山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

甲斐駒ケ岳、夏山ど真ん中 編(その2)

2015年08月14日 16時51分16秒 | 南アルプス
駒津峰と言えば…





初めて甲斐駒ケ岳を訪れた時も
北沢峠からのピストンで げした。
天気も、ピーカンとまではいかないものの、
時折 陽もさす天気で すっかり油断。

駒津峰にザックをデポしてのアタック決行だったので げすが、
ピークに立った途端、雷さま がゴロゴロとしだし
程なく土砂降りに…

しかもおご丁寧に
水以外、雨具も何もかもデポしてきてしまったので
全身ずぶ濡れに…

生きた心地無く、
転がるように 無我夢中でここまで戻った記憶があるでげすよ…



北沢峠に張ってきたテントのところまで
そのあと どんな風に、どんな気持ちで下ったのか、
不思議と記憶が無いでげす…


同じ轍は踏みたくはありませんが、
流石に今日のこの天気なら大丈夫でしょう。
荷物も、最小限で登ってきたので
一休みしたら このまま アタック開始で げす‼️








今回、隊長からおサル隊員に出した指令は ただ一つ。
ヘルメット持参せよ、です。

駒津峰を離れるとすぐ、いったん下りますが、
コル部分からは 山頂まで、一気登り!!

岩場の「直登コース」
「巻き道コース」と、2つのルートがあるんでげすが
我隊は もちろん、岩場の直登コース選択!!
なので、ヘルメット必携、という訳。





ここって、「涸沢」から「奥穂」へのルートにある、
あの有名な『ザイデングラート』に 似てないでげすか?!
あまり厳しいコースとは、どのルートガイドにも書いていないし、
「クサリ」や「梯子」も無いので
知らずに普通に行けるだろうと 踏み込む登山者も多いらしくて、
この日も おばはん登山者たちが 渋滞を引き起こしていました…







結構、緊張を強いられる岩場が連続します。
ふぅ、
ちょっと 一呼吸、置きませう









岩場さえ、やり過ごせれば、
もう ピークは すぐそこでげす!!



ぜい、ぜいっ、
やったぜい!!

カール地形を山頂直下に抱え込んだ仙丈ケ岳が、
向こうに きれいに望めます。



反対には、「鳳凰三山」越しに
富士山の頂の きれいなラインが望めます。



ヒャッホ~イ!!

記念に、写真撮ってあげるから、ちょっとおすましして…
う~ん、もう 2,3歩、後ろに下がって、みて…

( …って、嘘、嘘。落ちちゃうから、 )



後ろは、日本第二、第三の高峰、
「北岳」と「間ノ岳」で ねぇでげすか?!



空は呆れるくらいに青く、
まだまだ雲も それほど湧き上がってきていません。






改めて、「北岳」「間ノ岳」、そして「農鳥岳」の白峰三山


そして南アルプスの女王、「仙丈ケ岳」の優雅な山容…




つい数週間前に、「日向山」山頂から望んだ「八ヶ岳」が
今は眼下に その日向山越しに 一望できます…







秩父方面…


富士山方面…


ヘルメット姿、自分的に ちょっと恥ずかしいので、
遠目で勘弁して、ね。









いくら眺めていても、見飽きる事がありません。
が、帰りのバスも事もあるし、
名残惜しいけど、戻るでげすか…



帰りは、巻き道で…
細かく花崗岩が砕けた砂の斜面は、
登るにしても下るにしても歩きにくいねぇ…



うひょひょひょひょ~


摩利支天へは、もう少し時間がある時にまた来よっと…









駒津峰で、
朝 登ってきた仙水峠とは違う「双児山」方面へルートを取ります。
北沢峠にダイレクトで下りれるこのルートは
多少の登り返しはあっても、
仙水峠経由より15分ほど早く戻れるコースタイムとなっているので
同じルートのピストンよりはと選択したのでげすが
余りの、ピーカンの天気の陽射しに
汗がとめどもなくあふれ出て
もう ヘロヘロ…





なんとか、ぶっ倒れる前に
我隊の前進基地、「こもれび山荘」まで
戻ってくることができました、ふぅ…

カッパじゃありませんが、
山荘の外の水場で 頭から冷たい水をかぶり、
なんとか生き返りました…

で、これ!!

ゴキュゴゴッ、ゴクッググッ グッ、プハーッ!!
身体の中から、冷やして
復活っす!!







ところで帰路、
予定していたバスの便より
何とか早く乗れるかなぁ、と期待したのですが、
あまりにもお粗末な 山梨交通バスのオペレーションに振り回され、
疲れが倍増するハプニング。

あまり 細かい事、言いたかないけど、
せっかくの楽しい思い出を
気持ちよく持って帰ってもらえるよう、真剣に考えてほしいでげす…

同じように マイカー乗り入れ規制をしている観光地や登山地域では 
混雑する登山客を もっと上手く仕切ってやっているのだから
ここでだってできるはず。
南アルプス市と、山梨交通さんは
もっと上手く運営してる上高地尾瀬なんかの
オペレーションを参考にして、ぜひ学んでほしいものです…




そんな訳で、汗だくのまま 入りそびれてしまった温泉でしたが
おサル隊員から 魅力的なアイデアが…

とりあえず このまま甲府市内に戻って、
市内の銭湯に行ってしまおう、と言うんでがす。
ネットで検索すると、
良さそうな銭湯があるっていうじゃありませんか…
ありがたく実践させていただきました。

なんでも、太宰治も好んで通ったという
地元ではちょっと名の知れた銭湯、 『喜久乃湯温泉』







昭和レトロな感じが とってもいい感じの温泉でやんした。
( 若女将も、とても美人さんで げした )

で、
もちろん、その後、
駅前の『小作』で、
たっぷり飲んで 帰路についた我隊であります…
やれやれ、
楽しかったなぁ…



次は、北アルプス、白馬三山縦走編スタートでげす!!



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