凡人の嗜み

自己流写真で花や日常風景を
感じたままに表現した~い(目標)
身軽に、手軽にが信条

雲上のドライブ 磐梯朝日国立公園

2014-11-03 | 東北

今回の旅の始まりは「磐梯朝日国立公園」から。
福島西ICを下りて磐梯吾妻スカイラインへ。
ひとまずの目標地点、浄土平を目指します。




気が付けば雲の上です。




雲上のドライブを楽しみながら上へ上へ。




撮影日:2014年10月25日
既に落葉状態で、見頃は完全に過ぎておりました。




吾妻小富士が大きく見えだすと、周辺の景色も一変して荒らしく。




以前は有料道路でしたが、昨年の夏から恒久的に無料開放されています。
スカイラインに続くレークライン、ゴールドラインも無料になりましたから、
その分"ランチ"を奮発できるというものです。




浄土平の駐車場に車を止めて、吾妻小富士を登ります。





駐車場から山頂までの高低差はおよそ130m。火口縁を一周するとなると話は別ですが、
ただ登るだけであれば、運動不足の私でも苦にはならない程です。




火口はフレームには収まりません。
当たり前ですが大自然を目の当たりにすると、自分の無力さを痛感しますね。
「謙虚に頑張ろう!」と、そんな気持ちになります。




ビジターセンター方面の画。20代の頃「鎌沼」を周回したことが
あったんですが、その途中、眼下に見えた吾妻小富士の姿がいまでも
目に焼き付いています。



今度は下りながら、磐梯吾妻レークラインを目指します。




その入り口付近は綺麗に色づいておりました。




シャッターを押さずにはいられません。




紅葉のトンネルは、トップ画像と同じ場所です。




レークラインのハイライトのひとつ、秋元湖。
息を飲む美しさですね。




つい先日訪れた観光道路も来週には冬期通行止となりますから、
季節の移ろいは早いものです。

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 茨城県情報へにほんブログ村
人気ブログランキングへ


クッチーナ・インコントラ Incontra (猪苗代町)

2014-10-29 | 東北

雄大な磐梯山のふもとに佇む、ロッジ内のイタリアンレストラン。
地元愛に溢れた若きシェフが繰り出す料理は、自家栽培の食材を中心に、
こだわりと愛情が感じられる至高の味わいでありました。




Cucina Incontra クッチーナ・インコントラ
「あるぱいんロッジ2階」
福島県耶麻郡猪苗代町字土町38
0242-62-3350(レストラン共通)
駐車場完備 





履き物を脱いで二階へ。スタイリッシュなダイニングからは、
猪苗代湖を見下ろすロケーション。




シェフおまかせランチ 4500Yen




アミューズは白子のソテー。コク深く濃厚な白子に合わせる
甘み抜群のカブはスープ仕立てに。染み渡る美味しさです。




前菜の盛り合わせ





ホタテのソテーにドライトマトのソースで頂く蒸し鶏。生命力みなぎる
紫キャベツ、パプリカ、赤大根はバーニャカウダで。牛タンのソースが
秀逸でした。一番上は歯応えを残したカリフラワーのマリネです。




コンディションの良い水牛のモッツァレラを使ったカプレーゼは
文句なしの美味しさ。そして熟成を極めたパルマ産の生ハムにグリーサラダ。




自家製フォカッチャはとても香りが良いもの。




渡り蟹のトマトクリームパスタ
濃密なソースに合わせるのは、リングイネより若干細目のリングイネッティ。





ソースにもたっぷりのカニ身が和えられている他に、グリルされ
香ばしさがUPした渡り蟹が添えられています。ふわっとして極上の身質。




蟹の身をほぐしながら贅沢に頂きます。もう、笑いが止まらなくなる美味しさで、
暫くはこれ以上の味に出会えないと思う程。記憶に残る味わいでした♪





ポルチーニ茸のリゾット
お米の火通りも的確です。36カ月熟成のパルミジャーノがたっぷりと。
ポルチニーの香りも鮮烈な一皿で、チーズと共に品の良い余韻が続きます。




メインには鴨の王様「シャラン鴨」。ここでカトラリーはラギオールが登場。
皮目がカリッと焼かれ、ジューシーな身は旨みがギュッと詰まっていますね。





付け合わせは舞茸、エリンギ、ブロッコリーです。





タスマニア産粒マスタードと赤ワインのフルーティーなソースが絶品。
塩も添えられていましたが、ほぼこちらで頂きました。トリュフの香りと
共に楽しむ優雅な一皿。




キンキンに冷やした金縁の器には、オレンジオイルの掛かった生チョコ、
ピスタチオのジェラート、キャラメリゼされたブドウが盛られています。
充実の美味しさで、相方もシビレタようです。





観光途中の食事が素晴らしいと、その旅の思い出が
さらに輝きを増しますね。感謝

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 茨城県情報へにほんブログ村
人気ブログランキングへ

晩秋の五色沼 (北塩原村)

2014-10-27 | 東北

茨城での紅葉には今しばらく間がありますが、
お隣の福島で一足早く、鮮やかに色づいた木々を
眺め楽しんで参りました。




五色沼
正式には五色沼湖沼群とよばれ、毘沙門沼、赤沼、
みどろ沼、弁天沼、瑠璃沼、青沼など複数の沼から構成。





撮影日:2014年10月25日




ズバリ見頃でした。




最初は一週前に紅葉狩りを予定していました。その日、
夜の食事の予約が取れなかった事が、結果的に幸いした格好です。




その食事の模様はまたの機会に。





天候にも恵まれ最高の行楽日和。




五色沼は二十歳代に続いて二回目ですが、その時はイイ所を
見せようと、張り切ってオールを漕いだ○○な記憶があります(^^;




今回は「毘沙門沼」だけを散策。




秋から冬へ・・・




季節が移ろいゆく中に咲く花は健気に感じます。




散り際の美学とでも言いましょうか。




儚いまでの美しさが心に刺さりました。




暫く福島シリーズが続きます。

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 茨城県情報へにほんブログ村
人気ブログランキングへ

遠刈田温泉 足湯のあとにジェラートを (蔵王町)

2014-07-10 | 東北

山形観光の最後を飾るのは「お釜」のはず。だったんですが・・・
行く前から天気は下り坂の予報。それまで時折日が差して
いましたが、"蔵王エコーライン"に入ったころから雲行きが怪しく
なりまして、中腹まで上ったころにはドシャ降りに。


「蔵王ハイライン」の料金所までは行ってみましたが、ガスっていて
観覧は無理とのこと。まぁ旅にハプニングは付き物ですよね。




諦めて宮城側まで下りてきましたら、たまたま目に入った
「遠刈田温泉・足湯」の文字。急遽立ち寄ってみることに。






公衆浴場「神の湯」脇の駐車場(1時間まで無料)に車を止めて、
暫しの休息です。日帰り弾丸の旅でしたから、ここで一息つけたのは
有難いことでしたね。




足湯に癒された後は、甘いものを求めて温泉街に。
台湾スイーツも気になったんですが、相方推しのこちらに。




雑貨屋さんに併設されたコーヒーショップ。

喫茶キャロル
宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉本町17
0224-34-2523




キャロルジェラート 400Yen
ベースとなるバニラアイスorフローズンヨーグルトに、好きなフルーツ、
野菜の中から3つを選ぶとその場でミックスしてくださいます。




私はフローズンヨーグルトに苺・ブルーベリー・マンゴーの組み合わせ。
三種類のフレーバーが重なり合うと、甘みと酸味が素晴らしく華やか。
口当たり滑らかなジェラートの中に、凍った果物の食感が残っていて
舌触りも贅沢でした。これは美味しい♪

ランキングに参加しています↓↓↓
お役に立ちましたときには、是非クリックして下さい。
その応援がブログ更新の励みになります!

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 茨城県情報へにほんブログ村
人気ブログランキングへ

立石寺(山寺) 芭蕉に思いを馳せて (山形市)

2014-07-02 | 東北

赤い宝石を心行くまで堪能した後は立石寺へ。
通称の"山寺"と言った方が、ピンとくる方が多い
のではないでしょうか。




前回の山形旅行は、さくらんぼ狩りの後に「上杉謙信」ゆかりの
米沢方面を観光しましたので、今回は山寺→お釜の鉄板プランを。




みちのくの霊場「山寺」は、貞観2年(860)清和天皇の
勅願により慈覚大師が開いた、天台宗のお山。




かの松尾芭蕉が「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の名句を
詠んだ地としても有名ですよね。




力こんにゃく 1本100Yen
先ずは入山前に門前で名物を頂きました。




登山前に力を付ける意味合いがあるそうですが、イカの旨みと
出汁がしっかり効いて、実に美味しいこんにゃくでありました。




宝珠山 立石寺(山寺)
入山料 (山門 奥之院)
大人 300円、中人 200円、小人 100円



木立を吹き抜ける風がとても爽やかでした。




山門から一番上の奥の院までは階段で800段余り。





杉の木に囲まれているからでしょうか、その空気感から
以前訪れた群馬の榛名神社を思い出しました。




途中水分補給と休憩をしながら上へ上へと。





仁王門が見えてくれば残りも僅か。




嘉永元年(1848年)に再建された優麗な門。
彫刻が見事でした。




開山堂と崖の上の赤い納経堂は「山寺」象徴のひとつ。
心洗われるというよりは目に見えないパワーが漂ってる
そんな特別な場所に感じました。




開山堂の右上に進みますと、有名な舞台づくりの五大堂です。




この景色、テレビの旅番組などでよく見掛けますよね。




絶景に言葉を失い、疲れも吹っ飛ぶというものです。




三重の小塔等を巡り奥の院へ。




修行の場としての顔も持ちます。





写真を撮りながら奥の院、大仏殿までゆっくり回り、
下山まではおよそ2時間ほど。




芭蕉や幾多の先人たちが訪れていた事実を考えるとロマンがありますね。




紫陽花をもう一枚。
シーズンが終わるまでに改めてアジサイを見に行かなくては。

ランキングに参加しています↓↓↓
お役に立ちましたときには、是非クリックして下さい。
その応援がブログ更新の励みになります!

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 茨城県情報へにほんブログ村
人気ブログランキングへ

佐藤錦 発祥の地でサクランボ狩りを (東根市)

2014-06-30 | 東北

さくらんぼの王様「佐藤錦」発祥の地として有名な
山形県東根市。佐藤栄助氏が大正元年から16年もの歳月を
掛け、世に生み出して下さったお蔭で「赤い宝石」を頂ける
のですから感謝しなくてはなりませんね。




果樹園選びは下記サイトが役立ちました。
さくらんぼ狩りに行こう(やまがたへの旅)




今回お世話になったのが「たきぐち果樹園」さん。
エコファーマーにも認定される同園。HPクーポン持参で入園料が100円オフです。




山形でのサクランボ狩りは今回が二度目ですが、
初めてさくらんぼが樹に生っている姿を目にしたときは、
作り物を見ているかのような不思議な感覚がした記憶があります。




まずはさくらんぼの妖精にご挨拶を。
瞬きしたり、ウィンクしたりして出迎えてくれます(^^)





時間制限(60分)があるとはいえ、食べ放題ですから
テンションも上がりますねぇ♪




まさに宝石と呼ぶにふさわしい輝き。
樹で完熟した瑞々しいさくらんぼの濃厚な味わいと
甘さは、普段口にする物とは全くの別物です。




指だけですが、筆者初登場!?かな。




「佐藤錦」がメインですが、園内には"ナポレオン"や"紅秀峰"など
数品種ありますので、食べ比べもまた楽しい。




ブドウをを思わせる色味です。
酸味が少なく甘みが強い味わいでしたが品種名を失念。





小さなお子さんも上手に脚立を登っていました。
種飛ばしの計測で盛り上がっているご家族連れもいらっしゃって、
ほのぼのした時間が流れます。




ラブラブチェリーで旅の記念に。




お土産も少々。
やはり現地の美味しさは段違い。

ランキングに参加しています↓↓↓
お役に立ちましたときには、是非クリックして下さい。
その応援がブログ更新の励みになります!

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 茨城県情報へにほんブログ村
人気ブログランキングへ

LaStanza スタンツァ (いわき市)

2012-08-20 | 東北

初めての訪問は、今年の春先、閉店間際のことでした。
復興支援の思いも含めて、いわき市の「海幸」さんでの
食事後に、ドルチェのみ頂いたことがありました。




その盛り付けのセンスに魅せられて、再訪を誓ったのですが、
何せ笠間からの距離が120kmもあるので、中々実現出来ずいました。
先日紹介した五浦六角堂からの流れで、今回思い切っていわきまで。





一皿目のホタテのカルパッチョは、旨みを引き出す塩加減が最高。
レモンを絞り掛けると、食事のスタートに相応しい表情を見せてくれます。





この日は、アラカルトから自分たちで流れを作るスタイルで。







きのこのペンネアラビアータ。具はシメジにエリンギ。
モチモチのペンネに、濃厚なトマトソースが良く絡みます。
攻撃的な辛さではなく、旨みを十分楽しめる鮮烈な仕上がり。





和牛ホホ肉の煮込み。
きっとワインを贅沢に使用しているのでしょう。
舌に広がる香りと余韻が奥深く、厚みがあります。







添えられたマッシュポテトと一緒に頂きます。
ほろっとくずれるホホ肉の状態もベスト。
最後はソースをパンに絡めて綺麗に完食。美味しかった。






手長海老(スカンピ)のグリル。
濃厚な旨みと香ばしがたまらない、至極の一品。
記憶に残る美味しさで、次の機会も間違いなくオーダーしますね、コレは。





目にも楽しいドルチェの盛り合わせで締め。
やっと念願の訪問が叶ったわけですが、期待を大きく上回る
確かな味と恐縮する程のサービス。お見送りしていただいた、
女性シェフの美しさも書き忘れてはいけませんね。ホント来てよかった~

人気ブログランキングへ
にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 茨城県情報へにほんブログ村


LaStanza (スタンツァ)
福島県いわき市平三町目8-2 3F
0246-35-5767


田季野 (会津若松市)

2012-05-13 | 東北

鶴ヶ城の城下町の風情を残す市街地にお店はあります。
GW期間中でもあったので、旅人と思しき客で賑わって
いましたね。丁度昼だった事もあり、待つことも覚悟していましたが、
タイミング良くすんなり座れたのはラッキーでした。






古民家の建物は鎌倉時代から続く、旧家の絲澤舊陣屋を移築したそうで、
およそ150~200年前に建てられたと言いますから、歴史が薫ります。
外から見るより、中は予想以上に広く、2階もあるのでキャパも相当なもの。
時間の流れがゆったり感じる空間は、大好物。身を置くだけで癒されます。







輪箱飯のわっぱは、薄い板を曲げて作った、600年もの歴史を持つ
山人の弁当の器「曲げわっぱ」を指すようですね。








けとばし(馬肉)、昆布の和え物、お新香。






追加の田楽の盛り合わせは、二人でシェア。
厚揚げ、しんごろう(ご飯)、ニシンの3品で790円。








郷土料理の「小露」は関東で言うところのけんちん汁に近い感じ。 
プラス300円で味噌汁から変更できます。







↑よくばり輪箱飯(2100円)と、五種輪箱飯(1840円)をそれぞれ注文。
特にぜんまい、茸の美味しさが印象に残ってます。
歴史ある古民家で、頂く郷土料理は五感を刺激され格別でした。






屋号の由来は
「かの地は山ばかりなり、田んぼも野も希れなるところ=田希野」
後に、会津の豊かな季節をイメージして田季野へ進化したとか。
街中にあるとは思えない佇まいですよね。>

田季野
福島県会津若松市栄町5-31
0242-25-0808

田季野郷土料理 / 七日町駅会津若松駅西若松駅




田季野さんで食事後、一路鶴ヶ城へ。
桜吹雪舞う、幻想的な情景は一生忘れないでしょう。
いずれ機会があったとき、紹介したいと思います。





田原屋 (喜多方市)

2012-05-06 | 東北

「食堂なまえ」さんでラーメンをいただいた後、
僅かな時間を利用して喜多方市内を散策です。
蔵造りや古い建物が、数多く残る町並みはノスタルジックな趣。
好きだなぁ、歴史ある建造物って。心に刺さります。






3年半ほど前にも喜多方へはお邪魔しているのですが、
その時は有名店「坂内」さんに並ぶこと2時間以上。
軽い山登りの後でもあったので、極限の空腹感と戦った
ホロ苦い思い出があったりします。







歴史を感じる建造物が、保存されているだけでも
価値があると思いますが、いまだ現役として店舗や暮らしに、
活躍している訳ですから、ホント頭が下がりますね。






この風景には、子供の頃に戻った様な懐かしさを感じます。
こちらでは、童心に帰ってラムネで喉を潤しました。







コインパーキングに車を停めての徒歩移動のせいか、
甘いものが欲しくなりまして、「田原屋」さんで甘味を。
店内には目を引く囲炉裏があって、情緒がありますね。
お店の外や中にも休憩スペースがあり、旅人にとても優しいんです。






それに1個あたり60円程度商品が大半で、何だか嬉しくなりますね。
甘さは多少強めに感じましたが、疲労した時の甘味は格別なのです。
お店は人気ラーメン店「坂内」さん近く。散策の休憩におススメのお店。



田原屋
福島県喜多方市字谷地田7393-3
0241-22-0574



食堂 なまえ (喜多方市)

2012-05-04 | 東北

店構えも含め店内は、ザ昭和の食堂って風情の佇まいです。
午後3時を過ぎた半端な時間を狙って訪問。にもかかわらず
あいにくの満席でしたが、ほとんど待つことなく2階の部屋へ通して貰えました。






2階の窓から入る春の風に、清々しい清涼感を感じながら、
中華そば(500円)を待ちます。







清湯系のスープは、相当手間暇が掛かっていますね。
合わせる醤油は恐らく上物を使っているのでしょう。
香りが高く風味の出方にかなりの厚みを感じます。シンプルな作り込みで、
これだけ力強い旨みを感じるのだからホント衝撃です。
いやぁー美味かった!気付いたらスープを全て飲み干していましたね。






会計の際、奥の厨房からお年を召したご主人が、
「お気をつけてお帰り下さい」と声をかけて下さいました。
旅先では、こういった人の心が身に沁みますね。


食堂 なまえ 
福島県喜多方市字永久7693-3
0241-22-6294

食堂なまえラーメン / 喜多方駅



三春の滝桜

2012-05-03 | 東北


日本五大桜、三大巨桜に数えられる三春の滝桜。
(2012年現在、樹高12m、根回り11m、幹周り9.5m、枝張り東西22m・南北18m)
入場ゲートから100m程でしょうか、何の前触れもなく、
突然現れるその姿を目にした瞬間、言葉を失いました。





神秘的な枝振りに息を飲みます。
これだけ心を揺さぶられることは、
人生の中でもそうそうあることではないですね。




威風堂々。
推定樹齢1000年越えの圧倒的な存在感。





数百年も昔、江戸の街にまでその名が届いていたそうです。
先人達をも魅了してきたその姿は、神々しいまでの生命力を感じます。






訪問日は先月の30日。
散り初めの時期で、葉も多少目立つ頃でした。
全身で感じた壮大なオーラは、一生忘れることはないでしょう。

心癒される感覚というよりは、心から「有難うございました」
そんな気持ちになります。







【所在地】
福島県田村郡三春町大字滝字桜久保296番地

無料駐車場あり
観桜料300円(滝桜の保護等に役立てられるそうです)






フレンチレストラン・プレジール (仙台市)

2012-04-29 | 東北

杜の都、仙台。
地方都市とは言え、流石は百万人都市ですね。
目に飛び込む巨大な街並みと、行き交う人々の多さに、
どこか気後れしてしまいます。何せ田舎者なので。





お昼のランチは市内で、と考えていました。
口コミでのポイントが、とても優秀なフレンチ店。
決定するまでに時間はさほど掛かりませんでしたね。






アミューズからオードブルへとクォリティの高い皿が続きます。
このホタルイカの塩加減が最高で、抜群に美味かったすね。
玉葱のソースの酸味、辛味、甘みのバランスが最高。激ウマでした。
クスクスの躍動する様な食感も忘れてはいけませんね。






店内はカフェを思わせるほど軽目の雰囲気なんだけど、
料理は一本筋が通った、ハイセンスなフレンチ。
色使いやソースの置き方とか、ハッとするほど一味も二味も違います。
見た目も料理の印象としてプラスに働きますね。






ひと口貰った肉料理の岩手鶏のソテー。
(必然的に写真は裏側からのアングルです)
肉質、火の入れ具合、ソース良しで文句なく美味しかったなぁ。
私のメインはTOP画像のホタテの稚貝と牡蠣。
ソースがカプチーノ仕立てになってました。






締めは柑橘系の酸味で爽やかに。
白黒の粒々はバジルの種だそうです。初めて頂きましたが、
はじける食感がクセになりますよ。






料理はもとよりサービスまでもが洗練されていますね。
この内容、立地でお昼のランチが2000円を切ってくるのだから
激戦区とは言え衝撃すら憶えます。
濃密な余韻も心地いい、旅先の昼下がり。最高に幸せな気分。






French Restaurant Plaisir
(フレンチレストラン・プレジール)

宮城県仙台市青葉区大町2丁目3-23 駒井ビル1F
022-224-7307

フレンチレストラン・プレジールフレンチ / 勾当台公園駅広瀬通駅



Arancia アランチャ (郡山市)

2012-04-22 | 東北

私が二十代の頃、旅先で美味しいレストランに
出会う事ってホント至難の業だったと思う。
当時の旅の情報誌などを否定するつもりではないけど、
紹介された記事などは、お店の宣伝的色合いが強く、
営業寄りに傾いてしまう傾向が強かったように思いますね。






特にその傾向が強かったのは料理写真ですね。
実際に提供される料理との大きなギャップに、
残念な思いをしたこと数え切れず。





ネットが発達した昨今では、情報量自体も
比較にならないほどに増え、そのギャップが
ほぼ埋まったといっても過言ではないでしょう。






特に大きいのは、実際に食事された方からの画像ですね。
これに価格情報が加われば、イメージがより鮮明に伝わってきます。






今回お世話になった「アランチャ」さんも
そんな方法から辿り着いたお店です。
全国の食いしん坊さん達に感謝ですね。





コース・アランチャ 5250円
全体の流れはこんな感じ。先ずアンティパストが3皿。

・フレッシュのスモークサーモンと新玉葱のスープ
・金目鯛とモッツァレラチーズのカルパッチョ仕立て
・フランス産フォワグラソテー ワインと金柑のソース






続くプリモは、塩水ウニのクリームソースのパスタ。
一般に流通するミョウバン等で固めたウニと比べて
香り、風味、甘みの全てが全くの別物。劇的に美味かったっすね。







セコンドは山形牛のグリル トリュフ塩とバルサミコソース。
妖艶なロゼ色。火の入れ具合が抜群。






ロイヤル・コペンハーゲンの器が可愛いらしいです。
二皿目の有田焼もそうですが、器が美しくチョイスがお見事。
器も料理の一部であることを再認識させてくれます。






盛り付けも含めて、シェフの女性的とも思える様な
繊細なセンスが、一貫してキラリ光ってましたね。
料理も全て美味しかったことは言うまでもありません。







道に迷ったり、時間に遅れたりと、ご迷惑お掛けして
ホントごめんなさい。この場からお店の方達にお詫びします。
それから外にまで出て、親切に道案内してくださったスタッフさんにも感謝。

お蔭で素敵な夜となりました。
産地から食材にこだわった、シェフ渾身の8皿。
夜のコースの満足度は高く、自信を持っておススメします。




Arancia (アランチャ)
福島県郡山市朝日3-6-3
レジデンス朝日2階
024-973-7267

アランチャパスタ / 郡山駅





円通院~どんじき茶屋 (宮城県松島町)

2012-04-21 | 東北

松島観光のメジャースポットですね。
遊覧船乗り場からの移動も徒歩5分と掛からない立地のため、
効率よく周れますので、時間のない旅人にも嬉しいところ。
並びには国宝の瑞巌寺も控えています。





季節的に緑が芽吹く前だったので、情景的には
あまり期待は出来ないものと思っていたんですけどね。
見事にその予想を裏切ってくれました。ホント良かったですよ。






まるで絵画の様で、暫し足が止まってしまいました。
静寂の院内を歩くだけで心が洗われ、癒されます。







景観や建造物を眼にして、こんな風に心が動くようになったのは
いわゆるアラフォーに年齢が差し掛かった頃からですね、きっと。
少なくとも若いころにはなかった感覚です。







「自分もそれなりの人生経験を重ねてきたからかも」なんて事を
思ってもみますが、長い年月、風雪に耐えてきた「三慧殿」の前では、
そんな偉そうな考えも簡単に吹き飛ばされてしまいますね。
国の重要文化財ですから当たり前ですが、圧倒的にスケール感が違います。






凛とした空気。
日常より時間の流れがゆっくりと感じます。
それが心地イイんですよね。





どこを切り取っても、絵になってしまいます。
ミシュラン・グリーンガイド 2ツ星は伊達じゃぁないです。







円通院を満喫した後、はす向かいの「どんじき茶屋」さんで一休み。
名物のずんだだんごを頂きました。
疲れるほどの距離は歩いていませんが、
程よい疲労感を感じた後の甘味は、やっぱ最高っすね。




前進松島!!

LaStanza スタンツァ (いわき市)

2012-04-16 | 東北

先月の話ですが、「海幸」さんで食事の後
帰り際に、いわき駅に立ち寄ってきました。
震災後直後、閑散としてしまった駅周辺の映像を
幾度となく見ていましたので、その後の「今」が
気になったのがその理由のひとつです。






一見、何事もなく穏やかな景色にも見えますが、
視線を足元に移せば、その爪痕や傷跡が目に映ります。
当然のことですが、震災や原発事故を過去のものにしてはいけないですね。






車を止めたコインパーキングから駅へ向かう途中で、
たまたま出会ってしまった「スタンツァ」さん。
通り沿いにメニューが出ていまして、ドルチェを頂く流れに。
ラストオーダーの時刻にもかかわらず、快く迎え入れてくださいました。感謝。

それぞれドルチェの盛り合わせと、ティラミスを注文しましたが、
どちらも軽めの甘さで、広がる余韻が贅沢で大人。美味しかったなぁ。
料理のメニューも見せてもらいましたが、雰囲気良さげでしたよ。
機会を見つけて再訪してみたいです。次回は食事で是非。







気が付かなかったけれど、シェフは女性だとか!

LaStanza (スタンツァ)
福島県いわき市平三町目8-2 3F
0246-35-5767

La Stanzaイタリアン / いわき駅