モズが縄張りを主張して盛んに鳴いている。
下の記事のカシノナガキクイムシの被害で切り倒されたコナラの樹の切り口に、センチコガネらしい甲虫がモゾモゾしていた。
原色日本甲虫図鑑IIの検索表を見ると、
センチコガネ・・・頭楯は短く半円形、前胸背板中央の縦溝は後半のみ、・・・
オオセンチコガネ・・・頭楯は長めで台形、前胸背板中央の縦溝は長く、中央前方に達する・・・
等とある。
これで見ると、オオセンチコガネではと思う。
今年は、あちこちのコナラの樹がカシノナガキクイムシの被害にあって枯死に瀕している。
穿入孔から、きなこのような大量の木屑(フラス)が出ているのを見たことがあるのではと思う。
近くの林では、カシノナガキクイムシの捕獲実験が行われている。
共生菌を培養して餌とするアンブロシアビートル。
新成虫は6月下旬頃羽化脱出して、生立木に穿入。孔道内に雌雄で住んで子を育てる。
最初の子は急速に成長し、ワーカーとして弟妹の世話にあたるという。幼虫は越冬後に蛹化。成虫は少なくとも春先までは孔道内で生存している。
等とある。
2020年04月16日に撮ったカシノナガキクイムシ。