アンダンテ ~私の歩幅で~

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クリソプレーズ

2009年10月06日 | 誕生石
【質問】リンゴは、何色でしょう?
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「赤」と即答しました?

そんなあなたは、一般的な日本人です。^^


欧米では、リンゴの色と言われても、
一つだけ即答できないかもしれません。

「赤」もありますが、
「青」も、たくさん出回っているからです。

ここで言う「青」は「グリーン」ですね。

17世紀頃のヨーロッパでは、
リンゴといえばグリーンだった可能性も大きいんです。

旧約聖書の『創世記』で、
最初の人間とされているアダムとイヴ。

この2人が、ヘビの誘惑に負けて食べてしまったのは、
“禁断の果実”(善悪の知識の木の実)。

アダムとイヴが、この果実を手に取る場面を描いた絵画は、
「青いリンゴ」になっていることが多いようです。


青いリンゴが、すぐに思い浮かばなくても、
「アップルグリーン」という色は、すぐイメージできそう・・・


■10月6日の誕生石

   クリソプレーズ (chrysoprase)
     豊かな実り、喜び

 ・英 名chrysoprase
 ・和 名緑玉髄(りょくぎょくずい)
 ・モース硬度
 ・産 地オーストラリアなど

クリソプレーズ。
グリーンアップル色をした鉱物。

淡緑色や黄緑色のカルセドニー(玉髄)のこと。
アップルグリーン色は、ニッケルの作用によるもの。

透明から半透明で、樹脂状光沢があります。

クリソプレーズという名前は、
ギリシャ語で金を意味する chryso と、
野菜のニラを意味する prason に由来します。

古代ローマ時代から、
カメオを施した装身具としても利用されてきました。


透明感のあるアップルグリーン色を見ているだけで、
さわやかな香りが漂ってきそう。


★パワーストーン効果★
感情の高ぶりを静める作用が期待できます。
ついつい感情が先走ってしまう人にオススメ。
大きな目標を持っている人には、進む勇気を与えてくれます。


主な参考文献
 ・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
(中央アート出版社・2007年)
 ・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
(築地書館・2008年)
 ・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
(日本ヴォーグ社・2007年)


    
■10月6日の誕生花 : ウメモドキ、他
■10月6日の誕生色 : シナモン
■10月6日の誕生果 : フェイバナナ