山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

富士登山がきっかけ… ( 後編 )

2012年08月20日 03時24分28秒 | 富士山周辺
富士登山に挑んだ、2年前。
順調に予定していた八合目の山小屋までやってきた warazaemon 一行でしたが…

山小屋が、すごい…(絶句)
そりゃあ もちろんブームに乗っかってやってくる人達が多いのは覚悟していたけど…
( 自分たちも、その人達と比べて どこが違うと言われてしまうと、反論も出来ないけど…)
それでも、やっぱり、あの詰め込み様はすご過ぎ…
一畳程のスペースに、二人。布団は3人で2枚…
上段・中段・下段と3層になった、かがんで歩くのがやっとの高さの大部屋の一番奥に詰め込まれた日には
どうしたって気分は凹んできます
見ず知らずの人と、いくら仮眠と言っても これだけくっついて横になるのは、正直きつかったっす


そんな訳で、満足に気分が休まらないまま、午前3時、山小屋を出発。
頭にヘッデン ( へへっ、山の通はヘッドランプのことをこう云うのさ)
両手にストックで、最後の登りをすすみます。
暗闇の中に、同じような登山客の、ヘッデンの灯りの帯が続きます。

寝不足と、高度のせいで、頭と体が重く感じます。頑張れ、俺!!

そしてついに、ついに 到着です。混雑を避け、ご来光を望める場所へ…



だんだんと、スカイラインに沿って、空が白んできます。眼下は雲海に包まれています。
 


じっと待つ、ただ待つ、ひたすら待つ… 寒いッス



そして、感動の、ご来光です…   
知ってます? 雲海から、ほんの少し太陽が顔を出した瞬間から、凍えていた体に温もりを感じるんです。太陽って、すごい…


思わず湧き上がる歓声と、ピースサイン。日本で一番高い山の山頂の、同じ場所でご来光を迎えた登山客同士、
不思議な連帯感が芽生えます。

本当に登ったんだなぁ…  
ここ、いつも見ている あの富士山の、あのてっぺんだぜ…


しばし感慨にふけり、さぁ、それじゃあ『お鉢巡り』に出発だぁ!!


ん? あれ? 体が、足が重い…  
頂上を一周する『お鉢巡り』とはいえ、多少の勾配があります。わずかでも勾配が上向きの道を進もうとすると、
途端に体が、足が、鉛のように重くなるんです。
どうやら軽い高山病にかかったらしく、このあと1時間半ほどの『お鉢巡り』の間、その辛かったこと辛かったこと…


朝日を受けて、今朝は西側に延びる『影富士』です。


そして、正真正銘、ここが日本最高峰ポイント!!

写真を撮るのにも 大行列でした


友人も、リベンジを果たし、晴れやかな笑顔です


この後は、再び『須走口ルート』をつかい、下山したんだけど、下り出した途端 高山病症状はあっという間に解消、
しかも『砂走り』の道の、早いこと早いこと…
適度な傾斜がある、ザレた小石ばかりのふわふわした道なので
下るスピードが出始めると、足を前に持ち上げるだけで一気に何百メートルも ほとんど駆け下りる状態に…
調子にのって 友人達を置き去りにして どんどこ駆け下りて顰蹙をかってしまった warazaemon なのでした



いゃぁ、お疲れ、お互いに よく登ったよねぇ…( 疲労困憊の友人T)
最後に パチリ と 記念写真を…



50歳を目前にした、記念の、記憶に残る富士登山でした。
「富士に登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿」という言葉があるけど、もう一度登らないかと誘われたら…
う~ん、どうだろう… 迷うとこだなぁ…


さてさて、次回は いよいよこの夏 仕込んだ夏山報告でーす。お楽しみに


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