地蔵尾根を越して、
横岳に向かいだすと
なんとなく、雲やガスが切れだしてきて いい感じじゃあない?!
ムフフ…
あ、青空も見えてる…
しっかし、ガスが晴れてきた分、
見えなくてもいい(← そんなことは ないんだけど…)険しい稜線上に
自分たちがいることが
よっく わかります…
まったく、嬉しいやら 嬉しくないやら…
(どっちやねん!?)
とにかく、登ったり下ったり、
登ったり 登ったり… (大将っ、基本 登りですがな…)
ウヒャ~
あの頂あたりが、横岳の山頂でしょうか
声高で高山植物好きな壮年カップルを
抜いたり 抜かれたりを繰り返し、進みます。
その度に、道をちょっと譲ったり譲られたりで
我が隊もペースを乱されがちで、すこしイラつきます。
いかん、いかん、
せっかく山に来ているのに これでは…
喝ーっ!!
とりあえずは到着!!
ところで、我隊、いままであちこちの山に登ってきました。
が、幸いなことに、あまり怖いことには
遭遇せずに これました…
え!? 怖いこと!?
それって、「オカルト系」って意味の!?
うん、まぁ、ねぇ…
山って、普通の人には 非日常の世界なのと、
そのくせ“生死”の境が、
道ひとつ隔てて普通にあったりする場所なので
やはり その手の話は多いんです…
今回 体験したことも、例えば以前、瑞牆山で体験したことも
案外、後から理由や答えがわかれば なあんだ、って
ことかもしれません…
でも どうしても納得できない不思議な出来事だったので
ちょっと書き留めておきます…
僕達が横岳の山頂に着いた時、
先に山頂には 小学生ぐらいの男の子とお父さんらしき男の人の2人だけがいました。
男の子と岩に腰掛け、おにぎりを食べていたのを覚えています。
僕たちも そこでちょっと腰かけてパワーゼリーを口にしましたが
入れ替わるように その親子は立ち上がって
僕たちの進んでいく先の 同じ方向(硫黄岳方面)へ下って行きました。
お父さんが子供の頭を2回、ぽんぽんとたたいて…
その時は不思議と気にならなかったのですが その間、二人は一言も話しませんでした…
ずいぶん大人しい子供だなぁ、お父さんも優しそうだなぁ… というのと、
同じ道を進んでいったので、また後で見掛けるんだろうなぁ と
漠然と思ったことを覚えています。
そのすぐ後、二人連れの別々の組が、
ル-トに沿って、前から 後ろから山頂にやって来ました。
後ろは件の壮年カップル。
写真に写っているのが前から来た 高校生の二人連れ。
横岳山頂での記念写真を 頼まれて撮ってあげました。
それをきっかけに、そのまま僕らも歩き出したので、
その親子との差は、時間にして5分も経っていないと思うんだけど…
横岳の山頂から北側は、いきなりの鎖場ありの 急下降でした
ところで ちょっと脱線しますが、
八ヶ岳にもあったんだね“カニのヨコバイ”!!
団体さんとすれ違うのに、けっこう気を遣いましたよ!!
話は戻ります。
さっきの親子、いきなりこんな難所で、子供さん 怖がらなかったかな ?
なんて、漠然と心配していたのも覚えています。
いずれにせよ、赤岳~硫黄岳間の 唯一の難所がここで
ルートも一本だけ、バリエーションルートや
他の尾根への分岐は この間にはありません…
あ、「小同心」や「大同心」といった クライマールートは 探せばありますが、
それは熟練クライマーが通るルートで、あの普通装備の親子が通れるルートではないし
まして迷い込むルートでもありません。
岩場の隅で、ちょっと小用を足す、っていう場所でもありません
それでも、岩場慣れしている僕たちは、
結構楽しみつつ順調に通過は出来ました。
(振り返って見れば、なるほど結構急な下りな訳だ…)
なので、もう親子に追いつくに違いない、
と思って 下る先を見るのですが
それらしい人影がいっこうに見えないのです…
まぁ、意外と山慣れた親子だったんだなぁ… などと考えつつ進みます
でも どこかで違和感を感じてもいました。
やがて、「硫黄岳山荘」と
硫黄岳のなだらかな稜線が 晴れていれば一望できる
通称『大ダルミ』に差し掛かります。
野辺山側から吹き付ける風の加減で
ちょうど霧が一気に晴れた瞬間があって
硫黄岳の山頂方面までが、全部見通せたのです…
違和感は、確信に変わりました。
絶対おかしいって…
いないんです…
くどいようですが、この間のルートは外れる要素のないところ…
その時の 下の写真を見てみてください。
人っ子一人、見えません…
仮に、二人とも かなり健脚で、すでに硫黄岳山荘に達していた
と、考えられなくもない?!
そうであって欲しいんだが… と思いつつ
この後、おサル隊員が硫黄岳山荘に トイレを借りに入りますが
やはり その親子の姿は ありませんでした…
まさか、滑落遭難した!?
ちょうど 一番の難所だった“カニのヨコバイ”を通過した時!?
でも、団体さんとすれ違っていた最中だから
なにかあったら 絶対誰か気づいているでしょう…
忽然と消えた親子…
因みに…
おサル隊員は 山頂での親子、あまり記憶に残っていないそうです。
隊長が一生懸命説明して やっと
ああ、そう言われてみるといたような気がするって…
やはり 食べ物が絡んでないと
あまり記憶に残らないようです…
ププッ
山から帰ってきて、何か遭難の記事でも出はしないかと
しばらく気にしていましたが
今のところ 何もありません…
僕が見た親子は 一体どうしたんだろう…
それとも すべて幻!?
その後は 歩きながらも絶えず
あの親子の姿を 知らず知らずに探している隊長なのでした…
ちょっと ビビりつつ
次も、『八ヶ岳縦走! 硫黄岳編 』 続きます。
お楽しみに!!
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横岳に向かいだすと
なんとなく、雲やガスが切れだしてきて いい感じじゃあない?!
ムフフ…
あ、青空も見えてる…
しっかし、ガスが晴れてきた分、
見えなくてもいい(← そんなことは ないんだけど…)険しい稜線上に
自分たちがいることが
よっく わかります…
まったく、嬉しいやら 嬉しくないやら…
(どっちやねん!?)
とにかく、登ったり下ったり、
登ったり 登ったり… (大将っ、基本 登りですがな…)
ウヒャ~
あの頂あたりが、横岳の山頂でしょうか
声高で高山植物好きな壮年カップルを
抜いたり 抜かれたりを繰り返し、進みます。
その度に、道をちょっと譲ったり譲られたりで
我が隊もペースを乱されがちで、すこしイラつきます。
いかん、いかん、
せっかく山に来ているのに これでは…
喝ーっ!!
とりあえずは到着!!
ところで、我隊、いままであちこちの山に登ってきました。
が、幸いなことに、あまり怖いことには
遭遇せずに これました…
え!? 怖いこと!?
それって、「オカルト系」って意味の!?
うん、まぁ、ねぇ…
山って、普通の人には 非日常の世界なのと、
そのくせ“生死”の境が、
道ひとつ隔てて普通にあったりする場所なので
やはり その手の話は多いんです…
今回 体験したことも、例えば以前、瑞牆山で体験したことも
案外、後から理由や答えがわかれば なあんだ、って
ことかもしれません…
でも どうしても納得できない不思議な出来事だったので
ちょっと書き留めておきます…
僕達が横岳の山頂に着いた時、
先に山頂には 小学生ぐらいの男の子とお父さんらしき男の人の2人だけがいました。
男の子と岩に腰掛け、おにぎりを食べていたのを覚えています。
僕たちも そこでちょっと腰かけてパワーゼリーを口にしましたが
入れ替わるように その親子は立ち上がって
僕たちの進んでいく先の 同じ方向(硫黄岳方面)へ下って行きました。
お父さんが子供の頭を2回、ぽんぽんとたたいて…
その時は不思議と気にならなかったのですが その間、二人は一言も話しませんでした…
ずいぶん大人しい子供だなぁ、お父さんも優しそうだなぁ… というのと、
同じ道を進んでいったので、また後で見掛けるんだろうなぁ と
漠然と思ったことを覚えています。
そのすぐ後、二人連れの別々の組が、
ル-トに沿って、前から 後ろから山頂にやって来ました。
後ろは件の壮年カップル。
写真に写っているのが前から来た 高校生の二人連れ。
横岳山頂での記念写真を 頼まれて撮ってあげました。
それをきっかけに、そのまま僕らも歩き出したので、
その親子との差は、時間にして5分も経っていないと思うんだけど…
横岳の山頂から北側は、いきなりの鎖場ありの 急下降でした
ところで ちょっと脱線しますが、
八ヶ岳にもあったんだね“カニのヨコバイ”!!
団体さんとすれ違うのに、けっこう気を遣いましたよ!!
話は戻ります。
さっきの親子、いきなりこんな難所で、子供さん 怖がらなかったかな ?
なんて、漠然と心配していたのも覚えています。
いずれにせよ、赤岳~硫黄岳間の 唯一の難所がここで
ルートも一本だけ、バリエーションルートや
他の尾根への分岐は この間にはありません…
あ、「小同心」や「大同心」といった クライマールートは 探せばありますが、
それは熟練クライマーが通るルートで、あの普通装備の親子が通れるルートではないし
まして迷い込むルートでもありません。
岩場の隅で、ちょっと小用を足す、っていう場所でもありません
それでも、岩場慣れしている僕たちは、
結構楽しみつつ順調に通過は出来ました。
(振り返って見れば、なるほど結構急な下りな訳だ…)
なので、もう親子に追いつくに違いない、
と思って 下る先を見るのですが
それらしい人影がいっこうに見えないのです…
まぁ、意外と山慣れた親子だったんだなぁ… などと考えつつ進みます
でも どこかで違和感を感じてもいました。
やがて、「硫黄岳山荘」と
硫黄岳のなだらかな稜線が 晴れていれば一望できる
通称『大ダルミ』に差し掛かります。
野辺山側から吹き付ける風の加減で
ちょうど霧が一気に晴れた瞬間があって
硫黄岳の山頂方面までが、全部見通せたのです…
違和感は、確信に変わりました。
絶対おかしいって…
いないんです…
くどいようですが、この間のルートは外れる要素のないところ…
その時の 下の写真を見てみてください。
人っ子一人、見えません…
仮に、二人とも かなり健脚で、すでに硫黄岳山荘に達していた
と、考えられなくもない?!
そうであって欲しいんだが… と思いつつ
この後、おサル隊員が硫黄岳山荘に トイレを借りに入りますが
やはり その親子の姿は ありませんでした…
まさか、滑落遭難した!?
ちょうど 一番の難所だった“カニのヨコバイ”を通過した時!?
でも、団体さんとすれ違っていた最中だから
なにかあったら 絶対誰か気づいているでしょう…
忽然と消えた親子…
因みに…
おサル隊員は 山頂での親子、あまり記憶に残っていないそうです。
隊長が一生懸命説明して やっと
ああ、そう言われてみるといたような気がするって…
やはり 食べ物が絡んでないと
あまり記憶に残らないようです…
ププッ
山から帰ってきて、何か遭難の記事でも出はしないかと
しばらく気にしていましたが
今のところ 何もありません…
僕が見た親子は 一体どうしたんだろう…
それとも すべて幻!?
その後は 歩きながらも絶えず
あの親子の姿を 知らず知らずに探している隊長なのでした…
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