ピンク・サファイア

情熱的な赤い色を、少しずつ淡くしていくと、
フェミニンなピンク色。

ピンク色は、見た目がやわらかですが、
エネルギーの赤い色に光が入っているため、
実はパワフル。

やさしさ、優美さ、おだやかさ、強さ・・・と、
とても幅広く寛大な色なのですね。


そんなピンク色をしたピュアな石は・・・


■１０月１２日の誕生石

　　　ピンク・サファイア　(pink sapphire)
　　　　　かわいらしさ、はかなさ

・英 名	：	pink sapphire
・和 名	：	青玉（サファイア）
・モース硬度	：	９
・産 地	：	スリランカ、ベトナム、アフガニスタンなど

ピンク・サファイア。
ピンク色をしたサファイア。

　　「サファイアといえば、ブルーのはずでは？」

そう思った方も多いかもしれません。


サファイアの鉱物は、
酸化アルミニウムの コランダム です。

内包物の違いにより色が変化して・・・
　　⇒ 赤色になったもの　＝　ルビー
　　⇒ 赤色以外の色のもの　＝　サファイア
・・・と呼んでいます。

つまり、赤色以外のコランダムは、
すべてサファイアなんです。

「赤以外」というのも、難しいところですね。
同じコランダムでも、
赤とピンクでは、石の呼び名が違ってくるのですから。

見るからにピンクといえる色は、すぐ区別がつきますが、
限りなく赤に近いピンクとなると、
曖昧なところも出てきそうです。

その上、同じ石でも、太陽光線の強さによって、
色の見え方が変わってきますから、
ほんと、難しいです。

わかりやすい見分け方としては、
　　・ルビー：　赤色の濃淡
　　・ピンク・サファイア：　赤紫色の濃淡
でしょうか。


透明ないし半透明で、ガラス光沢か金剛光沢。

「貞節な愛の象徴」の石で、
愛情と光沢が比例するともいわれています。


色の幅が広い、ピンク色をしたサファイア。
あなたにピッタリのピンク・サファイアは、どんな色？


★パワーストーン効果★
やさしさや、やわらかさが引き出されるので、
より魅力的になれます。出会いを生かしたり、
想いを伝える勇気を持つサポートも期待できそう。


主な参考文献

・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
	（中央アート出版社・2007年）
・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
	（築地書館・2008年）
・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
	（日本ヴォーグ社・2007年）

　　　　
■１０月１２日の誕生花　：　コケモモ、他
■１０月１２日の誕生色　：　バーントシェンナ
■１０月１２日の誕生果　：　フトモモ