アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

黎 明

2008年06月21日 | 誕生果
きょう6月21日は、夏至 (げし)です。

二十四節気のひとつ。
北半球では、太陽が最も高く、
昼間の時間が最も長くなる日です。

厳密には、東京あたりなど、1週間くらい前から、
すでに日が短くなってきています。

日々の変化は、畳の目ひとつずつ程度の変化ですから、
もうしばらくの間、一年で一番明るい時期が続きますね。

そして、梅雨が明けたら、夏本番。


■6月21日の誕生果

   黎明 (れいめい)
     移り気、密会

 ・英名 : nectarine
 ・和名 : 油桃(ゆとう)、椿桃(つばいもも)、毛なし桃
 ・分類 : バラ科、 サクラ属、 落葉性小高木
 ・原産地 : 中国


黎明。
反田ネクタリンと、インデペンデンスから生まれました。

1984(昭和59)年に、山梨果樹試験場で育成された
スイートタイプのネクタリン。

果実は短楕円形で、大きさは150グラム程度。
果皮の地色は黄色で、熟すにつれ、ぼかし状に鮮紅色に。
黄肉で、甘味が強く、酸味は少なめ。

また、果肉と種が離れる、離核品種。
これは、すごく嬉しいですね。

食物繊維が豊富で、ペクチンやカリウムなど、
嬉しい栄養素がいっぱいのネクタリン。

こんなにも栄養豊富なのに、桃と比べると、
カロリーは、かなり控えめです。

モモから生まれたネクタリン。

モモの変種ではありますが、
しっかりと個性を持った、ひとつの果実。

梅雨が明けてから、
黎明の季節がやってくるのですね。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■6月21日の誕生色 : 金茶色
■6月21日の誕生花 : マツヨイグサ、他

難しい音楽用語 (14)

2008年06月21日 | 音楽用語
専門用語は難しい。。
音楽用語についても、同じことが言えると思います。

私が今よりも音楽用語を知らなかった頃は、
本当に勘違いだらけでした。。σ(^◇^;;


たとえば、交響曲 (シンフォニー)

交響曲って、オーケストラ音楽そのもの???。。σ(^◇^;;

シンフォニー (symphony) は、英語です。
文豪、森鴎外が訳したらしい。

symphony には、「音や色などの、調和的組み合わせ」
というような意味もあります。

語源はギリシャ語で、
「シン(=ともに)」 + 「フォーネ(鳴り響く音)」 です。

イタリア語では、シンフォニア (sinfonia) です。

シンフォニアといえば、バッハの3声のインヴェンションが、
まず思い浮かんできます。

イタリア語のシンフォニアにも、やはり、
「音や色などの、調和的組み合わせ」の意味があります。

その他、「協和音」「初期教会聖歌の和声合唱」「楽隊」
などの意味もあります。

楽曲のシンフォニーとは・・・
ソナタ形式で書かれた、規模の大きい 管弦楽用ソナタ のこと。

速さが、急→緩→急、からなる、
ソナタ形式のイタリア風の序曲から、
発達したのだそうです。

ハイドンにより整えられて、交響曲の基礎が確立されました。
そのため、ハイドンは 交響曲の父 と呼ばれます。

その後、モーツァルトを経て、ベートーヴェンにより
多楽章形式の楽曲として、完成されたのですね。