アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

ピン・ファイアー・オパール

2009年10月30日 | 誕生石
「ピン」を、goo辞書で調べてみました。

見て、びっくり!

てっきり英語が出てくると思っていたら、
意表をつかれました。

ポルトガル語。

数の「一(いち)」の意味で使われる「ピン」は、
ポルトガル語から来ているんですね。

「ピンからキリまで」の「ピン」も、
「最上級の」という意味のポルトガル語から。

英語のピンは、主に「針」や「髪留め」、
ゴルフでホールのそばに立てる「旗竿」など、
細長くて、その先が尖っているものみたい。


ところで、「ピンアポ」という言葉が、
若者の間で使われているようですね。
(「若者」の定義がビミョ~ですが。。)

ピンアポって?

若者語で,(男女が)二人きりで会うこと。
また,そのような約束を取り付けること。

と、goo辞書に書かれています。

一人とのアポ(面会)だから?
それとも、ピンポイントのアポだから?

  ※ピンポイント
   「針の先」の意で、正確な位置制御。


さて、こちらは、どんなピン?


■10月30日の誕生石

   ピン・ファイアー・オパール (pin-fire opal)
     正しい方向性

 ・英 名pin-fire opal
 ・和 名蛋白石(たんぱくせき)
 ・モース硬度5.5 - 6.5
 ・産 地メキシコなど

ピン・ファイアー・オパール。
たくさんの色が浮かび上がるオパールの中でも、
特に色が細かく現れるもの。

オパールの中に見える色のきらめきを
遊色効果 (ゆうしょくこうか)といいます。

そして、遊色効果のあるオパールを、
プレシャスオパール と呼んでいます。

オパールには5~10パーセントの水分を含まれているので、
乾燥すると、ひび割れてしまいますので、注意しましょう。


オパールという名称は、
ラテン語で「宝石」を意味する opalus に由来します。

輝きのある石は、それだけで、
人目を惹くのに十分なのでしょう。

その上、石の中に、
いろいろな色がきらめいていたならば、
もう、目は釘付け。


燃える火の中からパチパチはじける火の粉のように、
オパールの中でキラキラときらめく色、色、色。

目だけでなく、
心まで釘付けになりそうな……。


★パワーストーン効果★
すべての色がゆらゆらと揺れ動くことから「賢者の石」と
呼ばれていたオパール。その虹色の輝きは、邪悪なものを
寄せ付けず、希望と幸せを運ぶ石とされています。


主な参考文献
 ・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
(中央アート出版社・2007年)
 ・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
(築地書館・2008年)
 ・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
(日本ヴォーグ社・2007年)


    
■10月30日の誕生花 : ロベリア、他
■10月30日の誕生色 : ビンヤード
■10月30日の誕生果 : 銀 杏

今宵、十三夜

2009年10月30日 | 季節の風景
2009年10月30日 午前7時15分 撮影


きょうは 十三夜 です。
旧暦9月13日のお月見。

十五夜は、中国から伝来したものですが、
十三夜は、日本独特の風習です。

日本人の方が、中国人よりも、
月が好きなのでしょうか?

現在の太陽暦の前の、いわゆる旧暦は、
月の満ち欠けの周期による太陰暦でした。

「太陰」は「月」のこと。

月が姿を隠してしまう「新月」から、
毎日少しずつ太くなっていき、まんまるの「満月」になると、
今度は少しずつ細くなっていきます。

日々変化する月の満ち欠けの度合いを「月齢」といいます。
そして、その月の形ひとつひとつには、呼び名があるんですね。

夜空に月のない「新月」が“はじまり”です。
新月は「朔(さく)」とも呼ばれています。

 ・2日目
  月の右側が細~く見え始めるので「二日月」

 ・3日目
  「三日月」、そのものズバリ!
  「眉月(びげつ)」とも呼ばれています。

この2~3日目の月を「新月」と呼ぶこともあるようですね。

 ・7日目
  月の右半分が見えるようになり、
  「半月」や「上弦の月」、「弓張り月」と呼ばれます

 ・13日目
   「十三夜」

 ・14日目
  「小望月(こもちづき)」

 ・15日目
  「満月」または「望月」
  太陽が西へ沈む頃、満月が東から昇ってきて、
  明け方には西へ沈んでいきます

まあるくなった月。
今度は、右側から欠けていきます。

 ・満月の翌日16日目
  「十六夜(いざよい」
  (個人的には、この言葉の響きが好き♪)

十六夜からは、月の出がどんどん遅くなります。
(毎日、約50分遅くなるようですね。)

 ・17日目
  「立待月(たちまちづき)」
  月が出るのを立って待っていることから

 ・18日目
  「居待月(いまちづき)」
  月が出るまで、待ちくたびれて座り込んでしまうことから

 ・19日目
  「寝待月(ねまちづき)」
  先に床へ入って、月の出を待つことから

 ・26日目
  「有明の月」
  夜明けの頃、つまり“有明”に出てくることから。

 ・30日目
  最後の「三十日月(みそかづき)」


今宵十三夜。
空を見上げてみませんか?

気持ちがスッキリしたり、
良いアイデアが浮かんだりするかもしれませんよ。