山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

八ヶ岳縦走! 赤岳登頂編

2014年09月13日 03時07分11秒 | 八ヶ岳
さて、赤岳周回縦走の朝です。
夜中、一時だけ、星が出ていたのは間違いないのですが
今朝は 雲が低く垂れ込めていて
望んでいた空の色一つ まだ見えません…



が、隊長の“晴れ男”パワーに ここは託して
用意を進めます



しっかり朝食も取り、
( これだけは外しません )
あーゆーれぃでぃ?



まずは、行者小屋を目指します。

当初 考えていたのは、
赤岳鉱泉→硫黄岳→横岳→赤岳→行者小屋→赤岳鉱泉 の時計回りの周回。
でも 今朝、トイレに入っていてひらめきました。

考えてみたら、同じ周回、
時計 逆回り の方が 楽じゃね?

元気のある前半の内に、
一番のピークの赤岳を 済ませちまおう…って魂胆です。

あら、見てたのね!?


小屋裏からスタートする、硫黄岳への登り口。
従ってここは素通りし、行者小屋方面へ






毎度のことながら、朝の歩きだしが一番きついなぁ~
隊長 息を切らします



ぜえぜえと 息を切らしながらも
とりあえずここまでくれば、落ち着くでしょ

ここら辺の登山道整備に
かなりスポンサードしているんでしょう
至る所に「マムート」の象のマークが…






30分ほどで 行者小屋です
どこか、西部開拓時代の街のような佇まいが
特徴的です。

いつもなら、すぐ後ろに聳える
屏風を立てたみたいな 赤岳を中心とした稜線が
今朝は雲に覆われ まだ見えません





おサル隊員は、アタックザック一つに荷物を軽減して臨みます。
そりゃぁ、やっぱり全然楽だよね…



ここから、 以前 下りに歩いた「文三郎尾根」
登りに辿るのが赤岳への最短ルートだというのは知っていますが
ひたすら階段の続く あの道を歩くのは
なんだか気が進みません

一旦、阿弥陀岳方向の、
「中岳のコル」と呼ばれる地点を目指すか…









一時間ほどで、稜線まで上がれました。
右(西)へ向かえば阿弥陀岳ですが、
このガスじゃあ眺望も無いでしょうし、
左(東)へ向かい、中岳のピークを越して真っ直ぐ赤岳へ取り付くか…



南側の谷からどんどんガスが沸き上がってきます。
10メートルも離れると、もう視界が悪くなり、ちょっと嫌な感じ…
山では、こんな時に、よく「異界」からの“もの”に出会ったりするんだよなぁ…



そんな事を考えてた矢先に、
自分の視線よりかなり上の位置に 人の姿がいきなり現れて、
ドキッ としてしまいます…



なんだ、道が急に上っていたんだ…
脅かすないっ…



後で振り返ると、
結局 ここへの稜線を目指した時間が一番
雨が降り出しそうな気配濃厚でした。

なんとか、時折 パラパラと雨粒が降りかかる程度で
やり過ごし、
さあ、いよいよ、赤岳への登りに取り掛かります。

文三郎尾根を登ってきてヘタっている 山ガール4人組を横目に
( なんだか危なっかしい恰好に装備だなぁ… なんて偉そうに思いつつ… )
いよいよ岩場突入です。







前回、赤岳に登った時には、
岩場の通過に かなり緊張して臨んだ記憶があるのですが
今回 自分でも不思議なくらい楽しんで登ることが出来ていました…

こういうのが、経験値があがったっていうのかな?
余裕が出来たって云うの?
いやいや、そういう時ほど慢心や慣れがでるから危ないんだぞ、って…
え~い、ごちゃごちゃ 頭の中が騒がしいわいっ!!


ひげダンスに興じる おサル隊員、ではなくて、
瞬間 へっぴり腰になったところを
カメラは捕らえていたのでした… ぷぷっ



前回の時も、
緊張の中 これを見つけて癒されたものですが
なんだか とっても “いいね”っ、 これっ!!









登りきるのに、あっという間の感覚でしたっ!!



イエ~イ!! 余裕ッすよ!!


テヘヘヘッ…  まあまあ、っすかね…


ガスガスっす!!
バスガス爆発っす!!


うっすらと、「赤岳頂上山荘」のシルエットが…



じゃあ、ここを下れば、「赤岳天望荘」っすね


晴れてりゃ、最高の眺望だったでしょうに…
ん!?
天望荘の裏側の ガスというか、雲が切れ始めてる…!?


うおぉりゃゃぁ~
思いっきり、息を吹きかけてやったわいっ!!
野辺山側が、遠慮がちに見えるぜっ!!


地蔵尾根の分岐に鎮座まします お地蔵様
どうぞ天気を回復に向かわして くんなませ…


すると…

なんということでしょう…
茅野側の雲も、切れ始めたではないですか…
行者小屋の屋根が見下ろせます。


すぐ右を見ると、赤岳鉱泉の屋根までも…





さて、ここから先は 我隊にも初めて の稜線です。
のこぎり状のギザギザの稜線を越え、横岳に向かいます。

って、ガスが切れて行く先の稜線が見えた途端、
ちっとも“横”岳 なんかじゃ ないじゃん!!
めちゃくちゃ “縦”の険しい岩場が目の前には続いているのでした…





一抹の不安を感じつつ
次も、『八ヶ岳縦走! 横岳~硫黄岳編  』 続きます。
お楽しみに!!



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