アンダンテ ~私の歩幅で~

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キャメル

2007年10月11日 | 誕生色
今日は 新月 です。
月と太陽の黄経が等しくなり、
つまり、地上から、月は見えません。

新月というのは、英語 new moon の訳語です。
また、新月と (さく)とは同義語のようですね。

月が見えず、月の光も見えない今日。

目に見えているものの存在を確認するのは簡単ですが、
目に見えないものの存在を確認するのは、
容易ではありません。

それでも、たとえ月が見えなくても、
「月がなくなった」と思う人は、いないでしょう。

夜空がいつもよりも暗い分、
いつもは気付かないくらいの小さな星など、
もしかしたら見えるかもしれませんね。

ところが現代では、地上の明かりが多すぎて、強すぎて、
本来見えるはずの星も、あまり見えないかも…。

「見えない」イコール「存在しない」のではなく、
単純に、地上からは見えないだけなのです。

あなたの周囲にも、小さな星のごとく、
いつも、あなたに光を投げかけている人が
必ずいると思います。


■10月11日の誕生色 

   キャメル (camel)
     記憶力、創造力、才能、正直

 記憶力抜群で、創造力も無限なのでしょうね。
 充分な才能を持ち合わせており、正直さが信用となり、
 活躍の場がひとつとは限らないのかもしれません。

 キャメル。
 色としては、淡黄褐色と訳されています。
 単純に、動物のラクダ、ラクダの色ですね。

 ラクダという動物。
 中央アジアやアラビアにおいて、
 紀元前から家畜化されておりました。

 人や荷物を運ぶのに、なくてはならない存在でした。
 そのため、「砂漠の船」とも呼ばれます。
 
 またラクダは働くだけでなく、
 ラクダの毛や皮も利用されてきました。
 特に毛は、上等な毛織物になります。

 ラクダのことは、ヨーロッパの人々も、
 古くから、よく知っていたはずです。

 ところが、英語の色名としてのキャメルは、
 20世紀に入ってから使われるようになったのだそうです。

 20世紀前半には、キャメルヘアという色名も登場し、
 ラクダだけでなく、他の動物の毛皮も注目されていたようです。

 ただ、それは、色名が注目されたのではなく、
 人間の防寒装身具として、毛皮が普及しただけのこと。

 キャメルという色の認識は、ラクダの毛そのものというよりも、
 毛織物の色として把握されているのかもしれません。

 でも、どちらにしても、
 ラクダだって、皆が皆、同じ毛色ではありませんし、
 毛織物も、すべてが同じ色にはなりません。

 そう考えると、キャメルは「これ」と限定できる色ではなく、
 「このような色」という風に、幅を持たせることが、
 本来なのかもしれませんね。

■10月11日の誕生花 
花の名前 主な花言葉
ミソハギ 切ないほどの愛
アカネ 不信
コリウス 恋の望み
ハクサンチドリ 素晴らしい
ユリ 無垢
ヒメリンゴ 名声
ダリア 移り気
ヨメナ 気高い人
クジャクソウ 一目惚れ