりも確実に一段と、色付きが濃くなった紅葉です…





あっという間に テントも撤収、
お風呂に入ってさっぱりして、帰路に…









小淵沢駅前のお蕎麦屋さんで、遅いお昼とビール、
おつまみにビール、ビール、ビール、ビール!!



あずさ“寝台特急”で、爆睡しつつ 帰る二人でありましたとさ…






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廻り目平から 金峰山、再び ( 紅葉満喫 )編 1

2014年11月03日 16時54分44秒 | 奥秩父
「山」を始める前は、秋の訪れは、
北からやって来るとばかり思っていました。
でも、「山」を始めて以来、
秋は標高の高い山から降りて来ることも知りました。

今年は思いの外、その訪れが早いような気がします…

表銀座縦走から戻り、2週間。
北アルプスの穂高や白馬あたりでは、既に何度か雪が降ったとか…
標高2000メートル級の山に、初雪が降るのも
もう そう先でもないだろうね…

なので そこそこの高さの山で 紅葉を楽しめるのも
そろそろラストチャンスかなぁ?!

今シーズンは テント泊登山のチャンスを なんとなく逃したまま
この時期まできてしまったので、
どうせなら「テン泊」「紅葉」を楽しんでやろうと、
天気予報とスケジュールとを見比べて
やって来たのが 小海線「信濃川上駅」

ピンときた方は かなりの“山通” もとい “warazaemon通”!?

そう、昨年の初秋に初めて訪れて魅了されたキャンプ場
『廻り目平キャンプ場』
そこをベースに、奥秩父の盟主『金峰山』ピストン、
というのが今回のプラン。

時期的には昨年より2週間ほど後にずれ込んでいるので
紅葉は まさに真っ盛りなんじゃないかなと
秘かに期待していたのですが…

信濃川上からバスに揺られること40分あまり、
終点の「川端下」の里山は、
案の定 きれいに色づき始めていました。



暑くもなく、寒くもなく、頬を撫ぜる風も気持ちの良い
最高のトレッキング日和。
ウキキッ!!








川端の集落を抜け、
“キャベツ ロード”に出ようかというところで、
見えてきました、『奇岩城』
その特徴的なシルエットは いつ見てもワクワクします


昨年同じルートで歩いた時
のどかに道の両側に広がるキャベツ畑と
この特徴的な山のシルエットが
ミスマッチで面白く感じたものです…



こらーっ!!
ピーターラビットに 叱られるぞっ!!




マヨネーズ、持ってくるの忘れたっ!!



不思議と一度歩いた道は、同じ距離でありながら
最初の時の印象より かなり短く感じるものです…

そろそろ、ゴールの廻り目平です







雑木林が 道の両方に迫ってきました…
きれいな色付きです…










すれ違いに歩み去る、“カメ虫”みたいな若者二人。
そう、ここは“ボルダリング”を趣味とする人たちの『聖地』







『廻り目平』到着!!
さてさて、まずは我が家を建てる場所を探しましょう…


水場の近さ、トイレの近さ、受付棟の近さ、
それにビールを冷やす川も近いし
やっぱり ここかなぁ…
昨年来た時に ここを選んだのは偶然だったけど
広いキャンプ地の中で
けっこう条件を満たした場所だったかも…
ムフフッ


♪ さてっ、さてっ、さては南京玉すだれ… ♪



『ダブルウォール自立式』
って やつでさぁ、旦那っ…


完成でやんす


ここからが、ちょっと去年と違うところでやんす…
そう、せっかくここでは、直火の焚火が許されているのですから…

石を組み、焚き木を 森から拾ってきて
“カマド”を作ります。
( あ、石組みは誰かが残して行ったものをうまく再利用させていただきました、ヘヘッ )

料理用というわけではありません。
恐らく朝晩冷えるだろうから、暖を取るためと
なにより雰囲気がいいじゃないっすか!?
キャンプしてるって感じっすよね!!

我が家が完成したところで、一休み。
お婆さんは 川へ洗濯に
おサルさんは、受付棟へお風呂に入りに、
おじいさんは 隊長は 早速 川で冷やしておいたビールをあおり
「我が家」の前で昼寝です。
まったりと くつろいで、なんかチョー気持ちイイっす…

今日も、目の前の断崖の大岩に、
何人ものクライマー達が取り付いているのが 見て取れます…








太陽が裏の岩山の陰に隠れた途端、
気温が下がるのがわかります。
では そろそろ火を点けますか…
おサル隊員が なにやら偉そうに 火のつけ方に
講釈をたれています…
ぷぷっ
ここは 大人しく、従っておきますか…



おおっ、でかしたっおサル君‼︎
立派な 火が起きました‼︎

お隣に、男性二人組みがやって来ました。
車で来ているので、キャンプ用具の減量化に悩む必要がありません。
風と夜露除けの 大きなターフを張って
折りたたみチェアに焚き火用の燃料やグリルまで持ち込み
羨ましいかぎり…


さて、まだ明るいうちに、夕食の準備を始めないと
悲惨なことになるのが目に見えてます。
ちょっと 急ぐか…


ジャ~ン!!
おサル隊員、女子力UP大作戦っ!!
すごいっ!! 豚バラキャベツの鍋っす!!


お手製ハムサラダに
チーズのホイップクリームのクラッカー乗せっ!!
隠し味はお味噌だとか…
美味いっ!!

全部の食材の写真を撮り忘れてしまいましたが、
キャンプとは思えぬ 内容の豪華さとお味に、
重い思いして運び込んだ白ワインにビールで、
大、大、大満足っ!!



そろそろ、日も暮れようとしています…




暗闇が徐々に 僕たちを包み始めていく中で
焚火に焚き木をくべる手を 時に休ませながら
ちろちろと 小さく揺れる赤い炎を じっと見続けます…


ゆっくりと ゆったりと 時間が流れていきます…


はじめは まばらだった夜空の星が
気付いて空を振り仰いで見ると、満天の星空に変わっていました…


時折 夜間飛行の飛行機が、微かに光を点滅させながら東から西へ横切ります…
一瞬、流れ星かと見紛うあの光跡は、きっと人工衛星でしょう…
夜の「シ~ン」とした音が
確かに聞こえる気がします…

あ、今、暗い山の中に響いた甲高い音は、
鹿の鳴き声かしらん…

夜が深く 深く なっていきます…





次も、金峰山、再び(登頂)編2 です。
お楽しみに~



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乾徳山 ファイトッ!!一発勝負編 (その2 )

2014年06月30日 09時15分11秒 | 奥秩父
そんな訳で、乾徳山 山頂直下の岩場を
お尻を ムズムズさせながら格闘すること30分あまり
山頂 到着です。




一番大きい鎖場。
その取っ掛かりは、足掛かりを見つけるまでの数メートルが
剱岳“カニのタテバイ”そっくり。
腕力だけで身体を持ち上げなくてはなりません。



登りきっておサル隊員も満足の様子。


もっとも、前回の登攀シーン、
おサル隊員のお尻が 大きく映り過ぎと、
ダメ出しされてしまいましたけどね…

少し雲が広がってきたため、
360度見渡す限り、とまではいきませんでしたが
奥秩父が一望です。
















あの、ポチっと、突き出たのは
もしかしたら 金峰山の『五丈岩』かしらん?

やっぱりそうだね、間違いない‼︎



岩場の山頂は、広いようで案外と狭く、
しかも すぐ下に切れ落ちています。
さすがの おサル隊員も、山頂下を覗き込むのに怖々と
へっぴり腰です。

ぷぷ







山頂で お弁当を、と思っていましたが
なんだか お尻がひゅうひゅうと 落ち着きません。
さっきの 扇平あたりまで戻って とることに すべぇ…






お弁当を平らげたところで、帰りの行程を再確認。
ありゃ⁉︎

もともとバスの便の少ない 乾徳山。
山梨市駅行きの最終便に乗るためには
結構 真面目に下りなきゃ ダメじゃん‼︎


と言う事で、帰りの写真撮影は割愛して、一生懸命下りるのでした…



その甲斐あって 無事 バスにも間に合いました、ホッ…
往復六時間、ほぼコースタイム通りに行程を終えられました。



さて、温泉であります。

バスの中で、おサル隊員が 幾つかプランを提示してくれますが、
イマイチ ピンときません。

じゃあ、“ほったらかし” にする⁈

ほったらかし

そう、噂に名高い
脱力感溢れるネーミングの
 『ほったらかし温泉』 が ここは近いんだっけ!!


じゃん‼︎


山梨市駅から タクシーを走らすこと15分。
タクシー代が勿体無いと言えば その通りなのですが
マイカー派登山でない我隊、
この際 目をつぶりましょう…

『こっちの湯』『あっちの湯』 って、
そのアバウトさが 愉快です。

なんでも お風呂からの眺め にこそ こだわり
それが唯一にして絶対の 自慢と、言い切ってしまう潔さが
ここの魅力です。

じゃん‼︎









甲府盆地の東端を一望です。
ありゃ、が…









確かに 素晴らしい、湯船からの眺め‼︎
“ ほったらかされ感 ”
この際ですから満喫しちゃいましょう。

暮れ行く 甲府盆地の空に、時々刻々と変化する雲が美しく
いつ迄も眺めていたい ひと時でした…














これから 眼下に広がっていくであろう甲府盆地の夜景も、
さぞかし素晴らしいものになるはずです
ぜひ 次に来る時には 堪能したいもんです。



しかし今日は、まいりましたっ!!
山梨の、懐の深さに、乾杯っ‼︎





PS
この後、山梨市駅へ戻り、駅前のお店で
名物の ほうとう と、酒肴を楽しみ、



( この珍しい名前の甲州ワインが絶品でした!!)

更に
帰りの「あずさ」の到着遅れを待つ間
笛吹川畔での「蛍祭り」で 蛍鑑賞と、
本当に一日をフルに楽しませていただきました。

ありがとうございましたっ!!
山梨さん 万歳‼︎




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乾徳山  ファイトッ!!一発勝負編 (その1)

2014年06月27日 13時46分20秒 | 奥秩父
6月と言えば  入梅の季節。

月も後半になれば 間違いなく梅雨入りしているだろうからと
一泊山行に予定していた前半の連休は
見事に逆ビンゴ‼︎

梅雨入りをもたらした低気圧が停滞し、各地で大暴れ、
さすがの隊長も、お山を泣く泣く断念となった次第なのでした…



今月 唯一の連休はそんな訳でつぶれてしまい、
月半ば、珍しく梅雨の合間の晴れ間が 四五日続きそうな予報にも
今更 素直に心踊らせる事が出来ない隊長です…

だって、日帰りで行く山なんて、ぷんっ…
(ぷぷっ、ずいぶんとお偉くなったもんです)

でも、 『好山病』を患っている身
山への抑え難い欲求を コントロールできるはずもありません…


こんなにいい天気が続くんじゃあ、しょうがないなぁ
お山、行っちゃおうかなぁ…

条件は、基本 電車とバスで 登山口まで行く事のできる山
まぁ、贅沢は言いませんが
眺望があればそれに越したことはないし
ルートに変化があって、ピストンよりは周回コースが取れれば尚良し、
下りて来た口近くに日帰り温泉があれば最高‼︎
(って、それっ、既に十分 贅沢ですからっ‼︎)


以上の条件から、 隊長の頭脳がはじき出した候補地は…
奥武蔵は笠取山とか乾徳山あたり、どうなんだろう…
調べてみると
両方とも標高は2000m前後、ほぼ単独峰で…、
と言うことは 山頂の眺めにも期待できそうです。



で、迎えた朝は、この通り
ど ピーカン!!

登山口へのバスの出る、山梨市駅からスタートです。



市営バスは、路線バスにもかかわらず親切で
富士を望める峠では、写真撮影の為に徐行までしてくれました



乾徳山登山口の 「徳和地区」。
歩いている人も、人の気配さえありません。


バスには、我隊の他にも登山客が 7、8人いたのですが
一緒に下車したのは お兄さん一人だけ…
そのお兄さんも慣れた道なのか、さっさと消えていってしまい、
なんだか すごい山奥の集落に迷い込んだ感が募ります。



歩くほど10分あまり、さあ、いよいよ登山口です。


新緑の鮮やかな森に、にぎやかなハルゼミの大合唱がお出迎えです。




針葉樹の杉林と、色鮮やかな広葉樹の森と、植生が目まぐるしく変わります。











『錦晶水』という 湧き水が…
そう云えば、ここ奥秩父は、首都圏の大切な水源地だったっけ…




2時間ほどで、乾徳山の山頂の望める場所まで登って来れました。
ハルゼミが、植生の影響か 標高の影響か、
この辺りまで来ると 先程までのにぎやかさが嘘のように静かです…


山頂付近は 岩場が露出したピークになっているって事ですが…
見えている、あの岩場かな?





おっと!! 「鹿」さん 登場!! 
思わず 見つめ合ってしまいます。

ここまで来る間に、今日は既に
たんさんの「蝶」が 飛び交っていたし、
ここで「イノシシ」でも現れれば、役 完成です!!

あ、そう云えばさっき、おっきな蛇が登山道を横切って おサル隊員が
珍しくビビッてました。
ぷぷっ


やはり、あの岩場の上が、目指すピークのようです。

どうやら、おサル隊員、
そろそろお腹が減りだしたよう…
さて、どこで食べようかねぇ…





空が開けてきました。
「月見岩」って、たしかにこんな場所で、
月明かりの明るい夜、寝ころがって夜空を見上げたら
気分良さそうだねぇ…





ここが「扇平」ってとこらしい…
登ってきた先から振り返ってみると…
ありゃー、ずいぶん登ってきたもんだねぇ
生憎と、富士山には雲がかかってしまっているけど、
気持ちいいね!!



さぁ、最後の1時間半、がんばろう!!
いよいよ、足元は岩場が多くなりだします。





ここで今日初めて、他の登山客とすれ違います。
朝、一緒にバスを降りたお兄さんも、続いて下りて来ました。
ストックは、この先 邪魔になりそうなので、ここに置いて行こっと…



そして、乾徳山名物の、山頂直下の岩場登り が始まります。
ドキドキ。







悔しいけどおサルは、こういう所に来ると俄然 元気になりやがる…













ウキキッ、
隊長、一足お先にっす!!
大丈夫っすかー!?

お尻が、ヒュ~ッ!!って 
なってないッすかー!?

余計なお世話じゃい!!








下山・温泉編に 続きます…




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廻目平キャンプ場から‥編 その2

2013年11月16日 12時50分43秒 | 奥秩父
昨晩、周りのテントより、一足早く眠りについた我隊でしたが
さすがに開放的なキャンプ場だけに、山の上のキャンプ地ほど
皆が皆 こぞって眠りにつくって事はなかったようです。
夢うつつの中で、楽し気に話し込む声が、遠くの方で何時迄も聞こえていた気がします。


鹿の鳴く声を聴いたような気がして 目を覚ましました。
おサル隊員を起こさないように、そっとシェラフを脱け出し、
テントを出てトイレにたった時が三時近く。


息を飲む程の空一面の星空、その中空に輝く、満月に近い月光が
漆黒の闇の中に、辺りをぼーっと浮き上がらせています。
燃え残った焚き木が時折はぜる音だけが響く、
何ともいえない、独特な静けさが辺りを覆っていました。
テント泊の醍醐味って、こうした自然との一体感かな?
夜の闇とさえ、一緒に呼吸しているみたいな…
時間を忘れ、しばし自分もこの光景の中に
溶け込んでいました…



東の空から、しらじらと明けていきます…
振り向くと、山裾に、名残りの月が…


さぁ、新しい一日のスタートです。
朝の寝起きも、皆さん、ゆっくり目みたいです。
明け方 かなり冷え込んだので、朝露がたっぷりと、
テントや、 外に置いたままだった余分な荷物を湿らせていました。
そんな時間を のんびりと楽しんでも良かったのですが、
我が隊は、今回 やはり金峰山を目指そうという事で、
昨晩合意済み。
そそくさと朝食の準備に取り掛かります。





よしっ、Let's GO!
凛とした、冷え込んだ朝の空気が心地良いです。


キャンプ場を抜け、沢伝いに進みます。
下界の汚れなど一切ない、澄み切った勢いのある水の流れ…











先日の台風では、かなりな荒れ方だったみたいです。
道が時折 かなりえぐれていたり、崩落しちゃってます。
もともとは舗装されていた道のようですが
度重なる大雨で荒らされ、いまや 注意して歩かないと
その痕跡さえ 見落としてしまいそうです…







さて、ここから道を左に折れ、いよいよ金峰山へのルートへ





キノコ🍄の森を、徐々に高度を上げていきます。





おっ、あの岩、見たことあるぞ‼︎




金峰山小屋到着‼︎
「ゆず彦」が 早くから我が隊の到着を その鼻で嗅ぎ分け
玄関先で出迎えてくれました。






山に入ると、犬たちだけじゃなくて、自分達さえ鼻が敏感になります。
何処かで 薪の香りがしたような気がしたり、
(発電機を回すための)重油の臭いがしたような気がしたら
たいてい そばに山小屋があります。

そうそう、“獣臭い臭い”も、何度か嗅いだ事があります!!
あれって…
いやいや、考えないようにしましょう。
そういう時は、大声で話したり、わざとクマ鈴を大きく鳴らしたりします…



さぁ、山頂は あとほんの少し。



そして…

山の上は、下界よりだいぶ早く秋が訪れていました。



瑞牆山が、望めます。


前回は、この尾根を歩いてきました…





あっちが、廻目平方面

ズームアップ!!



そして…



ここ、金峰山の“ランドマーク”、 『五丈岩』
さすがに連休とあって、たくさんの人がいました。




一番上まで、腕に覚えのある猛者が チャレンジしています。

こんな、巨岩が、どうしてここだけって、やっぱり思っちゃいますよね…



こうしてみると、
瑞牆山・富士見平方面から登りつめるより、
このルートの方が 楽なような気がします。気のせい⁈
もし、雪のシーズンに来るなら、このルートなんでしょうか…



日向ぼっこしながら、お昼寝中の ゆず彦 にバイバイして、
さぁ、ぼちぼち下りましょう…


再び、分岐まで戻り、あとは廻目平までの沢伝いです。


途中、クライマー達が、やってる、やってる!!



そうだな、隊長も、あと二十才くらい若かったら、やってたかな?
なんて、高所恐怖症のくせに、何言ってんだか…













キャンプ場に戻り、撤収!!   おっと、その前に…

そう、このキャンプ場には、こんなきれいなお風呂もあるんです!! ヘヘッ

名残りは尽きませんが、さぁ 行きましょ。
ウッドペッカーみたいな、岩にも、バイバイッ
また来るねっ!!


しばらく歩いて振り返ると、山の上から、雲が広がってきていました。
天気は下り坂のようです…




小海線、信濃川上駅にも、そろそろ秋の気配が忍び寄っていました…


あ、この駅、JR東の『大人の休日倶楽部』の宣伝ポスターの
撮影場所になっていたみたい…
駅に、吉永小百合さんが、ちょうど今ぐらいの季節に
この駅のホームに佇んでいるポスターが貼られていました。
♪ あぁ~、日本のどこかで~ 私を 待ってる 人がいる~ ♪





小海線の車窓から見えた、八ヶ岳をバックに暮れ行く空…
最後は とてもセンチメンタルな、キャンプ行でした





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廻目平キャンプ場から‥編 その1

2013年11月08日 14時05分44秒 | 奥秩父
家族のように可愛がっていたペットを亡くした時に、
茫然自失で 何をするのにもうわの空、
酷い時には鬱状態に陥ってしまうことを
『ペットロス症候群』と云うんだとか…
最近なら さしづめ 『あまちゃんロス症候群』⁈

この夏、精力的に北アルプスに通いつめていた warazaemon隊長にとって
夏山シーズン終幕と同時に 台風が次から次へとやってきた この秋は
さしづめ『夏山ロス症候群』に罹った季節でした


山行きたいなぁ~、あ~、ダメだ、台風が…
今度こそ山行くぞ~、あ~、また ダメだ~、台風のバカタレが~
よしっ、この週末なら絶好の、と
勇んでバスを予約しようと電話したら、お呼びでない!!
北アルプス、最近は秋の方がめちゃくちゃ混むようで…
かと思うと、すべて条件は整ったというのに、何故か外せない用事が…
いらいら、ぃらぃら…、…、…、ショボン



そんな欲求不満おじさんにとって、リハビリを兼ねた
“社会復帰プログラム ”が、
『キャンプ』 でした。


のんびりと、山頂ばかりを目指すのでなく、
テン泊でのキャンプ そのものが目的の、ゆるい旅。
気が向いたら、ちょこっと登ってみるもよし、
日がな一日、キャンプ場で ゆったり過ごすもよし。
プログラムに選んだ場所が
『廻目平キャンプ場』


候補を絞る上で重視したのは、第一に快適性。
山雑誌を中心に色々集めた情報や、口コミでの評判、
そして野性の勘からも、まず問題なさそう、
いえいえ、問題ないどころか、もうほとんどベストに近い評価!

第二に、アクセスの良さ。
これが、調べる前は漠然と、あまり高い評価でなかったんだけど
その気で調べてみたら、どっこい、全く問題無し!
首都圏から、上手くいけば昼前後には着けるんじゃないかなという感じ

しかも、登る気になったら、 程よい距離に 『金峰山』があるしで
こりゃあもう 行くっきゃないっしょ‼︎



「あずさ」に 小海線ハイブリッド車輌、「川上町 町営バス」を乗り継ぎ
川端下 から、重いテン泊荷物を背負ってのスタート。





のんびりと、高原キャベツ畑の横を歩いて行きます。




瑞牆山金峰山 登山の際に 見慣れた、特異な山容が見えてきます。
そう、小川山。
小川山に抱かれるようにして、このキャンプ場はあるんです。
ロッククライマーにとっての 、いまや聖地と言って良い場所です。

到着‼︎






ここまで実は、舗装されたきれいな道が通じていて、
ほとんどのキャンプ客は、車で乗り付ける オートキャンプ客です。

だもんで、皆のテントの大きい事、立派な事‼︎


『日本のヨセミテ』とさえ称される、
独特の開放的な雰囲気が満ちています。
なるほど、なるほど ( って、ヨセミテ、知っとんのかいっ?)

早速、受付へ


あら~っ!!
あんな岩壁のところに、早速張り付いている人が…




いくら岩場にだいぶ慣れたとはいえ、warazaemon隊長には、
絶対 無理っす!!

気を取り直して、テント、テント

今夜の「我が家」 完成!!

広いキャンプ場ゆえ、どこに張るかちょっと迷いましたが、
なかなか 眺めのいい場所をゲット!!


ささっと お昼を済ませ、キャンプ enjoy time!!

ウキキッ!!おサルさんが何か食べてるっす!!


今回の取って置き、ポップコーン!!
軽く火にあぶれば、たちまちに…
(…の予定でしたが、気圧の関係でしょうか、案外手間取りました、実は )



そうか、こういう手があったか!!

キャンプ場のすぐ脇を、冷たく澄んだ川が流れているので、
天然の「冷蔵庫」も完備!!
車だったら、スイカ持ってきたり、白ワインを瓶ごと持ってきたり
何でも出来るね!!



携帯も、バリバリにアンテナ立ってました。

トイレ(水洗)もあちこちにあるし、水場も豊富、受付のロッヂまで行けば
ある程度の食材や飲み物、生ビール、缶ビール、缶チューハイ、氷にアイスクリームまで…
キャンパーにとって、パラダイスっす!!
逆に、そこがあまり山の中っぽくないと言えば言えるんだけど…
でも、お客さんもみんな、自然の中の雰囲気を大切に楽しんでいる感があって、
warazaemon隊長には、非常に好感がもてました、うん

のんびり過ごすうちに、だいぶ陽も傾いてまいりました。


さて、そろそろ夕餉の仕度に取り掛かりましょうか


そうそう、ここは、焚き火もオッけー なんです!!
焚き木も、ちょっと森に入っていけば、あっという間に
山盛りに 手に入ります。
「焚き火」の火って、とっても暖かくて、雰囲気もいいね!!

今回、おサル隊員、かなり力を入れてくれたみたいっす!!





うぉぉぉっ!! すっげぇ、
うめぇぇぇっ!!

フランスパンに、レバーペースト、チーズに白ワイン、
前菜にあれこれ、メインが具沢山のポトフときたもんだ!!
大、大、大満足!!
おサル隊員、満点差し上げましょう、ハイッ!!


わが隊から少し離れた場所に、フランス人の旦那さんと日本人奥さんのファミリー
が 大きなターフとテントを広げていました。
ユー は 何しに 日本へ?
じゃない、じゃない、そうじゃない…
さすがに何をするにも堂に入ってて、キャンプの夕食さえ、
テーブルセッティングして、ナイフにフォークって…
ちょっと引け目を感じてしまいましたが、
どっこい、今夜のわが隊のディナーは、決して負けていませんでしたぞ!! (たぶん)


大自然の織り成す、夕焼けショーが始まります。











明日も、天気は良さそう!!
やっぱり、山、登っちゃおうか、ね?

その晩、テントの中には大きな芋虫が…
翌朝聞いたら、夏用シェラフだったので、少し寒くて
あまり熟睡できなかったとか…

やっぱり、ケチらずに、もう少しいいシェラフ買えばよかったね
ねっ、おサル君…


( もう少し 続きます )

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瑞牆山 登山大作戦 その4

2013年07月07日 14時26分06秒 | 奥秩父
なんと、明けちゃいましたねぇ、 いえ、梅雨が…

梅雨明け、と云えば…

「もう梅雨明けとうか?」  「うん、梅雨明けとうよ…」
ん? ん? 違う、違う!! 博多男の会話じゃ、なかとよ…

“梅雨明け十日”という言葉が、山業界にはあります。
( どんな業界じゃい… )

そう、梅雨明け直後は、太平洋高気圧が安定して大きく張り出し
天候が安定した状態がしばらく続くため、3000mクラス高山登山には
グッドコンディション という通説を表現した言葉なんです。

当然、山男、山女子 皆、この梅雨明け時期を狙って 北~南アルプスへの
山行計画を立てるのですが、
こ、こんなに早く、明けてしまうとは…


のんびりとBlog アップしている場合じゃない! はずなのですが…
まぁ、じたばたしてもしょうがないっしょ…
窓からのぞく夏空を、うらめしげに見ながら、Blog更新、Blog更新



無事、瑞牆山登頂を果たして、お腹も落ち着き、さぁ、名残りは尽きませんが
そろそろ下山しましょうか… ( 下山後のビールに、そろそろ気持ちが向かってます



登りで 結構手こずった 岩岩も、下りは案外 楽々と足が進みます。
山頂近くに咲き残っていた石楠花。可憐な色と姿が、心を和ませてくれます。



『好日山荘』主催のツアー の後ろについてしまった為、
少々難しい岩場まわりでは、度々渋滞してしまいます。



山頂からさっき見下ろしていた大岩と同じ高さまで、あっという間に下ってきます。





ところで、「W」と「T」が頭に巻いている和手拭い、
頭や額にかいた汗が顔に流れてくるのを防ぎ、たっぷり吸い取ってくれる、
純和風のスグレモノ。
二人に貸してあげたら とても好評でした、よ。えへっ



しかし、今日はすごい人です。今更ながら人気のある山なんだね。
少し、( いえいえ、だいぶ… )2人にはきつかったかもしれないけど
山の色々な魅力を知って欲しくて、強引に連れてきてしまった。
楽しんでもらえたかな?





お疲れ様でした、最後、もう へろへろ状態に見える「T」。
でも 後日聞いてみたら、「W」も「T」も、筋肉痛には ならなかったって‼
じぇじぇじぇ‼ それって 凄いことだよ、うん‼
また、行こうね‼
今度は どこか 素敵な山小屋泊なんか、どう?



「W」は 早々とおサル隊員と下山し、山荘前のベンチでウェイティング。
ははっ、やっぱりお疲れ顔やん‼


で、打ち上げは、甲府駅前の「小作」(前回、下見済)で‼
山梨ならではの、生ワインで、いい気持ちに酔いました。



みんな、お疲れ様でした~!!

そろそろ、北アルプス、行きたいねぇ…


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瑞牆山 登山大作戦 その3(ピーク編)

2013年07月03日 01時29分31秒 | 奥秩父
てなわけで、どうにかこうにか  山初心者の「W」と「T」を伴い
瑞牆山の山頂近くまで登ってきた、warazaemon 一行です。

心配した「T」の ばてようは、顔色や動きを見る限り、
そんな切羽詰ったものではなさそうなので、あとひとふん張りしてもらって
山頂で、少し長めの休憩をとることにします。
あの石楠花のトンネルの先、抜けて見える空のある場所が
瑞牆山 の山頂です。


うーっ、ひゃっほーい!!
おめでとさん、「W」。日本百名山の一つ、瑞牆山 初登頂です。
日頃から “ウォーキング”だけは していると話していた「W」。
見事な歩きっぷり、登りっぷりでした。


遅れて「T」。お疲れ様でした。よく、頑張った!!
山形出身の「T」、東北人らしく粘り強く、決して音を上げず登りきりました。

(って云うか、何か上から目線の言い方じゃない? まったく…)

おサル隊員は、いつも通り。こうして浮かれている姿が似合います。
そう言えば、BS日テレの『登る女』の視聴者投稿 山写真コーナーの
記念すべき第一回の投稿人気グランプリを取った一枚も
ここの 瑞牆山 山頂で撮った一枚でした。
⇒これこれ



はい、では全員で記念写真を、もう一枚、パチリ。



さあ、それでは念願のお昼にしましょう。
おサルが、お腹減った、お腹減ったと、うるさいもんで…


ウキッ、ウキッ、ウキキーッ!!
頂上の岩山は、それほど広くないし、平らな場所も限られます。
しかも、あんまり端っこに行くと、100メートルは優に切れ落ちた断崖絶壁…
へっぴりの姿勢で、何とか場所確保。やれやれ…


今回は、おサル隊員、気合が入ってました。
女子力大幅UP間違い無し の、手作りお弁当を人数分…
栄養バランスにも配慮したおかずラインナップ!!
「T」も絶賛した卵焼きの甘さが、お腹に染み渡ります…


どうやら「T」、先程までの ばてよう は、
いわゆる“シャリバテ”ってやつだったみたい…
渡したお弁当も完食し、血色もどんどん戻ってきたみたい。
やっぱり朝、と言うよりも、スタート前には必ず十分なエネルギー補給をしないとね…

汗をかいた体を冷やさぬよう、「W」に持参したゴアテックスジャケットを着せて、と…
お!? 「T」は自分で持参したジャケットを着こんでいます。
さすが、山登りにも 一日の長 だね!!



しかし、さっき見上げていた あの大岩(『大ヤスリ岩』といいます)が、
いつの間にか眼下にあるってことに、TもWも 不思議でならない様子。


山頂からの風景を、携帯のカメラに収めるのに夢中の「W」…
お~い、向こうに広がるのが八ヶ岳の稜線だよ、見えてます、気付いてます?




「W」よ、そろそろ諦めて、
老眼鏡買うなり、リーディンググラスかけるなり、した方が良かない?

ところで、ついでと言っちゃあ何ですが、その向こうで お昼寝中のみなさま、
くれぐれも寝返りにはご注意あそばせっ!!


ちょっとだけ覗き込むだけで、お尻の穴がひゅ~っ、と…


金峰山と並んでひろがる岩山群、
そしてその反対になだらかに広がるのが、ロッククライマーたちにとっての聖地、『小川山』。


しかし、この標高にして、つくづく絶景です。


振り返った先に広がるのが、先月登った『金峰山』。
山頂近くの『五丈岩』が、ぽちっ、と 稜線上に目立ちます。
あら? なんだかいやな色の雲が…
今日は大気の状態がまだ安定していないので、雷雲が発生しやすいって
天気予報のお姉さんが言ってたっけ…


やばい、ゆっくりし過ぎてしまったかな… 
『好日山荘』主催の、瑞牆山登山教室のご一行様到着で、更に山頂が賑やかに…


まだ、我が隊、腰を上げられるような状態に回復していないようです。


どうやったらこんなに見事に積み上げられるんだろう…
と、思わず誤解してしまいそうな、大自然の妙です…


勇気をだして、もう一歩、絶壁側へ身を乗り出して見せましょう…!?


え!? 俺? 無理、無理、無理、絶対っ無理!! と「W」。(安心して。俺も仲間だよ)
反対に、案外へっちゃらな顔をしている、「T」。(猿に近いようです。)


ならば、と云う事で、決めてもらったのが この一枚!!
どうぞ会社で、飲み屋さんで、お家で、この写真、自慢しまくって下さい、「T」。


(瑞牆山 登山大作戦 その4 に続く…)


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瑞牆山 登山大作戦 その2

2013年07月01日 02時51分39秒 | 奥秩父
やあ、やあ、やあっ‼ ついに行って来ました 瑞牆山‼
では その報告編、スタート!!

思い起こせば、腰の手術後、恐る恐るの仕事復帰をしたのが
ちょうど一年前…
その一年後に、と云うか この一年間、相変わらずの仕事に追われつつ
憧れだった槍ヶ岳登頂も果たせ、病気以前より活発に山に登っていようとは…
神様仏様、そして周りの皆んなにも感謝感謝です、ほんと


さて、瑞牆山登山、朝7時の新宿駅「あずさ1号」での待ち合わせからスタート。
コーディネーターのwarazaemonとしては、みな遅刻せずちゃんと集まれるか
ちょっと不安でしたが、そこはそれ、みな立派な社会人、
無事出発!!


で、JR韮崎駅に到着。


右  直前に風邪をひき、体調快復に努め臨んだ、友人「T」。富士登山以来の登場。
左  怪しい富士山登山を なんだかこっそり画策中の、友人「W」。初登場です。

warazaemon 隊長、考えました。
ここから瑞牆山登山口の「みずがき山荘」まで、山梨山峡交通バスで片道一人2,000円。
高いなぁ…  ん? ん? て、ことは…
今回4人もいるんだし、駅前からレンタカー借りたって、充分もと取れちゃうジャン!!

てなことで、予約しておいたトヨタの「ビッツ」で、ビュ~ッ!!
足代も、当然アクセス時間も大幅カットで、グ~ッ!!


広い駐車場も、今日はほぼ満車。何とか端っこに停めて、さぁ準備。
新人二人のために余分にザックにしのばせて用意してきたストックを手渡し
いざ、スタート!!

まだ余裕の表情の二人。ふふふっ…



心配していた天気も上々、むせ返るような緑の中を行きます。
今日は いまや頼れる山女子となった おさる隊員を先ずは先頭に…



30分ほどの、出だしの少しだけ急な登りは、ウォーミングアップにピッタリ。
ここの場所、晴れてれば木立の間から瑞牆山の山頂、山容が初めて目に飛び込んでくる所、
はたして期待したリアクションを見せてくれるかな?
「うぉーっ! すげーっ」 へへへっ、してやったり…






二人には、事前に資料として、画像をふんだんに取りこんだ
隊長手作りの「しおり」を渡してあったんだけど、
目の前の、リアルに特徴的な瑞牆山の山容に、2人ともテンションが上がってきているようで
しばらく夢中で写真を撮っています。

でも、コースタイム通りだとすると あと2時間半ぐらいで あの頂上に 自分たちも立っているはず…
まじ?
まだ そのことを リアルにイメージ出来ないでいるようです。



予定通り、50分ほどで 富士見平小屋 到着。先ずは順調な滑り出しでしょう。
小屋前は、今日も賑わっています。
二人とも、ここをゴールとして、今日の山登りをここで終えても充分満足と、
真顔で訴えますが(恐らく本心でしょうが)、warazaemon 隊長、笑ってスルー。
ふふふっ、まだまだ…(かなりサド、はいってきてます)



ここで金峰山との道を分け、しばらくフラットなルート。
20分ほど、川の瀬音を聞きながら進んだ後、一旦大きく下り、川を渡ると、いよいよ本格的な登りに。
さぁ、山の醍醐味を味わいましょう。



梅雨時期だけあって、いつもよりは水量があるみたい。
水音と、その澄んだ流れに、つかの間、心が潤います。









厳しい登りスタートの目印、『桃太郎岩』です。
“つっかえ棒”はずすと ヤバイっすよ、転がりだします。 
(嘘です)



ここから先頭を、warazaemon 隊長が行きます。
標高が上がってきだすと、だんだん岩が増えてくるからね。
二人には内緒ですが、最新号の『PEAKS』の特集、岩山を登ろう、の“岩山番付”で
実は瑞牆山、「槍ヶ岳」や「前穂」より上位の“小結”に位置づけされていました!!





で、こんな大岩をくぐったりもします!!
小錦や武蔵丸、曙には、絶対無理!! warazaemon 隊長も、ちょっと通れるかドキドキ





だいぶ息があがってきました。ふと、見上げると…

さっき、遠くから見上げていた山頂近くの岩の一つじゃありませんかっ!!
よしっ、頂上は近づいているぞっ!!



なんて、テンションをあげて振り返ると、「W」隊員の後ろを来ている筈の「T」隊員と
おサル隊員がついて来ていません。
どうも「T」隊員が、かなり ばててきている様子。
いかん、いかん、もうちょっと皆のペースに気を回さないと…
隊長として反省しつつ、ここから少しスローダウンで登りましょう。
何しろ、ピークはもうすぐ!!


「W」と少し待っていると、来ました、来ました…



(瑞牆山 登山大作戦 その3 に続く…)


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瑞牆山 登山大作戦 その1

2013年06月21日 02時52分34秒 | 奥秩父


うっとおしい梅雨入りも、今年は空梅雨っぽい感じの数日前迄でしたが
六月も後半に入り、台風が押し上げた梅雨前線が ここ数日は活躍しているようですね…

そんな間隙をぬって、我が隊、久しぶりにゲストを招いての遠征です。
( 招いて…って、云うか、ひっこみが出来ないよう、上手く丸めこんだ、
っていうのが案外正解かも‼? )

巻き込み事故の犠牲者は、前にも富士山登頂を一緒した 「T氏」と、初登場の「W氏」。
果たして 如何なる珍道中となるや‼ 乞うご期待?

台風一過の( 予定の) 日曜日を狙って、いざ鎌倉、もといっ!いざ瑞牆山っ‼